浅倉秋成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浅倉 秋成あさくら あきなり
誕生 (1989-11-08) 1989年11月8日(34歳)
日本の旗 日本
職業 小説家漫画原作者
活動期間 2012年 -
ジャンル 推理小説
青春ミステリー
代表作 『教室が、ひとりになるまで』(2019年)
主な受賞歴 第13回講談社BOX新人賞“Powers”
デビュー作 『ノワール・レヴナント』(2012年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

浅倉 秋成(あさくら あきなり、1989年11月8日[1] - )は、日本小説家千葉県出身。関東在住。

略歴[編集]

大学卒業後、印刷会社の営業マンを経て、2012年12月、第13回講談社BOX新人賞“Powers”で、Powersを受賞した長編『ノワール・レヴナント』でデビュー[2]。同時投稿作の『フラッガーの方程式』も2013年7月に書籍化された。

人物[編集]

173cm、66kg、A型[2]浅倉冬至名義でも活動を行っていたことを自身のTwitterで言明している。プロ野球チームとしては千葉ロッテマリーンズのファンであるという。

高校時代は小中学校の同級生だったジャンボたかお(現・レインボー)とお笑いコンビを組んでM-1甲子園に出場した経験がある[3]

散りばめられた幾つもの伏線と鮮やかな展開から「伏線の狙撃手」との二つ名がある[4]

受賞・候補歴[編集]

  • 2012年 - 『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞"Powers"受賞。
  • 2020年 - 『教室が、ひとりになるまで』で第20回本格ミステリ大賞(小説部門)候補、第73回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補。
  • 2021年 - 『六人の嘘つきな大学生』で第12回山田風太郎賞候補、ブランチBOOK大賞2021大賞受賞。
  • 2022年 - 『六人の嘘つきな大学生』で第43回吉川英治文学新人賞候補、第22回本格ミステリ大賞(小説部門)候補、第19回本屋大賞候補(第5位)。『俺ではない炎上』で第13回山田風太郎賞候補、ほんタメ文学賞2022年上半期【たくみ部門】大賞受賞。
  • 2023年 - 『ファーストが裏切った』で第76回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
  • 2023年 - 『俺ではない炎上』で第36回山本周五郎賞候補。

ミステリ・ランキング[編集]

  • このミステリーがすごい!
    • 2020年 - 『教室が、ひとりになるまで』38位
    • 2022年 - 『六人の嘘つきな大学生』8位
    • 2023年 - 『俺ではない炎上』19位
  • 本格ミステリ・ベスト10
    • 2020年 - 『教室が、ひとりになるまで』13位
    • 2022年 - 『六人の嘘つきな大学生』4位
    • 2023年 - 『俺ではない炎上』14位

作品リスト[編集]

単著[編集]

雑誌掲載作品[編集]

小説

  • アンフェアトレード(2014年6月 『BOX-AiR』36号)イラスト:中村ゆうひ
  • 川縁にて(2021年7月 『STORY BOX』8月号)
  • イズカからユウトへ(2021年7月 『STORY BOX』8月号)
  • 糸の人を探して(2021年9月 『小説 野性時代』第214号)
  • 傘がない(2022年3月 『ジャーロ』No.81 2022 MARCH)
  • 木道(2022年3月 『ジャーロ』No.81 2022 MARCH)
  • そうだ、デスゲームを作ろう(2022年7月 『ジャーロ』No.83 2022 JULY)
  • ファーストが裏切った(2022年11月 『ジャーロ』No.85 2022 NOVEMBER)
  • かわうそをかぶる(『小説新潮』2023年3月号)
  • 花嫁がもどらない(2023年3月 『ジャーロ』No.87 2023 MARCH)
  • 行列のできるクロワッサン(2023年7月『ジャーロ』No.89 2023 JULY)
  • 完全なる命名(2023年3月『ジャーロ』No.93 2024 MARCH)

エッセイなど

漫画原作[編集]

解説[編集]

  • べらぼうくん(2022年9月 文春文庫)万城目学

浅倉冬至名義(ノベライズ)[編集]

  • 小説 映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年8月 講談社)原作:諫山創 脚本:渡辺雄介 町山智浩
  • 小説 映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』(2015年9月)原作:諫山創 脚本:渡辺雄介 町山智浩

メディアミックス[編集]

コミカライズ[編集]

ラジオドラマ[編集]

舞台[編集]

映画[編集]

脚注[編集]

  1. ^ https://kadobun.jp/feature/talks/3niki01sdokk.html
  2. ^ a b "浅倉秋成氏インタビュー 理不尽極まりない炎上逃亡劇で描いたギスギスした現代". NEWSポストセブン. 小学館. 28 May 2022. 2022年5月28日閲覧
  3. ^ レインボー・ジャンボ、高校時代の相方は小説家・浅倉秋成氏だった「今、小説家としてバク売れ」”. ORICON NEWS (2023年6月29日). 2023年7月27日閲覧。
  4. ^ 【2023年最新版】伏線の狙撃手・浅倉秋成の角川文庫作品を全点ご紹介!|KADOKAWA文藝WEBマガジンカドブン
  5. ^ “小畑健×浅倉秋成が描く、お笑いを題材にした青春ストーリーがSQ.で始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年10月4日). https://natalie.mu/comic/news/447812 2022年11月4日閲覧。 

外部リンク[編集]