麻生幾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
麻生 幾(あそう いく、1960年 - )は、日本の作家、ジャーナリスト。
本名非公開の覆面作家(「麻生幾」はペンネーム)。大阪府生まれ。
[編集] 略歴
週刊文春の事件記者として活動していた1996年、政府の危機管理システムの欠陥を描いたノンフィクション『情報、官邸に達せず』を発表する。翌1997年、『文藝春秋』に「北朝鮮潜水艦敦賀湾に漂着す」を発表する。これを基に初のフィクションとなる『宣戦布告』を執筆し、映画化もされた。
メディアへの露出を避け、テレビ出演は皆無である。「北海道新聞」や「スポーツ報知」など紙メディアに限り、サングラス着用の顔写真を公開している。六角弘(本名:佐々木弘。やはり元週刊文春記者でジャーナリスト)主宰の「六角マスコミ塾」講師である。
安全保障やインテリジェンス分野について執筆しており、関係者への詳細な取材に基づくリアルで正確な描写に定評がある。「ワールド・インテリジェンス」編集長の黒井文太郎は、麻生作品について「日本のインテリジェンス事情について、一連の麻生作品はほとんどテキストのようなものになっているといって過言ではない。」と述べている。
[編集] 著作
- 情報、官邸に達せず(文藝春秋、1996年 / 新潮文庫、2001年)
- 極秘捜査――警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」(文藝春秋、1997年 / 文春文庫、2000年)
- 宣戦布告(講談社、1998年 / 講談社文庫、2001年)
- 戦慄―昭和・平成裏面史の光芒(新潮社、1999年 / 新潮文庫、2002年)
- ZERO(幻冬舎、2001年 / 幻冬舎文庫、2003年)
- 38℃ 北京SARS医療チーム「生と死」の100日(新潮社、2004年)
- CO ケース・オフィサー(産経新聞ニュースサービス、2004年)
- 瀕死のライオン(幻冬舎、2006年)
- エスピオナージ(幻冬舎、2007年)
- 特命(幻冬舎、2008年)
- 外事警察(日本放送出版協会、2009年)
文庫版はすべて、単行本版に加筆修正を行っており、内容は異なる点が多い。