魔の山
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空から見たダボスの町。この小説の舞台になった場所
『魔の山』(まのやま、Der Zauberberg)は1924年に出版されたトーマス・マンによる長編小説。ドイツ教養小説の伝統に則ったマンの代表作の一つである。
作品はハンス・カストルプ青年が、第一次世界大戦前にスイスのアルプス山脈にあるダボスのサナトリウムに従兄弟を訪れることから始まる。そこで彼は結核にかかっていることが分かったため、その後7年に渡ってそこに滞在することになる。その7年の滞在期間中に、彼は大戦前のヨーロッパの縮図を構成しているような様々な人物から学び成長していく。
マンは1912年に、肺病を病んでいた夫人カタリーナを見舞うためにダボスのサナトリウムに訪れており、その際に作品の着想を得ている。当初は短編となる予定であったが、その後構想が膨らみ12年かけた長編小説となった。
[編集] 日本語訳
同タイトルの岩波文庫版(1988年 関泰祐・望月市恵訳)、新潮文庫版(高橋義孝訳・1969年のち改版)が手にはいりやすい。

