JR貨物20G形コンテナ
JR貨物20G形コンテナ | |
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20G-524 | |
基本情報 | |
種別 | 有蓋コンテナ |
所有者 | JR貨物 |
製造メーカー | CIMC |
製造年 | 2018年(平成30年) |
製造数 | 3,400個(2022年1月5日現在)個 |
主要諸元 | |
外面色 | 赤紫色(JRFレッド) |
全長(内寸法) | 3,715mm (3,593 mm) |
全幅(内寸法) | 2,450mm (2,323 mm) |
全高(内寸法) | 2,600mm (2,342 mm) |
扉位置 | 片側側面、片側妻面 |
JR貨物20G形コンテナ(JRかもつ20Gがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)が2018年(平成30年)度より19G形や、20B形の置き換え用として製作・運用している12 ft有蓋コンテナである。
概要
2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正でコキ50000系の営業運転が終了し、背高コンテナの運用上の制限がなくなるため、それまでに製造されていた19G 型コンテナの後継として19G型コンテナと同じく片側側面、片側妻面開きを採用し、外部塗装はJRFレッドと称されるフロンティアレッド一色で、向かって右上に配されるJRFは無くなりその代わりに小さくJRマーク、その下に、JR貨物という文字が入る。また、本形式は規格外コンテナであるため、それを示す白色の帯が全ての面の上部に引かれているほか、規格外であることを示す菱形マーク(通称ハローマーク)でコキ50000が引退した後に製造が開始されているため、オレンジ色の『コキ50000積載禁止』の注意書きが存在しない。20D形コンテナと共に増備が続いている。
構造
塗装は、JRマークとその下にJR貨物の文字が配されているようになっている。また、製造段階で背高を示す上部の帯の一部省略が進んでいる。 片側側面、片側妻面開きで、全高は2,600mmと、通常のコンテナよりも高くなっており、かさ高品の輸送に対応している。内容積は19.5m3、荷重は5.0t。また、本形式は規格外コンテナであるため、規格外であることを示す菱形マーク(通称ハローマーク)と『全高H=2600』の表記がコンテナ側面に記されているのと、それを示す白色の帯が全ての面の上部に引かれている。ただし、先述の通り製造段階で背高を示す上部の帯の一部省略が進んでいる。
沿革
- 2018年(平成30年)- 20年近く増備を行ってきた19G形の後継及び初期個体の置き換え用としてCIMCにて第1号から第1350号が落成。
- 2019年(平成31年・令和元年)- CIMCにて第1351号から第1750号が落成。
- 2020年(令和2年)- 新型コロナウイルス感染症 (2019年)によるコンテナ輸送低迷の影響で中止された。
- 2021年(令和3年)- CIMCにて第1751号から第3400号が落成。
- 2022年(令和4年)- CIMCにて第10001号以降が落成。10000番台に移行される。
番台区分
新造区分
0番台
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2019年度増備コンテナ(20G-1408)
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2021年度増備コンテナ(20G-2707)
- 2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正でコキ50000形の営業運転が終了し、背高コンテナの運用上の制限がなくなるため、2018年(平成30年)度に1,300個[1]が製造された。
- 2019年(令和元年)度増備された1301 - 1750から、妻面の白帯が省略されている。なお、2020年(令和2年)度の増備は新型コロナウイルス感染症によるコンテナ輸送低迷の影響で製造を中止している。
- 2021年(令和3年)度に製造された1751 - 3400から、白線の一部が省略されている。
10000番台
2022年(令和4年)度増備分より、10000番台に繰り上げられ3400迄仕様とのデザインの変更はなく10001より製造されている。10000番台の変更点は不明である。
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2022年度増備コンテナ(20G-10194)
現状
2022年(令和4年)1月5日現在、3,400個が保有されている。
脚注
- ^ "汎用コンテナのサイズ拡大について" (PDF) (Press release). 日本貨物鉄道株式会社. 14 February 2018. 2018年2月16日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年2月16日閲覧。
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参考文献
- 「車両のうごき 2018-2019」『鉄道ファン』第556号、交友社、2019年8月、 75頁。