フヨウ属

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フヨウ属
玉取崎ハイビスカス石垣島P1222667.jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: アオイ目 Malvales
: アオイ科 Malvaceae
: フヨウ属 Hibiscus
: 本文参照
英名
Hibiscus

フヨウ属(-ぞく; Hibiscus)はアオイ目アオイ科の植物群。 北半球各地の熱帯亜熱帯、一部の温帯に分布し、原種(野生種)は約250種。1年草、2年草、多年草の草本から、低木、高木まで様々である。その多くは、食用、繊維用、観賞用などとして栽培される。なお、英名 Hibiscus は属名であり、またそこに属する種の総称であるが、日本語「ハイビスカス」はより狭い意味で用いられることが多い[注釈 1]

英語では種によって hibiscusrosemallow などの名が使われるほか、会話などでは、別属タチアオイと区別をせずに hollyhock と呼ぶ場合も多い。

概要[編集]

フヨウ
ムクゲ
ハイビスカス・ティー(乾燥したローゼルの花)

アオイ科の落葉低木で、約200種が知られている。花弁は5枚。花は両性で放射相称を呈する。朝に花が開き、夕方にはしぼんで、次の朝には開くというかたちで開花する。の形は変化に富む。フヨウ属に属する観賞植物フヨウムクゲブッソウゲなどがある。

主な種[編集]

主な種は以下のとおり。

ハワイのハイビスカス[編集]

ハワイ諸島は“ハイビスカス”の改良の中心で、9種の野生種があり、野生種のほかブッソウゲやフウリンブッソウゲなどと導入したハイビスカス類が20世紀初頭から互いに交配され、5,000にのぼるといわれる多数の品種が生まれた[1]。詳細は英語版 Hawaiian hibiscus を参照されたい。

その他[編集]

ハイビスカス・ティー[編集]

アフリカ原産の Hibiscus sabdariffa、すなわちローゼル英語: roselle)は、 花や果実(正確には肥大した)をハーブティー(いわゆるハイビスカス・ティー)に利用する。他のハーブとブレンドされることも多い。ティーは赤く、酸味があり、ビタミンCが豊富であるとされる。

画像[編集]

Hibiscus arnottianus
(ハワイ) 
Hibiscus brackenridgei
(ハワイ) 
Hibiscus cannabinus
ケナフ (アジア) 
Hibiscus clayi
(ハワイ) 
Hibiscus denudatus
(北アメリカ南西部) 
Hibiscus rhodanthus
(アフリカ) 
Hibiscus rosa-sinensis
ブッソウゲ
(東南〜東アジア) 
Hibiscus sabdariffa
ローゼル
(熱帯アジア・アフリカ) 
Hibiscus syriacus
ムクゲ (アジア各地) 
Hibiscus tiliaceus
オオハマボウ (オセアニア、東南アジア) 
Hibiscus trionum
ギンセンカ (地中海沿岸) 
Hibiscus waimeae
(ハワイ) 

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 園芸上でいう「ハイビスカス」は、ブッソウゲのほか数種と、これらの複雑な交配により育成された多数の品種をさしている。松岡(2004)

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 松岡清久 「ハイビスカス」『日本大百科全書』 小学館、小学館〈スーパーニッポニカProfessional Win版〉、2004年2月。ISBN 4099067459
  • 湯浅浩史 「ハイビスカス-文化史」『日本大百科全書』 小学館、小学館〈スーパーニッポニカProfessional Win版〉、2004年2月。ISBN 4099067459