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2020年2月15日 (土) 08:57時点における版

荻伏駅
駅舎(駅前通り側)
(2017年9月)
おぎふし
Ogifushi
本桐 (7.2 km)
(4.9 km) 絵笛
地図
所在地 北海道浦河郡浦河町荻伏町元浦河
北緯42度12分22.13秒 東経142度41分21.57秒 / 北緯42.2061472度 東経142.6893250度 / 42.2061472; 142.6893250
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 日高本線
キロ程 120.2 km(苫小牧起点)
電報略号 オキ←ヲキ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1935年昭和10年)10月24日
備考 無人駅
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荻伏駅(おぎふしえき)は、北海道日高振興局浦河郡浦河町荻伏町元浦河にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線である。電報略号オキ

歴史

1978年の荻伏駅と周囲約500m範囲。右下が様似方面。島式ホーム1面2線、駅裏に副本線を有する。後に駅表側上り線が撤去され、駅裏の副本線も様似側が切られて引込線化された。現在では引込み線も撤去されて傍線化されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「オ・ニ・ウシ」(そこに木の多い所)に由来する[2][3][4]のことである[3]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南西側(様似方面に向かって右手側)に存在する。転轍機を持たない棒線駅となっている[2]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[2]。駅舎側が上りの1番線、駅舎と反対側が下りの2番線となっていた[5]。使われなくなった旧2番線は、1983年(昭和58年)4月時点では交換設備運用廃止後も苫小牧方の転轍機が維持されホーム様似寄りの端までの線路が側線として残っていた(但し転轍機の先の部分に車止めが設置されていた。またホームは撤去されていた)[5]が、1993年(平成5年)3月までに撤去された[2]

静内駅管理の無人駅。駅舎は構内の南西側に位置しホームとは通路で連絡している[2]有人駅時代の駅舎は改築され、ワフ29500形有蓋緩急車を改造した貨車駅舎となっている[6]。出入口扉がアルミサッシに変更されている[3]。塗色は浦河高校美術部の生徒の手によるイラストになっており[2][3]、正面側が1993年(平成5年)3月時点ではゼリービーンズ[7]、2008年(平成20年)時点ではカラフルな気球[3]、線路側が2007年(平成19年)時点では右上がりの水平線[6]となっている。長い間簡易委託駅となっており、駅舎内の貨物室部分の一番奥の場所に管理人室を設け乗車券を発売していたが[6]、終了した。受託者は近隣の個人で、元国鉄職員で1940年(昭和15年)から当駅に勤務しており、退職後も簡易委託の受託者として勤務した夫婦であった[6]。駅管理も行っていた。正面から見て駅舎右側斜め向いに別棟でトイレ棟を有する[3]

利用状況

1日乗降人員は以下のとおりである。

年度 乗降人員
(単位:人)
出典
1981年(昭和56年) 94 [5]
1992年(平成04年) 138 [2]

また、JR北海道によると、特定の平日の調査日における乗車人員平均は以下のとおりである。

年もしくは年間 交通機関 年もしくは年間の各調査日における
平均乗車人員
(単位:人)
出典
2014年(平成26年) 列車 37 [8][9]
2017年(平成29年) 代行バス 13 [8]
2017 - 2018年(平成29 - 30年) 代行バス 15.5 [9]

駅周辺

荻伏の中心街からは少し離れている。

その他

テレビ東京系列の番組である日曜ビッグバラエティ(2008年9月14日放送)で、駅員時代から68年間にわたり、駅を管理(簡易委託含む)してきた夫婦の仕事ぶりが紹介されたことがあった[10]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
日高本線
本桐駅 - 荻伏駅 - 絵笛駅

脚注

注釈

  1. ^ 1981年(昭和56年)4月時点では無人駅であった(書籍『コロタン文庫36 国鉄駅名全百科 56.4訂補版』(小学館1981年10月発行)54ページより)。

出典

  1. ^ "日高線運休に伴う列車代行バスの乗降場所変更について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 17 April 2015. 2019年7月20日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年7月20日閲覧
  2. ^ a b c d e f g 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)104ページより。
  3. ^ a b c d e f 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)356ページより。
  4. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))102ページより。
  5. ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)104ページより。
  6. ^ a b c d 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫2007年5月発行)112-113ページより。
  7. ^ 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)14ページより。
  8. ^ a b "日高線(鵡川・様似間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 1 August 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  9. ^ a b 日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  10. ^ http://www.tv-tokyo.co.jp/sun/backnumber/231.html

関連項目

外部リンク