マーダー・インク

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リーダーのルイス・バカルター(1939年撮影)

マーダー・インク(Murder, Inc.)、または殺人株式会社(Murder Incorporated)とは、1930年代から40年代にかけて暗躍した犯罪組織。主要メンバーの出身地にちなみ、ブラウンズヴィル・ボーイズ(Brownsville Boys)とも呼ばれた。なお、これらの名前は、マスコミが命名したものである。

概要[編集]

1920年代後半にエイブ・レルズシャピロ兄弟に復讐する為に結成した組織が原型である。その後はルイス・バカルターアルバート・アナスタシアの指揮の元で数百人のギャングマフィア幹部らの殺害を実行した。その手口は、銃撃絞殺溺殺刺殺などであった。彼らは、「仕事はあくまでビジネスと割り切る」、「決して民間人を巻き込まない」などの厳しいルールの下で任務を実行したという。犠牲者の中で特に有名なのは、1935年10月24日に殺害されたダッチ・シュルツと4人の部下たちである。

しかし、1940年になって組織の構成員の一人がレルズの名を挙げたことから、逮捕されていたレルズは尋問を受ける。供述と引き換えに減刑される、という司法取引に応じてついにレルズはメンバーの名を次々と挙げた。その後、アルバート・タンネンバウムなどの構成員も組織について供述したことから、バカルター以下大多数の構成員が逮捕され、裁判に掛けられた。そして、後にバカルターら7名が死刑となり、チャールズ・ワークマンらは終身刑などの長期刑の判決を受けた。

レルズはコニーアイランドのホテルで身辺保護を受けていたが、アナスタシアに捜査が及ぼうとしていた矢先の1941年12月12日に謎の転落死を遂げる。アナスタシアの指示による殺害と見られる。

後に、アナスタシアは1957年10月25日に殺害された。

主要メンバー[編集]

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