憲政記念館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
憲政記念館
Memorial Hall of constitutional politics Japan01s3200.jpg
情報
設計者 海老原建築設計事務所
構造形式 RC造、地上2階地下1階
敷地面積 6,052m2 m²
竣工 1960年 
所在地 東京都千代田区永田町一丁目1番1号
座標 北緯35度40分42秒
東経139度44分49.2秒
テンプレートを表示

憲政記念館(けんせいきねんかん)は、東京都千代田区永田町一丁目にある、日本議会政治に関する展示施設。国会議事堂に隣接する国会前庭内に建つ。館は衆議院事務局の管轄である。

概説[編集]

尾崎記念会館竣工記念切手(1960年)

1960年に建てられた尾崎行雄衆議院名誉議員)を記念する「尾崎記念会館」を母体に1970年日本における議会政治80周年を記念して設立され、2年後の1972年に開館した。

資料展示をするほか、特別展・講演会などが催されている。 元憲政記念館主幹の伊藤光一氏と元東大教授の伊藤隆氏によれば、憲政記念館は近代日本政治に関する多数の貴重資料(樺山資紀・鈴木隆夫・重光葵関係等々)を所蔵しているが、未整理・非公開のまま放置されているものが多い。また閲覧の制度がきちんと整備・運用されていないため、研究者の資料利用に大きな支障をきたしている。特別展等の準備に追われて整理する時間がなく、その間に職員も入れ替わって行くため、貴重資料を収集しておきながら杜撰な管理体制下にあると問題視されている[1]

江戸時代には、大老職を務めた井伊直弼彦根藩)の上屋敷がここにあった。また戦前は陸軍省参謀本部陸地測量部国土地理院の前身)があった場所である。

2003年には、『尾崎記念会館』としてDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている。

時計塔[編集]

時計塔

尾崎記念会館(現 憲政記念館)建設時に、その施設の一環として、塔前面の噴水池・花壇とともに設計され、1960年7月に完成した。三面塔星型は、立法・行政・司法の三権分立を象徴したものである。

塔の高さは「百尺竿頭一歩を進む」と言うことわざの努力の上にさらに努力して向上するの意味から、百尺(30.3m)よりも高くした31.5mに設定された。時計は時間を厳守した尾崎行雄を称えてスイスから贈られた物であったが、現在は国産の物に改修されている。

チャイムは一日4回、10時・13時・17時・22時に鳴動する。これは、衆議院、参議院の会議開会時刻と退庁、就寝時を標準にしたもので、その音響は静寂時には5キロメートル周囲に響き渡った。

交通アクセス[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ 科学研究費成果報告書 「日本近代史料に関する情報機関についての予備的研究」(基盤研究(B)(1)、平成 9・10 年度、研究代表伊藤隆、課題番号:09490005)内、伊藤光一氏談話(1998年3月19日)197-200頁。http://kins.jp/pdf/10ito_k.pdf