PORNO GRAFFITTI BEST RED'S

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PORNO GRAFFITTI BEST RED'S
ポルノグラフィティベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POPロックラテン
時間
レーベル SME Records
プロデュース 田村充義本間昭光
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン)[1]
  • 2004年8月度月間2位(オリコン)
  • 2004年度年間10位(オリコン)[2]
ゴールドディスク
  • ミリオン(日本レコード協会
  • ポルノグラフィティ アルバム 年表
    WORLDILLIA
    2003年
    PORNO GRAFFITTI BEST RED'S
    PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S
    (2004年)
    THUMPχ
    2005年
    『PORNO GRAFFITTI BEST RED'S』収録のシングル
    1. ミュージック・アワー
      リリース: 2000年7月12日
    2. サウダージ
      リリース: 2000年9月13日
    3. ヴォイス
      リリース: 2001年10月17日
    4. 幸せについて本気出して考えてみた
      リリース: 2002年3月6日
    5. Mugen
      リリース: 2002年5月15日
    6. 愛が呼ぶほうへ
      リリース: 2003年11月6日
    7. ラック
      リリース: 2003年12月3日
    テンプレートを表示

    PORNO GRAFFITTI BEST RED'S』(ポルノグラフィティ・ベスト・レッズ)は、ポルノグラフィティベストアルバム2004年7月28日SME Recordsより『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S』と同時リリースされた。

    概要[編集]

    2004年9月8日にデビュー5周年を迎えるポルノグラフィティがリリースした初のベストアルバムで、『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S』と2作同時リリース。

    本作のリリース発表から1ヶ月後の6月22日にTamaが脱退を表明したが[注釈 1]、リリース当時の公式サイト等には「これまでの三人の作品ですので、雑誌掲載等は三人の写真とさせて頂きます。」との断りがあり、三人体制でのポルノグラフィティの総決算とも言える作品となった。

    本作のキーワードは「HOT(情熱)」がキーワードで、「ミュージック・アワー」「サウダージ」「愛が呼ぶほうへ」をはじめ情熱系のシングル7曲[注釈 2]、アルバムやライヴでの人気曲5曲と、ただの過去の作品集ではなくれっきとした最新作にすべく未発表曲の「フィルムズ」を加えた13曲が全曲リマスタリングで収録されている[3][4][5]。また、本作は現時点でカップリング曲が収録された最後のアルバムである[注釈 3]

    ジャケットや歌詞カードはリンゴをモチーフとしており、リンゴの赤色を基調としている。初回仕様限定盤の歌詞カードの写真は通常盤とは異なり、表はカットされていないリンゴ、裏は半分にカットされたリンゴとなっている。歌詞カード内のメンバー3人の写真は、それぞれがリンゴを持って撮影したものが使用されている。

    初回仕様限定盤はデジパック仕様で、ジャケットのタイトル部分が内側に凹むエンボス加工により立体的になっている。また、『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S』との初回ダブル購入特典として、抽選で合計200名に「愛が呼ぶほうへ(RED'S賞)」または「ハート(BLUE'S賞)」の特製オルゴールが当たる応募ハガキが同封された。

    当初はレーベルゲートCD2(LGCD2)規格でリリースされたが、同年11月にSMEがCCCD(LGCD2も含む)からの撤退を発表。その後2005年7月27日に通常のCD-DA規格で再リリースされ、現在店頭で販売されているものはほとんどがCD-DAになった。後に台湾や香港でもリリースされたが、現地盤はCD-DA仕様にて発売された。

    記録[編集]

    2004年8月9日付のオリコン週間アルバムランキングで初登場2位を獲得[1]。初登場1位を獲得した『PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S』とともに同日付のオリコン週間アルバムランキング1位・2位を独占し、その後3週連続で2作同時TOP3入りを記録した。同一アーティストによる3週連続のオリコンアルバムチャート2作同時TOP3入りは、イエロー・マジック・オーケストラの『増殖』『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が記録して以来24年2ヵ月ぶりの快挙となった[6]

    収録曲[編集]

    • 既発曲の詳細は各楽曲の項目を参照。
    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.ミュージック・アワーハルイチak.hommaak.homma
    2.Century Loversハルイチak.hommaak.homma
    3.愛が呼ぶほうへ新藤晴一ak.hommaak.homma, ポルノグラフィティ
    4.サウダージハルイチak.hommaak.homma
    5.ヴォイス新藤晴一本間昭光本間昭光
    6.ラック新藤晴一Tamaak.homma, ポルノグラフィティ
    7.幸せについて本気出して考えてみた新藤晴一Tamaak.homma, ポルノグラフィティ
    8.Go Steady Go!新藤晴一Tamaak.homma, ポルノグラフィティ
    9.ハルイチak.hommaak.homma
    10.ヴィンテージ岡野昭仁岡野昭仁ak.homma, ポルノグラフィティ
    11.ジレンマハルイチシラタマak.homma
    12.Mugen新藤晴一ak.hommaak.homma, ポルノグラフィティ
    13.「フィルムズ」新藤晴一ak.hommaak.homma, ポルノグラフィティ
    合計時間:

    演奏参加[編集]

    Porno Graffitti

    Additional Musicians(#13)

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ 本作のリリース(2004年7月28日)を以って脱退。
    2. ^ 「ミュージック・アワー」「サウダージ」「幸せについて本気出して考えてみた」は初のシングルバージョンでのアルバム収録。また、「愛が呼ぶほうへ」「ラック」は本作が初のアルバム収録。
    3. ^ なお、『THUMPχ』収録の「プッシュプレイ」は、17thシングル『ネオメロドラマティック/ROLL』にカップリング曲として収録されているが、ライヴ音源であるためこれには含まれない。

    出典[編集]

    1. ^ a b Weekly Ranking 2004年8月9日付”. Oricon Style. オリコン (2004年8月9日). 2004年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月18日閲覧。
    2. ^ オリコン年間 アルバムランキング 2004年度”. ORICON NEWS. オリコン (2004年8月9日). 2019年12月18日閲覧。
    3. ^ “ポルノグラフィティ、初のベスト盤リリース! それぞれのキーワードは?”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2004年7月26日). https://www.barks.jp/news/?id=1000001692 2019年12月18日閲覧。 
    4. ^ Discography|ポルノグラフィティ|PornoGraffitti Official Site”. Information. 2021年9月6日閲覧。
    5. ^ “ポルノグラフィティ、初のベスト盤をリリース!!”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2004年7月26日). https://www.oricon.co.jp/news/5507/ 2022年4月30日閲覧。 
    6. ^ YMO以来!?ポルノが24年ぶりの快挙達成!”. ORICON NEWS. 2022年3月8日閲覧。