スペシャルフィギュア

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スペシャルフィギュアの図形

スペシャルフィギュア(英語:special figures)とは19世紀末から20世紀初頭にかけて存在したフィギュアスケートの種目の1つ。スケート靴のエッジを使い、片足でバランスを崩すことなく、どれだけ正確に氷の上に図形(フィギュア)を描くことができるかが競われた。8の字を基本形としたコンパルソリーに比べ、スペシャルフィギュアではロゼット十字など、スケーター自身が創意工夫をこらした、より複雑かつ精巧な図形が描かれる点に特徴がある。

かつてアメリカおよびイギリスにおいては、フィギュアスケートと言えばスペシャルフィギュアのように特定の図形を描くスケートを指した。しかし、20世紀初頭までに、よりリンクを大きく使って、音楽に合わせジャンプやスピンなどを行う、今日のフィギュアスケートの競技スタイル(当時は「国際スタイル」と呼ばれた)が主流となったため、競技としてのスペシャルフィギュアは姿を消した。今日では正確なスケーティングを身につけるための練習として行われることがある。

スペシャルフィギュアは1908年ロンドンオリンピックにおいてフィギュアスケート競技の1つとして実施された。この大会ではロシアのニコライ・パニンが優勝している。

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