T-シリーズ
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T-シリーズ(T-SERIES)とは、『ターミネーターシリーズ』に登場する架空のアンドロイドの総称。映画の設定に沿ってより正確に記述すると「サイバーダインシステムズ・モデルX0XシリーズXXX(Cyberdyne Systems Model X0X Series XXX)」という型番になる。モデル番号は潜入型ターミネーターの物理的外見(アーノルド・シュワルツェネッガーが演じたものは101型)、シリーズ番号はターミネーター自身の型番をそれぞれ表している。(T-500~)T-600~T-850は骨格の形状が類似しており、これらはすべて101型と考えられる。外見を液体金属により自在に変化できるようになったT-1000、およびT-Xにはモデル番号は与えられていない。
また、機械軍の施設では視覚センサーを通して、通信する機能を備えている設備もあり、抵抗軍側では人間がそれを用いることができるようにセンサーを搭載した端末を利用することもある。
映画の展開によって未来が変更されていく内容であるため、開発された年代にずれが生じることとなる。また、ユニバーサルスタジオ内のアトラクション『ターミネーター2:3-D』におけるストーリーを含むと、『ターミネーター3』以降の内容といくらか矛盾が生じる。
[編集] ターミネーター
- T-1
- 『ターミネーター3』『ターミネーター4』(小説版のみ)
- 2004年に制作された、サイバーリサーチシステムズ(CRS)が最初に開発したターミネーター。T-800やT-1000などの潜入型と違い、キャタピラによる移動に加え両腕がむき出しのガトリング砲(GAU-19)になっているなど、明白にロボットと認識できる外見をしている。未公開映像の中では戦車型と表現されていた。
- 劇中では、CRSの倉庫で大量に保管されていた所をT-Xによりプログラムを書き換えられ、スカイネットの起動と同時に人間を抹殺するためハンター・キラー(H.K.)とともに動き出し、所内の人間を無差別に殺害していった。常時ガトリング銃を装備しているため、単純な火力としては潜入型よりも勝っている可能性があるが、思考力は大きく劣っているらしく、運動性や機敏性に至っては比較にならないほど劣悪で、劇中では射撃、索敵、走行程度の単純な行動しか見せておらず、T-850との戦いでは天井裏に隠れていたT-850の奇襲を受けた挙句、頭部をへし折られ一瞬で破壊されてしまった。また反対側の通路から現れたT-1も、先の戦いで破壊したT-1のガトリング銃をもぎ取ったT-850によって反撃する間も無く蜂の巣にされている。
- 『3』の小説版では、2029年にT-Xが開発・生産された事に伴って、T-600、T-800、T-1000ともども廃棄された事が語られている。未来世界における武装は、海軍の軍艦が個艦防御火器に用いていた実績のある、劣化ウランを使った12.7mm口径の徹甲弾を1分当たり3千発近く発射できるチェーンガンと説明されている。
- なお、劇中のT-1は全て精巧に作られたロボットを実際に動かして撮影したもので、CGは一切使われていない。
- 『ターミネーター4』では小説版のみに登場。全体的に、映画本編のT-100を代替している。
- T-70
- 『ターミネーター2:3-D』
- 1990年代後半に新生サイバーダイン・システムズ社が生み出した最初のターミネーター。自立歩行で動き両腕にマシンガンを装備。
- アトラクション内の観客を待たせるところのポスターのようなものにステータスが書いてあり、一回の充電で2kmを走行可能で、銃の命中率は80%らしい。
- T-100
- 『ターミネーター4』
- 『3』で登場したプロトタイプ(T-1)を基に、スカイネットが発展させた改良型で、戦車型ターミネーターの第2段階モデル。スカイネットセントラル内にある収容所の中に監視役として配備されている。プロトタイプは頭部の形状が丸みをおびていたが、改良型は縦長になっている。シルエットもプロトタイプよりスマートな形状となっているが、全体的には大型化されている。武装は両腕のガトリング銃。
- 『ターミネーター4』のカットされたシーンでは、スカイネットの研究開発施設の地下通路に1機配備され、水中から身を乗り出してジョン達に襲い掛かるが、逆に一斉射撃を受けてあっけなく破壊された。
- T-500
- 映画未登場
- T-600のプロトタイプ。
- T-600
- 『ターミネーター』『ターミネーター4』『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』
詳細は「T-600」を参照
- T-700
- 『ターミネーター4』
- 人型ターミネーターの第2段階モデル。T-800の前段階として量産された。シリーズ700とも呼称されている。T-600を小型化した機体だが、T-800よりは大きい。基本的にはT-600と変わらない構造と形状を持つ。サンフランシスコにあるスカイネットセントラルの工場で生産されているがT-600に比べてまだ生産数が少ないのか、配備はスカイネットセントラルのみである。劇中ではエンドスケルトン(内骨格剥き出し)状態で登場するが皮膚(正面が剥けている顔を布で、体を服で覆っているので、ゴムなのか生体細胞なのかは不明)で覆われている物も存在する。
- T-800
- 『ターミネーター』『ターミネーター2』『ターミネーター4』
詳細は「T-800」を参照
- T-850
- 『ターミネーター3』
詳細は「T-800#T-850」を参照
- T-888
- 『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』
詳細は「T-888」を参照
- T-900
- ゲーム『ターミネーター3・ザ・レデンプション』
- グリーン・レッド・イエローの三種類に分かれ、機械軍の歩兵を務める。耐久力は低い。T-800等の潜入型とは違い、戦場向けに設計されているので、機体の開口部は少なめで、生体細胞による外観処理は施されていない。
- T-1000
- 『ターミネーター2』
詳細は「T-1000」を参照
- T-1001
- 『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』
詳細は「T-1000#T-1001」を参照
- T-1000000
- 『ターミネーター2:3-D』
- スカイネットのセンターコアの防御用である液体金属型巨大ターミネーター。通称T-Meg。T-1000の体積を増したようなもの。スカイネットに侵入するもの全てを攻撃する。T-1000と同じく武器は内蔵しない。
- T-X
- 『ターミネーター3』
詳細は「T-X」を参照
- T-RIP
- 『ターミネーター4』
- RIPは“Resistance Infiltrator Prototype”「レジスタンス潜(侵)入型プロトタイプ」の略で、製造されたのは劇中で確認できる限り、元死刑囚のマーカス・ライトから作られた脳と心臓を持つ人間ベースのものの1体だけである。また、1体だけ作られたもののマーカス・ライトの個体名を有しており、スカイネットや機械軍のデータベースにもこの個体名で記載されている。骨格は他のターミネーターと材質は同じだが、形状は人間の骨格を模している。体表を覆う生体細胞は人間だった頃のマーカスと外観は同じで、負傷すると血を流すのも同じだが再生能力は強化されており、小さな傷なら短時間で完治する。また、心臓も強化されているが人間と同様に急所で、心停止になると機能を停止する。動作はマーカス・ライトの脳を転用している故か前のT-600やT-700と違って、人間らしい動きどころかほぼ人間そのままの動きをしている。後頭部に発信用チップが内蔵されている。また、人間に模すためかT-800などではデータとして記録されるのみだった痛覚などは普通の人間同様に感じることができるようになっており、撃たれた時や溶鉱を浴びて手の骨格が剥き出しになった時などは叫び声をあげている。
- TOK715
- 『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』
- 個体名はキャメロン・フィリップス。女性の姿をした再プログラム・ターミネーター。2027年の世界から現代世界に送られてきた。
詳細は「TOK715」を参照
[編集] T-シリーズには含まれないターミネーター
- I-950
- 小説『新ターミネーター2』
- スカイネットがバイオテクノロジーを用いて生み出した人間の子供達を、生後間もない内に手術を施して作られた、半機械・半生物の、それまでとは異なる人間ベースの新型ターミネーターで『潜入者(Infiltrator)ユニット』と呼ばれる。脳内に小型コンピュータが埋め込まれており、スカイネットとの通信の他、肉体の代謝機能までもコントロールする。スカイネットはこうしたI-950型のターミネーターを何体も生み出したが、そのうちスカイネットの期待通りに成長しなかった者たちは『失敗作』とみなされ処分されていった。
- 特徴としては、人間をベースとしたことで従来のターミネーターには欠けていた『人間らしさ』を持つことが挙げられる。ただし、これは幼児期の教育によるものなので後に作られたクローンは人間らしさが欠けていた。
- 身体能力は人間とは比較にならないほど高いが、肉体的には人間と大差なく脆い。作品中では頭部を銃で撃ち抜かれ生物的に死亡する。しかし、肉体的な死を迎えても内蔵されたコンピュータが電気信号を送ることにより、少しの時間なら体を動かすことが可能である。
- ハンターキラー
- 『ターミネーター』『ターミネーター2』『ターミネーター2:3-D』『ターミネーター3』『ターミネーター4』『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』小説『新ターミネーター2』
- 「狩人を殺す者」という名を持つ人工知能搭載の掃討用移動戦闘マシーン。通称「HK」。機械と人間との戦争が行われている未来世界ではターミネーターと並ぶ機械軍の主戦力である。『T1』、『T2』のオープニング等に登場する飛行機型「ハンターキラー エリアル(HK-Aerial)」や戦車型「ハンターキラー タンク」や等、昆虫型等のモデルが存在しサイズも大型から小型まで多様である。また、飛行機型や戦車型は共通してフェイズドプラズマ砲やミサイル、サーチライトを装備している。
- 『T1』ではオープニングで飛行機型が最初に登場し、視聴者に対して最も早くその姿を披露した存在。また、2番目は戦車型である。それから、劇中ではカイルがサラに「機械をコントロールしている」と説明している場面があるので、機械軍における将校や指揮官の役割を有している模様。
- 『T3』ではサイバー・リサーチ・システムズ(CRS)が開発したプロトタイプが登場。その内一体はスカイネットが直接コントロールしている模様。外観はステルス戦闘機に酷似している。機関銃を2門揃え、小型のミサイルを搭載した対人用小型飛行機であり、AIも備わっている。
- また、戦車型は先述のT-1から発展しているようだ。
- 海外で販売されているターミネーターOPに登場する戦車型のプラモデルには『24時間都市を徘徊し人間を発見次第抹殺する移動砲台』という肩書きが付いている。
- 2018年を舞台とする『T4』登場の飛行機型は今までのシリーズで登場した主な物が2029年から2032年の型であるのに対し、2018年という一回り昔という時代のためか細部のデザインが変更されている。しかし性能は後の時代の型と比較しても決して劣っておらず、劇中ではブレア達が駆る2機のA-10との空中戦で1機が背後を取られて撃墜されるものの、別の1機がA-10編隊の背後からフェイズドプラズマ砲で攻撃を仕掛け、2機とも撃墜した。なお、『4』小説版では主武装がフェイズドプラズマ砲ではなくガドリング砲となっており、より旧型である面が強調されている。
- ハーヴェスター
- 『ターミネーター4』
- 人間捕獲用に開発された巨大ロボットの実験用人間捕獲機のターミネーター。ハーヴェスターは、「収獲機」を意味する。全高は約25m(パンフレットより)。製作スタッフの発言では、高さ15.5mとされており、機体差があるか、あるいは途中で設定を変更したかのどちらかと考えられる。スカイネットは人間に近いターミネーターを作るため人間を捕獲し細胞の研究を開始。それに沿い開発された。左肩にはショルダーキャノンが装備されていて逃走する者を砲撃して破壊。その精度は頭部の視覚センサーとショルダーキャノン本体内蔵のレーザー照射による2重捕捉式のため高く、目標が自動車大のサイズならばたとえ走行中であっても基本的に百発百中である。巨体から繰り出されるパワーが最大の武器で、建造物を破壊して内部に潜んでいる人間達を両腕のマニピュレーターで生け捕りにする。両腕の他に腹部には2本の副腕が装着されており、人間の生け捕りは主に副腕で行っている。また、低い機動性を補う為に両脚部にはモトターミネーターを格納している。長距離移動の際はトランスポート上部に収納される。『4』小説版ではショルダーキャノンと、これとは別のより小型の火器を装備しているが、それぞれ「大きい銃」と「小さい銃」としか表記されていないため詳細は不明。
- モトターミネーター
- 『ターミネーター4』
- 人間捕獲用のターミネーター。ハーヴェスターの両脚部から発進するバイク型の自走式マシーン。ハーヴェスターは巨大である分機動性が低いため、車などで遠距離に逃亡した敵を追跡、抹消することを主な任務とする。人型のターミネーターに比べて驚異的な追跡能力を有し、タイヤが接地さえしていれば車体はギリギリまで横倒しにできる上、障害物を回避する能力も非常に高い。武装はプラズマ砲(『4』小説版ではミニガン(マシンガン))を両サイドに備えている。追跡に当たり、様々な妨害があることを予測されているため、ある程度の自己判断能力を与えられている。また、従来のターミネーターと同じく、プログラムを書き換えることで味方にすることが可能である(音に敏感という性質を利用してジョンが捕獲しチップを制御されてバイク代わりに使われるシーンがある)ジョンが搭乗していた事から手動でのコントロールも可能な模様であり、ひいてはT-シリーズの搭乗も視野に入れていた可能性がある。製作に当たってはイタリアのドゥカティ社が関与している。
- トランスポート
- 『ターミネーター4』
- 大型輸送機のターミネーターであり、ハーヴェスターが捕獲した人間をスカイネットの基地まで運ぶために運用される。これまでに登場したターミネーターの中では最大級のサイズを誇る。外見はハンターキラーのように見えるが、ハンターキラーのエンジンポッドは左右合計2基なのに対し、本機は前後2基ずつの計4基を装備されている。その理由は、劇中で確認されているだけでも、ハーヴェスター1機(機体上部に)、モトターミネーター2機(ハーヴェスターの両脚部に)、ハンターキラー2機(機体下部)を搭載しているため、自重が重くなり高出力が要求されたためである。捕獲した人間の収容スペース(機体前部にあるカーゴベイ)も設置されている。
- また、機首部分がそのままハッチになっており、捕獲した人間をそこから移動させるようになっている。トランスポートもハンターキラー同様、エンジンポッドを90度傾斜させることで、VTOL(垂直上昇)機能を確保している。特に戦闘、武器はない。
- 『4』小説版では捕獲された人間を乗せた状態の本機を攻撃するようジョンがブレアと彼女の同僚のパイロットであるミラディに命じたのに対し、ミラディが人間を巻き添えにする可能性を指摘するが、ジョンは彼の指摘に対して「推力が低下しても自動着陸装置が働く」と説明している。この部分から考慮する限り、積荷を無事に運ぶという、輸送機として求められる能力は問題ない模様。
- エアロスタット
- 『ターミネーター4』
- 円形状の偵察用小型機のターミネーター。内蔵されたファンで飛行し、ホバリングも可能な、飛行機型ハンターキラーの小型版。トランスポート下部に収納されている。戦闘は考慮されておらず、耐久力も貧弱である。3眼一体型の視覚センサー(予備と思しき単眼型のものもある)で目標を発見するとデータをハンターキラーに転送する。
- ハイドロボット
- 『ターミネーター4』
- 水域パトロール用のターミネーター。蛇のような胴体と、鉤爪と掘削用ドリル、センサーがついた頭部を持つ。人間を発見すると集団で噛み付く(正確には、口に当たる部分に付けられた掘削用ドリルと尾先についた針で攻撃してくる)。また、水面上や水際の人間に対しても飛びついて攻撃することが可能。原型は海底の鉱物資源の掘削用に開発したアクアティック・ワークボットのロボットであり、それをスカイネット・リサーチ社が兵器にしたとされる。
- 弱点としては、攻撃手段が近接攻撃手段に限れられていることと、水中以外では機体性能を十分に発揮できないこと、そして機体が人型ターミネーターより小さいためか、耐久性に劣ること(センサーが集中している頭部はとりわけ脆い)。実際『4』劇中では拳銃やアサルトライフルの銃撃で機能を停止している。しかし小型ながら攻撃力は高く、劇中では川の水面上空を低空飛行していた抵抗軍のUH-1(『4』小説版ではUH-60)の装甲を突き破っている。
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