VisualBoyAdvance

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VisualBoyAdvance(ビジュアル ボーイ アドバンス)とは、ゲームボーイゲームボーイカラーゲームボーイアドバンスのゲームをプレイすることが可能なエミュレータの一つである。VBAと略されることが多い。

特徴[編集]

Windowsの他にBSD、Mac OS X、BeOS、LinuxなどのOSで利用できる。またオープンソースソフトウェアのため、派生版が多いのも特徴である。英語の他にパッチを利用することで他言語にも対応する。さらに動作推奨スペックが比較的低いため、古いパソコンでも快適に動作する。機能面では、処理速度を自由に変更したり、任意のところでセーブできるクイックセーブ(ステートセーブ)機能や、録画機能などに対応している。

歴史[編集]

本エミュレータの開発は、「Forgotten」により開始された。彼が開発から降りた後、彼の弟が率いる「Team VBA」が開発を引き継いだ。 公式による開発は2004年のversion 1.8.0 beta 3で終了しており、その後は様々なデベロッパーによる派生版の開発が行われた。 それらの派生版を一つに統合すべく、VisualBoyAdvance-Mの開発が進められている。

動作推奨スペック[編集]

動作環境(Windows版)

OS:Windows 98/ME/2000/XP/Vista/7 (Windows 95未対応?) Windows NT (DirectX描画を利用しないことで動作可)


CPU:Pentium III 500MHz (推奨) Pentium III 800MHz以上  GB/GBCの場合は Pentium II 200-300MHzぐらい

描画: DirectX (v7.0a以降、v1.8.0よりv9.0c以降) / OpenGL / GDI  16ビットカラー(ハイカラー)以上

その他:キーボード/ジョイパッド GBA BIOSファイル(任意)

Windows7でVBAを起動すると、ROMを読み込んだ後、一瞬画面が暗くなるが、動作に問題はない。


動作環境(Android版)

ここではWindows版VBA-MをベースとしたGBA.emuについて紹介する。

OS:Android 2.3以上

CPU:1GHz以上

機能[編集]

VisualBoyAdvanceは以下の機能に対応している。

  • ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのROMに対応
  • 他のエミュレータで保存したセーブデータのインポート/エクスポートに対応
  • ステートセーブに対応
  • ジョイパッド対応
  • スーパーゲームボーイとスーパーゲームボーイ2の「境目(border)」と「カラーパレット(color palette)」に対応
  • ゲームボーイプリンターのエミュレートに対応
  • リアルタイムIPSパッチングに対応
  • ROMのハック、デバッグに対応。ロガー、ビュアー、エディターが含まれている。
    • SDL バージョンにもゲームボーイアドバンスデバッガーが含まれる。
  • 連射機能対応
  • クロックアップに対応
  • フルスクリーンモード対応
  • 画面キャプチャに対応
  • プロアクションリプレイ、エックススターミネターアドバンスのチートコード対応 (Windowsのみ)
  • 録音(WAV形式)録画(AVI形式)に対応
    • VisualBoyAdvanceとその派生版独自の形式のビデオフォーマットでの録画も可能。
  • 画面を拡大するためのフィルター、「2xSal」、「Super2xSal」、「Super Eagle」、「AdvanceMAME」、「Pixelate」、「Motion blur]に対応。
  • GUIスキニングに対応

これに加えてVisualBoyAdvance-Mがサポートしている機能

  • HQ3x/4xピクセルフィルターに対応
  • インターネットやLAN上でのネット接続に対応

派生版[編集]

ソースコードが公開されているため、派生版が多数存在する。

VBALink[編集]

LAN経由や同時起動などで通信機能をエミュレートすることができる。

VisualBoyAdvance CE[編集]

Ver1.7xをベースとしており、低スペックパソコン向けに開発されている。動作を軽くするため、画面フィルター機能などを消去されている。 動作は若干軽い。

VBAの違法性[編集]

VBAを含むゲームエミュレータ自体には全く違法性は無いが、問題は使用するゲームROMである。 日本においては、自ら複製したROMを私的に使用することは法的に問題ない。(ただしコピープロテクションが掛っているROMを、なんらかの方法でプロテクトを解除しての複製行為は違法となる。) 2010年4月1日まではインターネット上からROMなどをダウンロードするのは違法ではなかったが、現在法律が見直され、このような行為は違法行為の対象となった。