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Real Virtuality

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Real Virtualityは、Bohemia Interactive Studio (BIS) 社が開発したゲームエンジンである。

概要

当初はPoseidonと呼ばれており、現在でも内部的なコードネームとして時々そう呼ばれるという。1997年に作られたPoseidonのエンジンデモ、「Dawn of Flashpoint」は現在でも公開されている[1]

グラフィック・物理学・スクリプティング・ユーザインタフェースなどを担うゲームエンジンであり、Bohemia Interactive Studio社が開発した作品の殆どに採用されている。大きく分けて三つの世代がある。

Real Virtuality 1

DirectX 7に最適化されている。内蔵スクリプティング言語のコマンド数は350程度である。

採用作品
  • Operation Flashpoint: Cold War Crisis (2001年)
    • Operation Flashpoint: Resistance (2002年)
    • ArmA: Cold War Assault (2011年)
  • VBS1 (2002年)

Real Virtuality 2

DirectX 9.0c (Shader Model 2.0) に最適化され、HDRレンダリングに対応した。また、リアルタイムデータストリーミングやサテライトテクスチャに対応している。新たに400程度のスクリプティングコマンドが追加された。

採用作品
  • Operation Flashpoint: Elite (2005年)
  • ArmA: Armed Assault (2006年)
  • VBS2 (2007年)

Real Virtuality 3

Micro AI機能の追加に伴い、マルチコアCPUに対応する。また、動的会話システムが内蔵される。DirectX 9.0c (Shader Model 3.0) に最適化され、視差マッピングや半球ライティングに対応する。スクリプティングコマンドも新たに複数が追加される。

採用作品
  • ARMA 2 (2009年)
  • ARMA 2: Operation Arrowhead (2010年)
  • Take On Helicopter(2011年)
  • VBS2 v2.0 (2012年)

脚注

関連項目

外部リンク