大川タケシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大川タケシ(おおかわ - 1932年9月28日[1] - )は、日本脚本家連盟の元理事。日本の脚本家・原作家・小説家・シナリオスクール元講師。

略歴[編集]

東京市日本橋区(現・東京都中央区)出身[1]。子供の頃から映画好きで、黒澤明作品が好きだった。1949年に公開された映画『野良犬』に感銘を受け、同作の監督を務めた黒澤に手紙を出し、文通するようになる。これが脚本家を志すきっかけともなった[1]。高校生時代からシナリオを書き始め、シナリオコンクールに応募し続けて何本か佳作に入選[1]

明治大学文学部卒業[1]1960年日活映画『刑事物語』で脚本家デビュー[1]。『特別機動捜査隊』(NETテレビ東映)からテレビドラマの脚本にも進出する[1]

担当作品[編集]

テレビ作品[編集]

舞台[編集]

  • 『ぎんぎんぎらぎら』(創作集団真心座)
  • 『続・ぎんぎんぎらぎら』(創作集団真心座)※出演 末広透 末広ゆい

漫画原作[編集]

  • 『恐竜傅』(リード社)
  • 『玄海』(秋田書店)
  • 『天保おとこ旅』(リード社)
  • 『徳川吉宗御庭番』(リード社)
  • 『われ奇襲に成功せり』(朝日ソノラマ)
  • 『攻略マレー半島』(朝日ソノラマ)
  • 『血文字の謎』(秋田書店)※大川美千子名義
  • 『死霊のカラス』(秋田書店)※大川美千子名義
  • 『呪いの儀式』(秋田書店)※大川美千子名義
  • 『亡霊のささやき』(秋田書店)※いずみ里織名義
  • 『雀鬼十番勝負』(秋田漫画文庫)

その他[編集]

  • 『日本脚本家連盟スクール』(元シナリオ講師)
  • 『東放学園』(元シナリオ講師)
  • 『音響技術専門学校』(元シナリオ講師)
  • 『総合学園ヒューマンアカデミー』(元シナリオ講師)
  • 『週刊ヤングジャンプ原作大賞』(元審査委員)※集英社
  • 『ビデオ映画・えみちゃんの故郷』(監督・脚本)※主演 橋本甜歌
  • 『ビデオ・バイノーラル学校の怪談シリーズ』(脚本)※出演 井上真央
  • 『寺子屋ゆめ指南』(NHK出版)※小説

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 週刊テレビ番組(東京ポスト)1985年9月13日号「脚本家の横顔」65頁