アンブレイカブル
アンブレイカブル | |
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Unbreakable | |
監督 | M・ナイト・シャマラン |
脚本 | M・ナイト・シャマラン |
製作 |
バリー・メンデル サム・マーサー M・ナイト・シャマラン |
製作総指揮 |
ゲイリー・バーバー ロジャー・バーンバウム |
出演者 |
ブルース・ウィリス サミュエル・L・ジャクソン |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
撮影 | エドゥアルド・セラ |
編集 | ディラン・ティチェナー |
製作会社 |
タッチストーン・ピクチャーズ ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ バリー・メンデル・プロダクションズ リミテッド・エディション・プロダクションズ |
配給 | ブエナビスタ |
公開 |
2000年11月22日 2001年2月10日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $75,000,000[1] |
興行収入 |
$95,011,339[1] $248,118,121[1] |
『アンブレイカブル』(原題: Unbreakable)は、2000年公開のアメリカ映画。
『シックス・センス』に続いて、M・ナイト・シャマラン監督、ブルース・ウィリス主演のサスペンス。タイトルのアンブレイカブルは直訳で「破壊不可能」、主人公の性質を指している。
キャッチ・コピーは「真実を知る覚悟はあるか」。
ストーリー
フィラデルフィアで乗客131人が死亡するという悲惨な列車事故が起きた。その中で、アメフト会場のしがない中年警備員のデイヴィッドはかすり傷1つ負わずに唯一生き残る。ある日彼の元に、イライジャと名乗る人物から手紙が届き、ディヴィッドは会いにいく。
コミックのコレクターであり、コミック関連の画商をしているイライジャは、些細なことでも骨折してしまう骨形成不全症という難病を持って生まれ、今まで何十回と骨折してきた男だった。そのような病気を持つため、彼は外出しにくく、コミックにはまるようになって今ではそれを生業にしているということだった。そのような生涯から、彼は体の脆い自分とは対極に位置する堅固な人間が存在するはずだと考え、それはコミックのようなヒーローであると信じていた。
ディヴィッドと出会ったイライジャは、その自分の考えをディヴィッドに伝えるが、彼は当然信じない。しかし逆にイライジャはディヴィッドこそ自分が探し求めていたヒーローであると確信する。
イライジャの考えを否定したディヴィッドだったが、思い当たる節はいくつもあった。大学時代にアメフト選手として名を挙げていたディヴィッドは交通事故によってけがをし選手生命を絶たれていたが、それは大学で付き合っていたオードリーと結婚するための嘘で、今までまったくけがや病気になったことがなかった。
さらに、イライジャと出会って以来、それまで気のせいだと思っていた、無意識のうちに危険人物を察知する能力を自覚し、雑踏の中からまったく面識もない(事件すら発覚していない)少女暴行監禁犯を探知する。そのほかにも驚異的な筋力など、イライジャが言うヒーローの能力を持っていた。
愛する妻子との関わりを通して自分の力を確信したディヴィッドは、少女暴行監禁犯をその能力で探し出して倒し、被害者を助け出す。そしてメディアは謎のヒーローの話題で持ちきりになる。ディヴィッドは、イライジャに感謝するため、彼のギャラリーに訪れる。しかしそこで実はヒーローを探し出すために、イライジャがフィラデルフィアの列車事故を始めとする数々の大規模事故を仕組んでいたことが発覚する。
ディヴィッドに通報されたイライジャは逮捕され、精神病院に入れられる。
キャスト
役名 | 俳優 | ソフト版 | テレビ東京版 |
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デイヴィッド・ダン | ブルース・ウィリス | 磯部勉 | 野沢那智 |
イライジャ・プライス | サミュエル・L・ジャクソン | 手塚秀彰 | 山寺宏一 |
オードリー・ダン | ロビン・ライト | 佐藤しのぶ | 相沢恵子 |
ジョセフ・ダン | スペンサー・トリート・クラーク | 渡辺悠 | 矢島晶子 |
イライジャの母 | シャーレイン・ウッダード | 一柳みる | |
マティソン医師 | イーモン・ウォーカー | 永井誠 | |
ケリー | レスリー・ステファンソン | 幸田夏穂 | |
13歳のイライジャ | ジョニー・ヒラム・ジェイミソン | 五十嵐優次郎 | |
ベビーシッター | ミケリア・キャロル | 増田ゆき | |
ノエル | リチャード・カウンシル | 金子由之 | |
ジェンキンズ | ジョーイ・ペリロ | 水野龍司 |
- テレビ東京版 - 初回放送 2005年11月12日『木曜洋画劇場』
- その他吹き替え:土井美加
評価
映画評論家の町山智浩は『ジャンボ・墜落/ザ・サバイバー』(1981年)とプロットが酷似していると指摘している[2]。
脚注
- ^ a b c “Unbreakable (2000)”. Box Office Mojo. 2010年2月5日閲覧。
- ^ ヴィレッジ:映画評論・批評映画com. 2004年9月1日