BL 5.5インチ砲
BL 5.5インチ砲 | |
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BL 5.5インチ砲 | |
種類 | カノン砲 |
原開発国 | イギリス |
運用史 | |
配備期間 | 1942年-1978年 |
配備先 | イギリス・イギリス連邦加盟国 |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦 |
開発史 | |
製造期間 | 1941年 |
諸元 | |
重量 | 6,190kg |
銃身長 | 4,200mm(30口径) |
要員数 | 9名 |
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砲弾 |
砲弾:榴弾(45.5 kg) 装薬:薬嚢式 |
口径 | 140mm |
砲尾 | 段隔螺式 |
反動 | 液気圧式 |
砲架 | 開脚式 |
仰角 | -5°~45° |
旋回角 | 左右30°ずつ |
発射速度 | 3発/分 |
初速 | 517m/秒 |
最大射程 | 14,000m |
BL 5.5インチ中砲(英: BL 5.5 inch Medium Gun)とは、第二次世界大戦中盤にイギリス陸軍が制式採用したカノン砲である。
概要
BL 5.5インチ砲は1939年1月に、第一次世界大戦時代からイギリス陸軍が使用していたBL 60ポンド砲とBL 6インチ 26cwt榴弾砲の後継として開発された。1942年には初期量産型が完成し、同砲は早速北アフリカ戦線に送られた。当初は射程距離において失望を呼んだが、後に砲弾の重量を20ポンド(約9kg)ほど軽量化した新型砲弾(それでも45.5kgの重量がある)を供給することで解決した。
同時期に使用されていたBL 4.5インチ砲は、5.5インチ砲と比較して射程距離に勝るが砲弾重量の問題で破壊力に乏しかったため第二次大戦直後に訓練用とされたのちに退役したが、5.5インチ砲はその後も朝鮮戦争や第二次中東戦争などで使用されたのち、1978年以降は次第にL121(FH-70)に更新されてイギリス軍から退役した。
イギリス軍以外にもカナダやオーストラリア、ニュージーランドなどのイギリス連邦加盟国でも使用されており、南アフリカ国防軍(South African Defence Force)でもG2として採用されており、アンゴラへの侵攻作戦(South African Border War)で使用された後に南アフリカ国産のG5 155mm榴弾砲に更新されて退役した。
登場作品
関連項目