雲 (戯曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

』(くも 古希: Νεφέλαι)はアリストパネスの喜劇。ソフィストたちを風刺した。実在の哲学者ソクラテスが登場する。

宮本百合子の『人間性・政治・文学(1)――いかに生きるかの問題――』によると、岸田國士三島由紀夫福田恒存木下順二らによって結成された『雲の会』の名の由来はこの喜劇からである。

あらすじ[編集]

借金苦の田舎紳士は、乗馬にうつつを抜かす息子に、ソフィストたちの道場で詭弁を習って来いと勧めるが、ぐうたらな息子は言うことをきかない。やむなく、紳士本人が道場に赴く。そして事態は思わぬ方向に……。

日本語訳[編集]

高津春繁による翻訳は1957年に岩波文庫に収録されたほか、さまざまな選集に再録されている。

  • 高津春繁訳(1949年、生活社)
  • 田中美知太郎訳『ギリシア劇集』収録(1963年6月、新潮社)
  • 橋本隆夫訳『ギリシア喜劇全集』第1巻収録(2008年7月、岩波書店)