侵略戦争

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侵略戦争(しんりゃくせんそう)は、侵略の目的で武力を行使して争う戦争。しかし、侵略戦争は学術的な用語としてはありえないという指摘もある[1]

学術的な用語として侵略という言葉はなく[1]、侵略と自衛の線引きは必ずしも明確でない。なぜなら、自国の防衛のためには、他国国家(主権国家)の領土を侵略(但し領土紛争に見られるようにどこまでがどこの国の領土か明確でない例が多く、複数の人種・民族が同居する中国欧州中東アフリカなどの大陸では特にこの傾向が顕著に見られる)するのが最も効果的だからである。また「自衛」戦争という観点からも突き詰めていけば、同じく自衛を主張する他の膨張国家との衝突は免れない。ベトナム戦争などが好例である。さらに分裂国家や既に植民地などとして支配されていて主権が存在しない(不明確でない)地域へ侵攻、あるいは主権国家ではない集団による侵攻行為を侵略と呼ぶかどうか議論があるほか、宗主国が持つ租界植民地などの自国権益地帯が侵されること[2]を侵略と呼ぶべきかどうかなどは当然ながら評価する側の立場や個人の主観、評価する時代の価値観[3]、評価する際に着目する視点などによって異なり一概に言えない。また侵略と呼ばれるものには必ずしも軍事力を行使したケース[4]だけでなく定義も不明瞭である。

したがって現在では、自国領土に限定した武力行為を自衛戦争、他国領土に武力を展開する行為を侵略戦争と呼ぶことが国際的に一般的であるが、国連平和維持活動などをかんがみれば、人道のためならば、後者は侵略とは呼ばれない慣習ができつつある。

[編集] 脚注

  1. ^ a b 別冊正論 Extra.10 (扶桑社ムック)
  2. ^ 例えば義和団事件での外国人租界地帯に対する中国側の攻撃など
  3. ^ 帝国主義時代の常識と21世紀現在の常識は違うし、当時生きた人々にしかわからない。知らない世代にとってはただの妄想でしかない。
  4. ^ 資本や人口などによる掌握(侵略)

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