救いを求める女たち (アイスキュロス)
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『救いを求める女たち』(希:Ικέτιδες,Hiketides)はアイスキュロスによるギリシア悲劇。神話にあるダナオスとその五十人の娘の伝説を扱った作品である。続く二作、『エジプト人』『ダナオスの娘たち』からなる三部作を構成していた。正確な上演年は不明であるが、この作品と同時上演された『ダナオスの娘たち』によってソポクレスを破ったとの記録があるので、古くともソポクレスが登場した紀元前468年以後の作品であると推測される。
作中に占める合唱隊の役割が他の作品に比べて大きく、アリストテレスによって悲劇の起源とされるディテュランボスの影響を未だ濃く残している作品だと言える。このため、かつては上記の年代よりもさらに古くに書かれたものだと考えられていた。
[編集] 登場人物
[編集] あらすじ
エジプト王アイギュプトスの息子たちとの結婚を嫌って逃げてきたダナオスとその娘たちは、先祖の故地であるアルゴスへ逃げてきた。娘たちとダナオスは伝統に従って保護を求めるが、ぺラスゴスはこれによってアイギュプトスとの争いを招くことを恐れて受け入れるべきか否かを悩む。結局、民会の決議に委ねることに相成った結論は、一致して受け入れに賛成する。そこにエジプトからアイギュプトスの息子とその軍隊が来襲、伝令を使わして娘たちを奪おうとするが、今やアルゴスの市民となった娘たちの窮地は王であるペラズゴスによって救われる。最後に娘たちが、この僥倖を授け給もうたアプロディテと諸々の神への感謝と今後もご加護の多からんことを祈り歌いながら、幕が下りる。
[編集] 参考文献
- 高津春繁編『ギリシア悲劇Ⅰ アイスキュロス』筑摩書房 1985年
- フランク・B・ギブニー編『ブリタニカ国際大百科事典』ティビーエス・ブリタニカ 1998年第3版
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