ThinkPad G

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ThinkPad Gシリーズ(シンクパッド ジー -)は、レノボ(元はIBM)のノートパソコンThinkPadブランドの一シリーズ。

概要[編集]

Gシリーズは、ThinkPadの中でも"デスクトップ リプレイスメント"と位置づけられ、省スペースデスクトップパソコンの代わりとして用いられることが想定されている。フロッピーディスクドライブのある3スピンドルノートPCであり、PS/2コネクタパラレルポートなど一部のレガシーデバイスが存置されている。光学ドライブはウルトラベイに対応しておらず、固定式である。 基本的に15.0V型のXGAまたはSXGA+液晶ディスプレイを搭載している。GPUチップセット内蔵のものが用いられ、仕様は一貫して低コスト重視となっている。

低価格だが発熱量の多いデスクトップパソコン用のCPUを搭載することを前提とした大きな筐体であり、ベイデバイスを含めた重量は4.1kgにも達する。最大120w消費電力に対応し、ACアダプタも大容量の専用品となっている。モバイル用途はほとんど考慮されていないものの、急な停電時などで1 - 2.5時間程度は内蔵バッテリーで運用可能である。 コンフォートスラント(傾斜)・キーボードを採用し、ウルトラナビは装備されていない。

ThinkPad G4x系統[編集]

2003年4月発表。Aシリーズの後継機種として登場したが、しばらくは併売され、Gシリーズ登場後もAシリーズの新製品が続いた。

G40ではデスクトップ用のCPUが搭載された。

ラインナップ

ThinkPad G5xシリーズ[編集]

2006年7月にG5xシリーズとなり、プラットフォームが代替わりした。Intel 945GM Expressチップセットに、Core Duoまたは Celeron Mプロセッサーが組み合わされた。

ラインナップ
  • G50

外部リンク[編集]

Lenovo ノートパソコン ThinkPad G シリーズ (現行モデル、日本語)