山岸潤史
山岸潤史 | |
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山岸潤史 (ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバル, 2004年) | |
基本情報 | |
出生名 | 山岸潤史 |
別名 | June |
生誕 | 1953年6月6日(71歳) |
出身地 | 三重県伊勢市 |
ジャンル | R&B・ブルース・ジャズ |
職業 | ギタリスト |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1970年 - |
レーベル | ビクター・キングレコード |
共同作業者 |
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山岸 潤史(やまぎし じゅんし、1953年6月6日 - ) は、三重県伊勢市生まれの[1][2]米国ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点に活動するギタリスト。パパ・グロウズ・ファンクとワイルド・マグノリアスでギターを担当していたことでも知られる。
来歴
[編集]山岸は1970年代初頭より、日本のブルース、ジャズ・シーンで活動。1972年に、永井"ホトケ"隆 (Vo)塩次伸二(G)小堀正(B)松本照夫(Dr.)といった面々とウエスト・ロード・ブルース・バンドを結成。当時活況を呈していた関西のブルース・シーンにおいて、彼らは草分け的存在として知られるようになった。
1975年、山岸はソウル・バンドのソー・バッド・レビューに加入。1979年には、初の自己名義のアルバム「REALLY?!」をリリースした[1] 。
1980年代には、バンド・Myx(ミックス)、チキンシャックで活動、1990年代になると、デイヴィッド・T・ウォーカー、ジェイムズ・ギャドソンらとBAND OF PLEASUREを結成。3枚のアルバムをリリース後、解散した。
1995年、山岸は日本で積み上げたキャリアを捨て、ニューオーリンズへ移住。近年も拠点に活動を続けている。現地で活動するようになってから、彼は前述の2バンドの他、アール・キング、ヘンリー・バトラー、ダヴェル・クロフォード、マーヴァ・ライト、ジョージ・ポーターJr.ら数多くのミュージシャンとの共演を重ねた。
2007年には、ウエスト・ロード・ブルース・バンド時代からの旧知の仲である塩次伸二とともにオール・ブルース・アルバム『トゥギャザー・アゲイン〜ブルース・イン・ニューオーリンズ』をニューオーリンズで録音。当作は、ジョン・グロウ、マーヴァ・ライトら地元ミュージシャンが参加した。
2010年、2014年には、サウスの有山じゅんじとアコースティック・ギター・デュオ有山岸として、細野晴臣がゲスト参加し、上田正樹をフィーチャーしたアルバム等を作成した。
2012年にはチキンシャックを再結成し、リユニオン・ツアーを行う。2013年6月には23年ぶりにオリジナル・アルバムをリリースし[3]、当年にもツアーを行った。
2014年7月25日、フジロックフェスティバルで、すでに亡くなっていた砂川正和以外の6人で、ソー・バッド・レビューの一日限定の再結成ライブを行った[4]。
KenKen、元パパ・グロウズ・ファンクのジョン・グロウらと結成したバンド・Funk On Da Tableが2018年2月、ツアー・デビュー。同年9月、ニューオーリンズのティピティーナスで同バンドとして初公演を行い、翌2020年ライヴ盤『Live at Tipitina's in New Orleans』としてリリース[5]。
ディスコグラフィー
[編集]ソロ作
[編集]- 1979年 『Really?!』 (フライングドッグ)
- 1981年 『All the Same』(Invitation)
- 1988年 『Give This Love』 (トライエム)
- 1988年 『My Pleasure』 (メルダック)
- 1993年 『Jack of the Blues』 (BMGビクター)
- 1994年 『Smokin' Hole』 (BMGビクター)
- 2007年 『トゥギャザー・アゲイン〜ブルース・イン・ニューオーリンズ』 (ビクターエンタテインメント) ※塩次伸二との共作
ウエスト・ロード・ブルース・バンド
[編集]- 1973年 『Live in Magazine No.1/2』 (Chu Chu Record)
- 1975年 『Blues Power』 (Bourbon)
- 1975年 『Live in Kyoto』 (Bourbon)
- 1984年 『Junction』 (Invitation)
- 1995年 『Live in New York』 (Zain)
チキンシャック
[編集]- 1986年 『Chickenshack I』 (メルダック)
- 1986年 『Chickenshack II』 (メルダック)
- 1986年 『Urban Square』 (メルダック)
- 1986年 『アーバンスクウェア 琥珀の追撃 (OVAオリジナル・サウンドトラック)』 (メルダック)
- 1987年 『Loving Power』 (メルダック)
- 1987年 『Chickenshack III』 (メルダック)
- 1988年 『Chickenshack IV』 (メルダック)
- 1989年 『Chickenshack V』 (メルダック)
- 1990年 『Loving Power II』 (メルダック)
- 1990年 『Chickenshack VI』[7] (メルダック)
- 2013年 『Chickenshack VII』 (キング)
バンド・オブ・プレジャー
[編集]- 1992年 『Live at Kirin Plaza』 (Glamour)
- 1994年 『Band of Pleasure』 (For Life)
- 1995年 『A Tiny Step』 (For Life)
ワイルド・マグノリアス
[編集]- 1996年 『1313 Hoodoo Street』 (AIM)
- 1999年 『Life is a Carnival』 (Metro Blue)
- 2002年 『30 Years & Still Wild』 (AIM)
パパ・グロウズ・ファンク
[編集]- 2001年 『Doin It』(no label)
- 2003年 『Shakin'』(no label)
- 2006年 『Live at the Leaf』(Funky Krewe)
- 2007年 『Mr. Patterson's Hat』(Funky Krewe)
有山岸
[編集]- 2010年 『そろそろおこか -CARELESS LOVE-』 (バウンディ)
- 2014年 『Bitter Sweet Soul』 (SPACE SHOWER NETWORKS)
Funk On Da Table
[編集]- 2019年 『Live at Tipitina's in New Orleans』(Coastline)
CM
[編集]YAKINIKU AllStars
[編集]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “山岸潤史 - CDJournal”. artist.cdjournal.com. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “PROFILE”. www.jvcmusic.co.jp. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “KING RECORDS OFFICIAL SITE”. www.kingrecords.co.jp. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “SOOO BAAD REVUE”. FUJIROCK EXPRESS '14. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “Funk on Da Table : Japan Tour 2020 |”. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “永井"ホトケ"隆 OFFICIAL SITE”. www.hotoke-blues.com. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “Hidefumi Toki Another Discogrsphy”. cd-v.net. 2023年5月9日閲覧。
- ^ Mr David T. --Band of Pleasure--
- ^ “The Wild Magnolias Songs, Albums, Reviews, Bio & More” (英語). AllMusic. 2023年5月9日閲覧。
- ^ Papa Grows Funk: the store Archived 2008年1月28日, at the Wayback Machine.
- ^ Papa Grows Funk|ディスコグラフィー|Discogs 2023年8月29日閲覧