浄土寺 (尾道市)

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浄土寺
Onomichi Jodoji 05.JPG
所在地 広島県尾道市東久保町20-28
位置 北緯34度24分43.75秒
東経133度12分37.14秒
山号 転法輪山(てんぽうりんざん)
宗派 真言宗泉涌寺派
寺格 大本山
本尊 十一面観音(国の重要文化財、秘仏
創建年 不詳
開基 (伝)聖徳太子
正式名 転法輪山 大乗院 浄土寺
札所等 中国33観音9番
文化財 本堂、多宝塔(国宝)
阿弥陀堂、宝篋印塔、方丈等6棟、木造十一面観音立像ほか(国の重要文化財)
庭園(名勝)
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本堂(国宝)
庫裏(左)及び客殿(右奥)
多宝塔(国宝)

浄土寺(じょうどじ)は、広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山の寺院。山号は転法輪山(てんぽうりんざん)。院号は大乗院。本尊は十一面観音で、中国三十三観音霊場第九番札所である。

歴史[編集]

この寺の創建年代等については不詳であるが、聖徳太子が開いたとも伝えられる。この寺が文書等にあらわれるのは鎌倉時代中ごろからのことで、鎌倉時代後期に真言律宗系の僧定証によって中興された。その後1325年正中2年)に焼失したが復興され、室町時代に入るとこの寺の五重塔備後国利生塔に指定された。古くは多くの末寺を有したが、江戸時代中期には数ヶ寺であったという。

境内[編集]

山門を入ると正面に本堂、その右手に阿弥陀堂と多宝塔が建つ。これらの中世仏教建築群に対し、境内西側には方丈、庫裏及び客殿など、僧の生活空間である近世建築群があり、庭園や茶室(露滴庵)もある。近世以前の寺院景観を良好に残す境内地は、本堂とともに国宝に指定されている。

文化財[編集]

国宝
  • 本堂(附:厨子、棟札2枚、境内図2枚) - 嘉暦2年(1327年)の建立。入母屋造本瓦葺き。和様を基調として大仏様、禅宗様の細部を取り入れた、中世折衷様仏堂建築の代表作。なお、1994年7月、境内地全域が「建造物と一体をなしてその価値を形成している土地その他の物件」(文化財保護法第2条参照)として本堂とともに国宝に指定されている。
  • 多宝塔 - 嘉暦3年(1328年)建立の和様の多宝塔。中国地方における古塔の一つとして、また鎌倉時代末期にさかのぼる建立年代の明らかな多宝塔として貴重。
重要文化財(国指定)
  • 山門 - 室町前期
  • 阿弥陀堂 - 貞和元年(1345年)
  • 納経塔 - 石造宝塔。弘安元年(1278年)の銘あり。
  • 宝篋印塔 - 貞和四年(1348年)の銘あり。
  • 宝篋印塔 - 南北朝時代
  • 「浄土寺」6棟(附中門・棟札・旧食堂厨子及び須弥壇)
    • 方丈 - 元禄3年(1690年)
    • 唐門 - 正徳2年(1712年)
    • 庫裏及び客殿 - 享保4年(1719年)
    • 宝庫 - 宝暦9年(1759年)
    • 裏門 - 江戸時代
    • 露滴庵 - 江戸時代
  • 絹本著色仏涅槃図
  • 絹本著色両界曼荼羅図
  • 木造十一面観音立像
  • 木造聖徳太子立像
  • 木造聖徳太子立像
  • 木造聖徳太子立像(南無仏太子像)
  • 孔雀文沈金経箱
  • 紙本墨書観世音法楽和歌
  • 紙本墨書定証起請文 附:同案文(残簡)
  • 紙本墨書浄土寺文書
  • 紺紙金銀泥法華経 巻第七
名勝(国指定)
  • 庭園
広島県指定重要文化財
  • 絹本著色弘法大師絵伝
  • 絹本著色如意輪観音像
  • 絹本著色千手観音像
  • 絹本著色浄土曼荼羅
  • 絹本著色釈迦八相図
  • 絵馬
  • 木造文殊菩薩坐像
  • 木造阿弥陀如来坐像
  • 木造大日如来坐像 金剛界 附:台座
  • 木造大日如来坐像 胎蔵界 附:光背
  • 木造千手観音立像
  • 銅製鰐口
  • 鉄製燈籠
  • 太鼓
  • 法華経版木
  • 梵網経版木
  • 浄土寺文書

所在地[編集]

  • 広島県尾道市東久保町20-28

前後の札所[編集]

中国三十三観音霊場
8 明王院 -- 9 浄土寺 -- 特別霊場 西國寺

参考文献[編集]

  • 『週刊朝日百科 日本の国宝』29号、朝日新聞社、1997
  • 「新指定の文化財」『月刊文化財』372号、第一法規、1994

関連項目[編集]

外部リンク[編集]