ムクゲ

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?ムクゲ

ムクゲ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: アオイ目 Malvales
: アオイ科 Malvaceae
: フヨウ属 Hibiscus
: ムクゲ H. syriacus
学名
Hibiscus syriacus
L. (1753)
和名
ムクゲ

ムクゲ(槿、木槿、無窮花、Hibiscus syriacus)はアオイ科の落葉低木。日本では夏の御茶事の生け花として飾られたり、庭木として広く栽培されている他、胃腸薬、皮膚炎の薬としても用いられている。大韓民国国花で、しばしば韓国の象徴とされ、国章にも意匠化されている。また、韓国内ではホテルの格付けなどのの代わりにも使用されている。

目次

[編集] 特徴

中国インドともいわれるが原産地は不明。中緯度の世界中の国々で、栽培されている。日本国内では、奈良県熊野川沿いに野性化したムクゲの一部が自生しているとの報告がある。夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。薬用のほか、鑑賞用に多くの品種があり、栽培される。根が横に広がらないため、比較的狭い場所に植えることができる。自然樹形は箒を逆さにしたようになる(下記の樹形の例参照)。刈り込みにも良く耐え、新しい枝が次々と分岐する。そのため、庭の垣根に利用されることもある。

花期は7~10月。栽培されているものは、よく剪定されてしまうため、高さは3~4mくらいのものが多く、灌木であると誤解されるが、放置すると10m以上の樹高になり、桜の木よりすこし小さいくらいの大きさになる。花芽は、その年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。花の大きさは10cm~18cmほどである。白居易(白楽天)の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、一重のもので2~3日。八重の長く咲くもので2週間くらい、一輪の花を楽しめる。中国語で、木槿、舜、蕣、朝槿、朝蕣、朝鮮、ハングルで木槿(モックン)、無窮花(ムグンファ)、日本語では古くは朝顔(あさがお)、後に、木槿花(もくげ)、無窮花(むくげ)であるが、植物学では木槿(むくげ)と当て字をして読むのを和名としている。漢方薬の用語としては木槿花(もくきんか)、木槿皮(もくきんぴ)、槿花(チンファ)、槿皮(チンピ)として、胃腸薬や、水虫など皮膚炎の薬用に広く使われている。

漢文では、帝舜の名前に使われ徳を象徴する花として、儒教や道教であつかわれ、仏教の「一切空」の概念を表すシュニャータ(サンスクリット)の発音を舜若多と漢字で書くことから、仏教の基本原理を象徴する花とも考えられてきた。晩年は龍門(ロイメン)にある香山寺に住み、「香山居士」と号した白楽天の詩の一説は「槿花一日自成栄」槿花は一日で自から栄を成す(仏法があっというまにひろがったことの意)で「槿花一日的栄」槿花一日の栄ではない。

八坂神社の粽(ちまき)の御守りの代用の花、御茶事の花、生け花として、もとは源氏の武士の間で、今では一般に広く栽培されている。松尾芭蕉はアサガオには別の字を使っているので、江戸時代の中頃か、後期に木槿がこの花に使われるようになり、朝顔がつる草の一日花に使われるようになったのであろうと考えられる。

[編集] 園芸品種

ムクゲには多数の園芸品種が存在する。以下は比較的知られた品種名である。日本国外で作出された園芸品種も数多く存在する。

  • 宗旦(そうたん) - 茶花として良く利用される。花は白地に赤である。
  • 日の丸(ひのまる) - 白地に底赤で、一重の大輪。これは宗旦に含められることもある。
  • 白一重(しろひとえ)
  • 大徳寺一重(だいとくじひとえ)
  • 大徳寺花笠(だいとくじはながさ)
  • 赤花笠(あかはながさ)
  • 白花笠(しろはながさ)
  • 角倉花笠(すみのくらはながさ)
  • 光花笠(ひかりはながさ)
  • きじばと
  • 赤祇園守(あかぎおんのまもり)
  • 白祇園守(しろぎおんのまもり)
  • 紫盃(しはい)
  • 大紫盃(だいしはい)
  • 夏空(なつぞら)
  • シングルレッド
  • ブルーバード
  • レインボー
  • ピンク・デライト
  • レッド・ハート

[編集] 生薬

  • 樹皮を乾燥したものは木槿皮(もくきんぴ)、槿皮(チンピ)という生薬である。抗菌作用があり胃腸薬や水虫など皮膚炎の薬に配合される。
  • 花を乾燥したものは木槿花(もくきんか)という生薬である。皮膚炎、炎、下痢止め等に用いる。

[編集] 画像

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

[1] 「もくげ」と「むくげ」

[2] 「もくげ(むくげ)」のそっくりさん 仲間達

[3] 「もくげ(むくげ)」の花の種類

[4] 「もくげ(むくげ)」の栽培

[5] 害虫との戦い方

[6] もくげ(むくげ)の文化