オータムカップ (笠松競馬)

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オータムカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 岐阜県地方競馬組合
競馬場 笠松競馬場
創設 1974年
2015年の情報
距離 ダート1900m
格付け SPII
賞金 1着賞金200万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン・北陸・東海・近畿所属
負担重量 3歳56kg、4歳以上57kg(牝馬2kg減)
出典 [1]
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オータムカップ岐阜県地方競馬組合笠松競馬場ダート1900mで施行する地方競馬重賞SPII競走である。正式名称は「スポーツニッポン杯 オータムカップ」、スポーツニッポン新聞社が優勝杯を提供している。

スポーツニッポン新聞社賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、東海公営競馬協議会会長賞[1]

概要

1974年に笠松競馬場ダート1900mのサラブレッド系4歳(現3歳)以上の東海(愛知・笠松)所属馬限定のハンデキャップの準重賞競走「オータムカップ」として創設。

2001年からは準重賞から重賞(SPII)に格上げとなり、更に中央競馬マイルチャンピオンシップのステップ競走の北陸・東海・近畿地区のブロック代表馬として、優勝馬は富士ステークススワンステークスのどちらかの競走に出走可能となり、更にこのどちらかの競走で上位2着までに入賞すると、マイルチャンピオンシップへ出走可能となり、並びに負担重量を「ハンデキャップ」から「馬齢重量」に変更された。

2003年から負担重量を「馬齢重量」から「別定重量」に変更されるも、マイルチャンピオンシップのステップ競走から除外され、2004年からは1着馬のみ、ダートグレード競走「JBCクラシック」の出走馬選定の対象馬として選出される(優先出走権ではない)。

施行距離は現在はダート1900mで施行されているが、マイルチャンピオンシップのステップ競走であった2001年と2002年ではダート1600mで施行された。

創設当初から2000年までは東海所属馬、重賞競走に格上げとなった2001年からは北陸・東海・近畿地区交流、2006年から2012年までは北陸・東海・近畿・中国地区交流、2013年以降は再び北陸・東海・近畿地区交流として行われている。馬齢はいずれもサラブレッド系3歳以上(2002年 - 2004年ではサラブレッド系3歳以上9歳以下)

2015年の出走条件はサラブレッド系3歳以上、北陸・東海・近畿所属[1]

歴史

  • 1974年 - 笠松競馬場のダート1900mのサラブレッド系4歳(現3歳)以上の東海所属馬限定のハンデキャップの準重賞競走「オータムカップ」として創設。
  • 2001年
    • 施行距離をダート1600mに変更。
    • 馬齢表示の国際基準への変更及びこの年から北陸・東海・近畿地区交流競走として施行。それらに伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳以上の東海所属馬」から「サラブレッド系3歳以上の北陸・東海・近畿所属馬」に変更。
    • SPIIに格上げ。
    • 負担重量を「ハンデキャップ」から「馬齢重量」に変更。
    • マイルチャンピオンシップへのステップ競走に指定され、1着馬のみ、マイルチャンピオンシップトライアルへの出走権が付与される様になる。
  • 2002年 - 出走条件を「サラブレッド系3歳以上の北陸・東海・近畿所属馬」から「サラブレッド系3歳以上9歳以下の北陸・東海・近畿所属馬」に変更(10歳以上の競走馬が出走不可となる)。
  • 2003年
    • 施行距離をダート1900mに戻す。
    • 負担重量を「馬齢重量」から「別定重量」に変更。
    • マイルチャンピオンシップへのステップ競走から除外。
    • 笠松の伊藤強一が調教師として史上初の連覇。
  • 2004年
    • JBC指定競走に指定。
    • 当時、笠松所属の川原正一が騎手として史上初の連覇。
  • 2005年 - 出走条件を「サラブレッド系3歳以上9歳以下の北陸・東海・近畿所属馬」から「サラブレッド系3歳以上の北陸・東海・近畿所属馬」に変更(10歳以上の競走馬が出走可能となる)。
  • 2006年 - この年から北陸・東海・近畿・中国地区交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系3歳以上の北陸・東海・近畿・中国所属馬」に変更。
  • 2011年 - 9月21日に開催予定が、台風15号の影響により開催中止[2]
  • 2013年 - 福山競馬場の廃止により中国地区に競馬場がなくなったため、再び出走条件を「サラブレッド系3歳以上の北陸・東海・近畿所属馬」に変更。笠松の伊藤強一が調教師として自身2度目の連覇。

歴代優勝馬

回数 施行年月日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第28回 2001年9月11日 ダイコクテイオー 牡6 笠松 1:40.1 東川公則 後藤保 柴田浩二
第29回 2002年9月24日 マルカバリー 7 笠松 1:40.8 安藤勝己 伊藤強一 河長産業(株)
第30回 2003年9月17日 エイシンオニオンタ 牡6 笠松 2:04.9 川原正一 伊藤強一 木村都
第31回 2004年9月17日 ミツアキサイレンス 牡7 笠松 2:05.0 川原正一 粟津豊彦 山本光明
第32回 2005年9月20日 ニューシーストリー 牡4 兵庫 2:03.6 永島太郎 尾原強 金須弘
第33回 2006年9月13日 レッドストーン 牡4 愛知 2:04.3 倉地学 角田輝也 後藤繁樹
第34回 2007年9月11日 ティアマット 牡4 笠松 2:07.1 東川公則 田口輝彦 冨士野年恭
第35回 2008年9月24日 マヤノオスカー 牡8 金沢 2:03.6 吉原寛人 田嶋弘幸 田所英子
第36回 2009年9月25日 トミノダンディ 牡5 笠松 2:04.3 東川公則 藤田正治 冨藤敏男
第37回 2010年9月24日 ヒシウォーシイ 牡5 愛知 2:02.5 岡部誠 川西毅 竹内三年
第38回 2011年9月21日 開催中止
第39回 2012年9月14日 エーシングレーソロ 牡7 笠松 2:00.5 岡部誠 伊藤強一 平井豊光
第40回 2013年9月27日 ドリームマジシャン 牡6 笠松 2:02.0 尾島徹 伊藤強一 山下定良
第41回 2014年9月25日 ノゾミダイヤ 牡3 愛知 2:02.1 大畑雅章 錦見勇夫 鈴置正文
第42回 2015年9月17日 マヤノクレド 牡7 愛知 2:02.6 今井貴大 川西毅 田所英子

※重賞競走として施行された2001年以降とする。

各回競走結果の出典

本競走優勝馬のマイルチャンピオンシップトライアル競走における成績

施行日 競走名 馬名 性齢 所属 着順 騎手
2001年10月27日 スワンステークス ダイコクテイオー 牡6 笠松 13着 東川公則

脚注

  1. ^ a b c 9/17オータムカップ他地区選定馬のお知らせ”. 笠松けいば. 2015年9月15日閲覧。
  2. ^ 【開催中止】 9月21日(水)の笠松競馬は台風15号の影響により中止いたします。 - 笠松けいばオフィシャルサイト

外部リンク