さよならの夏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。PC756 (会話 | 投稿記録) による 2014年10月6日 (月) 00:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎脚注)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

さよならの夏
ジャンル テレビドラマ
脚本 石松愛弘
出演者 岩下志麻細川俊之有馬稲子高松英郎織田あきら桃井かおり竹井みどり ほか
オープニング 森山良子『さよならの夏』 
製作
プロデューサー 香坂信之
制作 よみうりテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1976年4月1日〜1976年6月24日
放送時間木曜日21:00〜21:54
放送枠よみうりテレビ制作木曜9時枠連続ドラマ
放送分54分
回数13
テンプレートを表示

さよならの夏』(さよならのなつ)は、1976年4月1日から同年6月24日までよみうりテレビ(制作)・日本テレビ系列の毎週木曜日21:00〜21:54の枠で放送されたテレビドラマ。全13回。

原作は原田康子の小説『廃園』(筑摩書房1958年刊、のちに角川文庫より出版)。

概要

横浜の山の手にある平穏な一家・槇田家と簑島家が物語の中心。両家は、土木技師の槇田修二と実業家・貿易商の簑島耕造が大学の先輩・後輩の関係で家族ぐるみの交際があった。しかし一方で、修二は簑島の妻・綾子の落ち着いたような淑女の魅力に惹かれるように、そのまま関係を持つようになった。すでに耕造への愛が冷めていた綾子にとって修二が心の支えともなっていた。むつ子は以前から綾子が苦手な存在だったが、後に修二と綾子の関係を知ってショックを受ける。そのむつ子も、修二の娘・陽子の家庭教師をしている京太(耕造の養子)にほのかな恋心を抱かれ、この二人もいつしか関係を持つ。陽子の紫斑病という心配事を抱えながらの、不倫の恋の関係を描き、夫婦の愛とは何か、そのあり方を描いた作品[1]。テレビドラマは「文芸メロドラマ」とも紹介されていた[2]

キャスト

スタッフ

主題歌

  • 『さよならの夏』 歌:森山良子(作詞:万里村ゆき子、作曲・編曲:坂田晃一
    この曲はのちに手嶌葵の曲として、『さよならの夏 〜コクリコ坂から〜』のタイトルでカバーされ(2011年6月1日シングルリリース)、2011年のアニメ映画『コクリコ坂から』の主題歌となった。
    • 挿入歌:『ガラス色の午後』 歌:森山良子(作詞:万里村ゆき子、作曲・編曲:坂田晃一)
    • 挿入歌:『ひとり旅』 歌:織田あきら(1976年発売、RCAレコード
      劇中で、織田演じる京太がギターで弾き語る曲としても登場した[3]

脚注

  1. ^ 参考:読売新聞朝日新聞毎日新聞京都新聞北海道新聞 各縮刷版(1976年4月~1976年6月)
  2. ^ 1976年4月1日 毎日新聞テレビ欄での本作の紹介記事より。
  3. ^ 週刊TVガイド 1976年4月16日号 112ページより。
よみうりテレビ日本テレビ よみうりテレビ制作木曜21時台枠ドラマ
前番組 番組名 次番組
女の橋
(1976.1.8 - 1976.3.25)
さよならの夏
(1976.4.1 - 1976.6.24)
渇愛
(1976.7.1 - 1976.9.30)