アレイシ・エスパルガロ
アレイシ・エスパルガロ | |
---|---|
2010年 イギリスGP | |
国籍 | スペイン |
生年月日 | 1989年7月30日(34歳) |
出身地 | カタルーニャ州グラノリェース |
ロードレース世界選手権での記録 - MotoGPクラスに参戦 - | |
現在のチーム | TeamSUZUKI Ecstar |
ゼッケン | 41 |
チャンピオン | 0 |
レース数 | 205 |
優勝回数 | 0 |
表彰台回数 | 2 |
PP回数 | 2 |
FL回数 | 0 |
通算獲得ポイント | 743 |
2015年の成績 |
11位 (81ポイント) |
アレイシ・エスパルガロ ( Aleix Espargaró, 1989年7月30日 - ) は、スペイン・カタルーニャ州グラノリェース出身のオートバイレーサー。 アレックス・エスパルガロとも表記される。2012年よりロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦する。
経歴
2004-2008
2004年のスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスで史上最年少のチャンピオンに輝いたエスパルガロは、翌2005年よりロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦デビューを果たした。セードルフ・レーシングでアルバロ・バウティスタのチームメイトを務め、シリーズランキング16位でデビューシーズンを終えた。
2006年はBQRチームに移籍し引き続き125ccに参戦していたが、第8戦ダッチTTよりマルティン・カルデナスの後釜[1]として、250ccクラスにステップアップを果たした。250ccデビューシーズンはシリーズランキング19位を記録した。またこの年には弟のポル・エスパルガロが125ccクラスに参戦を開始した。
2007年はブルセンス・アプリリアチームに移籍しシリーズ15位、翌2008年はロータス・アプリリアチームでアレックス・デボンをチームメイトにシリーズ12位と成績を伸ばしていった。
2009
2009年シーズン開幕前のエントリーリストではカンペテーラ・レーシングからの参戦が予定されていたが後にキャンセルされ[2]、世界選手権でのレギュラーシートを失ってしまった。そのためエスパルガロは次年度より始まるMoto2規格のマシンの開発ライダーを務め、スペイン国内選手権にテスト参戦することになった。MotoGP第7戦ダッチTT・第9戦ドイツGPには、ガボール・タルマクシが去った後の250ccクラスのバラトンリンク・チームから代役参戦[3]し、それぞれ4位・7位という好成績を残した。
第12戦インディアナポリスGPと第13戦サンマリノGPには、ミカ・カリオの代役[4]としてプラマック・レーシングから最高峰MotoGPクラスにデビューを果たした[5]。スペイン選手権時代より宇井陽一に憧れて、宇井と同じゼッケン41を使用し続けてきたアレイシだったが、MotoGPではすでにガボール・タルマクシがNo.41を使っていたため、この年に限っては弟のポルと同じゼッケン44を付けることになった[6]。この2戦でエスパルガロはそれぞれ13位、11位という安定した成績を残した。これが評価され、翌2010年からはニッコロ・カネパに代わりプラマック・レーシングのレギュラーシートに収まることになった[7]。終盤2戦にはそのカネパが負傷欠場となったことによって再び代役参戦を果たし、合計4戦出場・全レースでポイントを獲得し、シリーズランキング18位を記録した。
2010
MotoGPフル参戦初年度となった2010年シーズン、エスパルガロはほぼ全てのレースでチームメイトのカリオを上回る結果を残し、第4戦イタリアGPと第16戦オーストラリアGPでベストリザルトとなる8位でフィニッシュ、シリーズランキング14位を記録した。
2011
2011年シーズンはMotoGPクラスでのシートを確保できなかったため、シト・ポンス率いるポンス・レーシングからMoto2クラスに参戦することとなった[8]。また弟のポルも125ccからMoto2にステップアップするため、同クラスでの兄弟対決が実現することとなる。開幕して数戦は思うようなパフォーマンスを発揮できなかったが、第4戦フランスGPで予選4位・決勝6位と初めて上位に食い込むと、地元となる第5戦カタルニアGPでは自身およそ3年ぶりとなるフロントロウ2番グリッドを獲得。レースでも優勝争いに絡む走りを見せ、自身初の表彰台3位を獲得する活躍をみせた。
2012-2013
2012年シーズンより、MotoGPクラスへの昇格が決まる。アスパーチームよりアプリリアのCRTマシンで参戦する。CRT勢のライダーでありながら、2013シーズンは複数回一桁順位で完走する等ワークスマシン勢を超える安定した成績を度々残し、CRTクラスでは2年連続トップとなる総合年間ランキング11位となり「CRT勢の雄」と称された。
2014
Forwardに在籍。アラゴンGPにて最高位2位を獲得。
2015
TeamSUZUKI ECSTARへ移籍する。ファクトリチームへの在籍は初。カタルニアGPにてPPを獲得。 フランスGPではFP中の転倒により、レース後に右手親指の腱の手術を行なった。
ロードレース世界選手権 戦績[9]
- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
シーズン | クラス | バイク | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 順位 | Points |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004年 | 125cc | ホンダ | RSA | SPA | FRA | ITA | CAT | NED | BRA | GER | GBR | CZE | POR | JPN | QAT | MAL | AUS | VAL 24 |
NC | 0 | ||
2005年 | 125cc | ホンダ | SPA 14 |
POR 16 |
CHN 7 |
FRA 12 |
ITA 17 |
CAT 15 |
NED Ret |
--- | GBR Ret |
GER 9 |
CZE 13 |
JPN 12 |
MAL 15 |
QAT 18 |
AUS 17 |
TUR 17 |
VAL 11 |
16位 | 36 | |
2006年 | 125cc | ホンダ | SPA Ret |
QAT 17 |
TUR 21 |
CHN 16 |
FRA | ITA Ret |
CAT Ret |
NC | 0 | |||||||||||
250cc | ホンダ | NED 15 |
GBR 12 |
GER 15 |
--- | CZE Ret |
MAL 9 |
AUS 15 |
JPN Ret |
POR 13 |
VAL 13 |
19位 | 20 | |||||||||
2007年 | 250cc | アプリリア | QAT 11 |
SPA Ret |
TUR 11 |
CHN 11 |
FRA 18 |
ITA 12 |
CAT 20 |
GBR Ret |
NED 17 |
GER 11 |
--- | CZE 13 |
SMR 12 |
POR 12 |
JPN 17 |
AUS 14 |
MAL 10 |
VAL 12 |
15位 | 47 |
2008年 | 250cc | アプリリア | QAT 9 |
SPA 9 |
POR 11 |
CHN 9 |
FRA 9 |
ITA 9 |
CAT Ret |
GBR 10 |
NED 17 |
GER 13 |
--- | CZE 10 |
SMR Ret |
IND C |
JPN 7 |
AUS 8 |
MAL 5 |
VAL 7 |
12位 | 92 |
2009年 | 250cc | アプリリア | QAT | JPN | SPA | FRA | ITA | CAT | NED 4 |
--- | GER 7 |
GBR | CZE | 17位 | 22 | |||||||
MotoGP | ドゥカティ | IND 13 |
SMR 11 |
POR | AUS | MAL 11 |
VAL 13 |
18位 | 16 | |||||||||||||
2010年 | MotoGP | ドゥカティ | QAT Ret |
SPA 15 |
FRA 9 |
ITA 8 |
GBR 10 |
NED 10 |
CAT Ret |
GER Ret |
USA Ret |
CZE 12 |
IND 9 |
SMR 11 |
ARA 10 |
JPN 14 |
MAL Ret |
AUS 8 |
POR Ret |
VAL 11 |
14位 | 65 |
2011年 | Moto2 | ポンス カレックス | QAT 11 |
SPA 24 |
POR Ret |
FRA 6 |
CAT 3 |
GBR 18 |
NED 16 |
ITA 9 |
GER Ret |
--- | CZE 6 |
IND 10 |
RSM Ret |
ARA 5 |
JPN 31 |
AUS 13 |
MAL 8 |
VAL 21 |
11位 | 76 |
2012年 | MotoGP | ART | QAT 15 |
SPA 12 |
POR 12 |
FRA 13 |
CAT 13 |
GBR 11 |
NED Ret |
GER 13 |
ITA 13 |
USA 9 |
IND 10 |
CZE 10 |
RSM Ret |
ARA 10 |
JPN 12 |
MAL 8 |
AUS 10 |
VAL 11 |
12位 | 74 |
2013年 | MotoGP | ART | QAT 11 |
AME 11 |
SPA 9 |
FRA 13 |
ITA 8 |
CAT 8 |
NED 8 |
GER 8 |
USA Ret |
IND 12 |
CZE 10 |
GBR 10 |
RSM 13 |
ARA 11 |
MAL 9 |
AUS 11 |
JPN Ret |
VAL 11 |
11位 | 93 |
2014年 | MotoGP | Forward | QAT 4 |
AME 9 |
ARG 15 |
SPA 7 |
FRA 9 |
ITA 9 |
CAT 6 |
NED 4 |
GER 6 |
IND Ret |
CZE 8 |
GBR 9 |
RSM Ret |
ARA 2 |
JPN 11 |
AUS Ret |
MAL Ret |
VAL 7 |
7位 | 126 |
2015年 | MotoGP | SUZUKI | QAT 11 |
AME 8 |
ARG 7 |
SPA 7 |
FRA Ret |
ITA Ret |
CAT Ret |
NED 9 |
GER 10 |
IND 14 |
CZE 9 |
GBR 9 |
RSM 10 |
ARA 6 |
JPN 11 |
AUS Ret |
MAL Ret |
VAL 7 |
11位 | 105 |
脚注
- ^ シーズン途中にレプソル・ホンダチーム(250ccクラス)のセバスチャン・ポルトが現役を引退したため、BQRチームのカルデナスはその後釜としてレプソルチームに移籍した。
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/2009+provesional+entry+list+Melandri+in+Hayate+Racing
- ^ 正確には、タルマクシの後継となったバルザス・ネメスが負傷欠場したための代役参戦。
- ^ カリオは療養欠場中のケーシー・ストーナーの代役としてワークスのドゥカティ・マルボロチームから参戦。
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/Espargar+to+make+MotoGP+debut+at+Indy
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/great+debut+for+aleix+espargaro+0
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/espargaro+and+pramac+together+in+2010
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/aleix+espargaro+with+sito+pons+in+2011
- ^ http://www.motogp.com/ja/riders/profiles/Aleix+Espargaro
外部リンク