河童 (小説)
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『河童』(かっぱ)は、芥川龍之介が1927年(昭和2年)に総合雑誌『改造』誌上に発表した小説である。
目次 |
[編集] 概要
当時の日本社会、あるいは人間社会を痛烈に風刺、批判した小説であり、芥川の自殺の動機を考える上でも重要な作品の一つであるといえる。芥川の晩年の代表作として有名で、芥川の命日7月24日が河童忌と言われるのもこのためである。
副題には「どうか Kappa と発音して下さい。」という半ば不可解な言葉が記されている。
[編集] あらすじ
物語はある精神病患者の第23号が誰にでも話すという話を語ったものであるとして進められる。三年前のある日、彼は穂高山に登山をしに行く。その途中で彼は河童に出会い河童を追いかけているうちに河童の国に迷い込む。そこは、すべてが人間社会と逆で、雌の河童が雄を追いかけ、出産時には、胎児に産まれたいかどうかを問う。
[編集] 登場人物
- 第二十三号 - 主人公、河童のバッグを追いかけているうちに河童の国へ迷い込む。
- バッグ - 漁師をしている。第23号に追われた河童で、彼と最も親しくなった。
- チャック - 河童の医者、主人公の隣に住む。迷い込んだ第23号を診察した。
- ラップ - 学生。雌の河童に捕まってしまい、抱きつかれたため、嘴が腐ってしまった。
- ゲエル - 硝子会社の社長。人懐っこい性格で第二十三号は不思議にも好意を持つ。
- トック - 詩人で、超人倶楽部にいる。
- マッグ - 哲学者 唯一、雌に追いかけられた事が無い。
- クラバック - 音楽家。神経衰弱気味で同じ音楽家のロックを支配している何か得体の知れないものを恐れている。
- ペップ - 裁判官。職を失った後、発狂。
[編集] 映画
2006年5月13日公開。監督は秋原正俊。主演は谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)。共演に小倉一郎、松田洋治、三瀬真美子、山本淳一、島崎麗萌奈、梅津和時、綾田俊樹ら。


