5番街 (マンハッタン)

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ニューヨーク市内の通り
5番街
Fifth Avenue
総距離 12km
道路の方角 南北
南端 ワシントン・スクエア公園
北端 142丁目
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
5番街を示す街路表示
早朝の5番街で38丁目から南を見る

5番街(ごばんがい、Fifth Avenue)は、アメリカニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタンを南北に縦断する「アヴェニュー」と呼ばれる通り。セントラル・パークを眺望できる高級マンションや歴史的な大邸宅が立ち並び、ニューヨークの裕福さの象徴である。また、特に34丁目と59丁目の間はロンドンオックスフォード通りパリシャンゼリゼ通りミラノモンテナポレオーネ通りと並んで世界最高級の商店街の1つである。

毎年パリ、ロンドンと並んで世界一賃貸価格の高い通りの1つとして格付けされる。「世界一高価な通り」の称号は毎年の通貨変動と地域の経済条件によって変化するものの、1990年代の半ばから数年間、49丁目と57丁目の間の1平方フィートあたりの賃貸価格は世界第2位だった。

グリニッジ・ヴィレッジワシントン・スクエア公園を起点とし、ミッドタウン地区を通過、プラザホテルの建つ59丁目(59th St.)からは、セントラル・パークの東沿いを北上し、ハーレム川に突き当たるハーレム地区134丁目(134th St.)が北端となる。以降の交通はマジソン街橋を通りブロンクス地区に流れる。

全線に渡りほぼ直線で、自動車の交通は北から南へ4-8車線の一方通行である。全長約12kmで、128ブロックに及ぶ。

南から順に、グリニッジ・ヴィレッジチェルシーミッドタウンアッパー・イーストサイドスパニッシュ・ハーレム、ハーレムと呼ばれる地域を通過し、雰囲気や町並みは各所で多様である。

セントラルパークの北端である110丁目(110th St.)以北、ハーレム地区には貧困層も多く、治安も良好とは言い難い。

ミッドタウン以南の5番街は、しばしば各種パレードの会場となる。アッパー・イーストサイドとハーレムの5番街は、ニューヨーク・シティマラソンのコースともなる。

マンハッタンの住所表示は、この通りを境に東西に分けられる。例えば、南北に走る10丁目の通りであれば、5番街より西側は西10丁目、東側は東10丁目と呼ばれ、番地表示は5番街から遠ざかるに連れて数字が大きくなる。まさに、5番街がマンハッタンのメインストリートであることを意味している。

目次

[編集] 周辺

ニューヨークの有名なビルの多くがこの5番街沿いのミッドタウンとアッパー・イースト・サイドに位置し、特にミッドタウンにはエンパイア・ステート・ビルディングニューヨーク公共図書館ロックフェラーセンターセント・パトリック大聖堂などニューヨークを代表する施設が多くある。また、セントラル・パーク東脇を走行する区間のうち82丁目から105丁目の約1マイルの区間は、1980年代から90年代にかけてメトロポリタン美術館ホイットニー美術館グッゲンハイム美術館クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館など9館もの美術館博物館が立地したため「ミュージアム・マイル(Museum Mile)」の愛称で知られる。ミュージアム・マイルは元々20世紀前半に多くの大邸宅が建てられたため「百万長者通り(Millionaire's Row)」として知られ、ニューヨークの裕福層がこぞってセントラル・パークに面するこの通り沿いに転居した。他には103丁目にニューヨーク医学会、98丁目にシナイ山病院が位置している。

34丁目から60丁目にかけては、ティファニーカルティエバーバリーエルメネジルド・ゼニアグッチルイヴィトンシャネルブルックス・ブラザーズプラダエルメスサルヴァトーレ・フェラガモ、ミキモト、ブルガリエミリオ・プッチアルマーニ・エクスチェンジコーチエスカーダクリスチャン・ディオールヴィクトリアズ・シークレットラコステフェンディセフォラベルサーチケネス・コールサックス・フィフス・アベニュー、H.スターン、ハリー・ウィンストンヘンリー・ベンデルエマニュエル・ウンガロ、ピーターフォックス、バナナ・リパブリック、ヒューゴ・ボスバーグドーフ・グッドマンなどの高級小売店が軒を連ねる。

5番街の有名な老舗小売業者は、B.アルトマン・アンド・カンパニー、ボンウィト・テラー、ペック・アンド・ペックなどである。

5番街720番地にはアバクロンビー&フィッチの本店が位置し、東58丁目と東59丁目の間には、FAOシュワルツやアップル社の小売店で約10メートル四方のガラス製の立方体をした建物がある。

[編集] 日本語での呼称について

マンハッタンの街区の多くは、南北に走る通りである「アヴェニュー(Avenue)」と、東西に走る東西方向に走る通りである「ストリート(Street)」 とが、格子状(碁盤の目状)に組み合わされて形成される。日本語では、これらをそれぞれ「-街」、「-丁目」と呼称するのが古くからの慣例となっていた。「5th Avenue」の対訳が「5番街」であるのは、このルールに従っている。

1900年代前半のニューヨークに居住した作家・永井荷風は、著書のなかでこれを「第五大通り」と称している[1]

[編集] 脚注

  1. ^ 永井荷風 『あめりか物語』 1908年刊

[編集] 参考

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