ボルボ・940

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ボルボ・940
940GLセダン
Volvo 940GL front 20071019.jpg
940GLエステート
Volvo 940GL front 20090120.jpg
製造国 スウェーデンの旗 スウェーデンオランダの旗 オランダ
販売期間  1991年-1998年
設計統括 ボルボ
乗車定員 5名・7名(3rdシート付ワゴン)
ボディタイプ 4dr・5dr ワゴン・セダン
エンジン 2.0L/2.3L 直列4気筒 SOHC/DOHC
変速機 4速 AT 5速 MT
駆動方式 FR
サスペンション 前:マクファーソン・ストラット
後:5リンク・コイル・リジッド
全長 4,850mm
全幅 1,755mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,770mm
車両重量 1,480kg
先代 ボルボ・740
-自動車のスペック表-

ボルボ・9401990年からボルボが製造していた4ドアセダン、及びエステートと呼ばれるステーションワゴンである。740の後継車として開発された。

概要[編集]

740のビッグマイナーチェンジ版として1990年に誕生、1991年モデルから1998年モデルまで生産販売された。

ボディー[編集]

車体は空力の改善とデザインの近代化を目的として、740ターボや760と同じスラントさせたフロントマスクを採用し、セダン系はリヤをハイデッキ化すると同時に開口部をバンパーレベルまで下げ利便性を向上している。ボルボの企業イメージとなっている「安全性」に則り、パッシブセーフティ面では、セダン全席に3点式シートベルトを採用(700系では後席中央は2点式だった)、1992年モデルからSIPSの導入による側面衝突安全性の向上と当時の先進装備であった運転席エアバッグの採用(北米仕様では後に助手席エアバッグも)、1993年からは後席中央部にビルトイン式のチャイルドシートを導入するとともにワゴンモデルにおいても全席に3点式シートベルトを採用するなど、アクティブセーフティ面ではモデル初期よりABSを標準搭載し、後期モデルにおいてはヘッドライトワイパーの標準搭載が行われるなど、モデル途中での仕様変更を受け様々な角度から安全性の向上を図っていった。
サスペンションの基本構成は740からのキャリーオーバーであり、フロントがマクファーソンストラット、リアが5リンクリジットとなっている。

エンジン[編集]

エンジンは仕向地により、直列4気筒2.0~2.3リットルの多種な仕様を搭載する。
直列4気筒SOHCエンジンは2.0リットルのB200型、2.3リットルのB230型、直列4気筒DOHCエンジンは、2.0リットルのB204型、2.3リットルのB234型である。日本仕様は、2.3リットルのB230型、B234型が搭載された。
B230型にはNAとターボがあり、NAのB230Fは130仏馬力、ターボのB230FTは165仏馬力とターボプラスを付加し190仏馬力を発揮する2種類がある。また1996年モデルからはNAに代わり、同じ130仏馬力ながら低圧過給によって低回転域のトルクおよびトルクバンドを補強したライトプレッシャーターボのB230FKが採用されている。
B234型はNAのみでB234Fが150仏馬力、搭載は1991年1992年モデルに限られる。

その他[編集]

6気筒エンジンを搭載する960との相違点は、リアサスペンションが、モデルを通じて5リンクリジッド式であること(960のリアサスペンションはモデル途中でマルチリンク式に改められた)、インパネやドアトリムなどの内装の形状などが挙げられる。最終型では、ポラール、クラシックなどの特別仕様車が追加された。ボルボ初のFF方式を採用した850が誕生した後も人気モデルであったため5年間併売し生産中止した。また生産が中止されて以降も「最後のFRボルボ」として、中古車市場で一定の人気を得た。同様の現象は、メインストリームモデルがFF駆動方式に転換された後のアルファロメオ・75などにも言える。

グレード[編集]

  • 940GL
  • 940GLEP仕様
  • 940ポラール(1996年からロープレッシャーターボ)
  • 940GLターボ
  • 940GLE
  • 940GLE16バルブ
  • 940ターボ

限定モデル[編集]

  • 940GLスペシャル
  • 940GLターボスペシャル
  • 940ターボスペシャル
  • 940GLEスペシャル
  • 940ターボSE
  • 940ポラールSX
  • 940ポラールファミリー
  • 940Tack
  • 940クラシック

関連項目[編集]

外部リンク[編集]