並木通り (広島市)

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並木通り。奥に見える建物は、広島PARCO本館。

並木通り(なみきどおり)は、広島県広島市中区新天地・三川町・袋町にある通りの名称である。通称は「並木」で、アパレル店・カフェなどが多く並んでおり、若者を中心ににぎわっている。

概要[編集]

歴史[編集]

1880年の広島市。広島城の東側外堀からまっすぐ南へ伸びる川が平田屋川。なおこの東側外堀が"八丁堀"の名の由来となった。
  • 並木通りの起源は広島城築城の際に資材運搬のため掘削された、「平田屋川」である。並木通り・地蔵通り - 御幸橋付近までの流れる運河であった。
  • 現在の並木通り付近は船着場であったことから「新船場(しんせんば)」と言われるようになる。
  • 1956年 - 「平田屋川」は埋め立てられ、「新船場(しんせんば)」から「新川場通り(しんせんばどおり)」といわれるようになる。
  • 1976年 - 通りの愛称が「並木通り」になる。これは戦後サワグルミの木が植えられたことに由来する。
  • 1979年7月 - 「広島市新川場商店街振興組合」が設立。
  • かつては旅館が多い裏通りのような雰囲気であったが、次第にアパレル店などが多くなり、また当時のDCブランドブームも後押しして、旅館街からおしゃれな通りへと変わっていった。
  • 1987年12月 - 並木通りの電線が電線類地中化によって、電柱が消え、彫刻モニュメントなどが設置されるなど、現在の形に整備された。
  • 1989年 - 手づくり郷土賞平成元年度(いこいとふれあいの道)受賞
  • 1992年 - 「広島市新川場商店街振興組合」が「並木通り商店街振興組合」に改称する。
  • 1994年4月 - 広島市の再開発事業により、旧キリンビヤホール跡地に広島PARCO(本館)がオープンする。
  • 2005年 - 国土交通省手づくり郷土賞平成17年度大賞受賞
  • 2010年3月21日 - 並木通り周辺で歩行者天国である「まちなかホコテン」が開催される。
  • 2011年3月12日 - 2回目の歩行者天国である「まちなかホコテン2011」が開催される。

地理[編集]

沿線[編集]

交通機関[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]