コクマルガラス

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コクマルガラス
コクマルガラス
コクマルガラス Corvus dauricus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: カラス科 Corvidae
: カラス属 Corvus
: コクマルガラス C. dauuricus
学名
Corvus dauuricus
Pallas, 1776
和名
コクマルガラス
英名
Daurian jackdaw

コクマルガラス(黒丸鴉、Corvus dauuricus)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥。

分布

種小名dauuricusは、ダウーリア地方(「ダウール族の国」、バイカル湖の東)に由来。

大韓民国中華人民共和国台湾含む)、朝鮮民主主義人民共和国日本モンゴル人民共和国ロシア東部

日本には越冬のため本州西部、特に九州に飛来する(冬鳥)。(稀に北海道、本州東部、四国にも飛来することがある。)

形態

全長33cm。日本に飛来するカラス属では最小種。全身は黒い羽毛で覆われ、側頭部に灰色の羽毛が混じる。頚部から腹部の羽毛が白い淡色型と、全身の羽毛が黒い黒色型がいる。

嘴は細く短い。

生態

森林草原、農耕地などに生息する。ミヤマガラスと混群を形成することもある。

食性は雑食で、昆虫類、鳥類の卵や雛、果実種子などを食べる。

繁殖形態は卵生。樹洞などに集団で巣を作り、1回に4-6個の卵を産む。主にメスが抱卵し、その間はオスがメスに捕らえた獲物を与える。給餌は雌雄共に行う。

関連項目

参考文献

外部リンク