1970年全豪オープン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1970年 全豪オープン(1970ねんぜんごうオープン、:Australian Open 1970)は、オーストラリアシドニー市内にある「ホワイトシティ・テニスクラブ」において、1970年1月19日から27日まで開催された。

大会の流れ[編集]

  • 「全豪オープン」として開催された2度目の大会。当時の全豪オープン開催都市は、シドニー・メルボルンアデレードブリスベンを回り持ちしていた。
  • 大会会場は「ホワイトシティ・テニスクラブ」の芝生コートで開催。
  • 男子シングルスは「48名」の選手による6回戦制で行われ、シード選手16名に「1回戦不戦勝」があった。女子シングルスは「43名」の選手による6回戦制で、シード選手8名を含む21名の選手に「1回戦不戦勝」があった。男女とも、シード選手の初戦敗退は「2回戦=初戦」と表記する。
  • 混合ダブルスは、本年から1985年まで競技の実施が中止された。したがって、記事中の「決勝戦の結果」に混合ダブルスはなく、4部門のみの記載になる。

シード選手[編集]

男子シングルス[編集]

  1. オーストラリアの旗 トニー・ローチ (ベスト8)
  2. オーストラリアの旗 ジョン・ニューカム (ベスト8)
  3. オランダの旗 トム・オッカー (ベスト8)
  4. アメリカ合衆国の旗 アーサー・アッシュ (初優勝)
  5. アメリカ合衆国の旗 スタン・スミス (3回戦)
  6. アメリカ合衆国の旗 デニス・ラルストン (ベスト4)
  7. ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ニコラ・ピリッチ (3回戦)
  8. アメリカ合衆国の旗 ボブ・ルッツ (3回戦)
  9. イギリスの旗 ロジャー・テーラー (ベスト4)
  10. オーストラリアの旗 レイ・ラッフェルズ (ベスト8)
  11. オーストラリアの旗 アラン・ストーン (3回戦)
  12. オーストラリアの旗 ディック・クリーリー (準優勝)
  13. オーストラリアの旗 ビル・ボウリー (3回戦)
  14. オーストラリアの旗 ジョン・アレクサンダー (3回戦)
  15. イギリスの旗 ジェラルド・バットリック (3回戦)
  16. オーストラリアの旗 ボブ・カーマイケル (2回戦=初戦)

女子シングルス[編集]

  1. オーストラリアの旗 マーガレット・スミス・コート (優勝、2年連続9度目)
  2. オーストラリアの旗 ケリー・メルビル (準優勝)
  3. イギリスの旗 ウィニー・ショー (ベスト4)
  4. オーストラリアの旗 カレン・クランツケ (ベスト4)
  5. オーストラリアの旗 ジュディ・テガート・ドールトン (ベスト8)
  6. スウェーデンの旗 クリスティーナ・サンドバーグ (ベスト8)
  7. オーストラリアの旗 レスリー・ハント (ベスト8)
  8. オーストラリアの旗 ケリー・ハリス (3回戦)

大会経過[編集]

男子シングルス[編集]

準々決勝

準決勝

女子シングルス[編集]

準々決勝

準決勝

決勝戦の結果[編集]

みどころ[編集]

外部リンク[編集]

参考文献[編集]

  • Our Open - 100 years of Australia's Grand Slam” (我らのオープン-オーストラリア・グランドスラムの100年史) News Custom Publishing, Victoria, Australia (2004) ISBN 1-876176-60-1
  • Bruce Matthews, “Game, Set and Glory: A History of the Australian Tennis Championships” (ゲーム・セット・栄冠-オーストラリア・テニス選手権の歴史) The Five Mile Press, Victoria, Australia (1985) ISBN 0-86788-078-3
先代
1969年全米オープン (テニス)
テニス4大大会
1969年 - 1970年
次代
1970年全仏オープン
先代
1969年全豪オープン
全豪オープン
1970年
次代
1971年全豪オープン