ディルク・ブロッセ

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ディルク・ブロッセDirk Brossé1960年2月18日 - )は、ベルギー指揮者作曲家


来歴[編集]

オースト=フランデレン州ヘントに生まれ、ヘント王立音楽院音楽理論和声法トランペットピアノブリュッセル王立音楽院対位法フーガを学び、その後マーストリヒトウィーンケルンで指揮を学び、ケルン音楽大学ディプロマを取得した。

現在はヘント王立音楽院で作曲と指揮の教授を務める。

指揮者として、ベルギー国内ではフランドル放送管弦楽団ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団ベルギー国立管弦楽団と共演し、国外ではロンドン・フィルハーモニー管弦楽団上海フィルハーモニー管弦楽団シカゴエルジン交響楽団などヨーロッパのみならずアジア、南北アメリカのオーケストラにも招かれている。

ヘントのフランドル国際映画祭のコンサートに出演し、1999年2000年2002年東京国際音楽祭においてスーパー・ワールド・オーケストラの指揮者を務めた。また、1999年と2004年大阪市音楽団の演奏会で自作やベルギーの吹奏楽曲などを指揮している。

作品は管弦楽吹奏楽室内楽歌曲の他、劇音楽ミュージカル映画音楽を手がけている。フランドル政府の委嘱によりサッコ・ヴァンゼッティ事件をテーマにした「サッコとヴァンゼッティ」、エルジェの漫画「タンタンの冒険旅行」に基づく「タンタン 〜太陽の神殿」の2つのミュージカルが特に知られる。また、数々のベルギー映画の音楽にも携わっている。

「サッコとヴァンゼッティ」や、1983年エルサルバドルで化学兵器に関する調査活動中に反体制派ゲリラに殺害された人権活動家マリアネリャ・ガルシア・ビリャスに触発された「オスカー・フォー・アムネスティー」、コソボ紛争を題材にしたクラリネットのための「戦争協奏曲」など、社会的なテーマの作品が注目を集めている。

さらに、フランドル文化大使にも任命されている。

主要作品[編集]

管弦楽曲[編集]

  • 7インチ・フレーム (7 Inch Framed)
  • オスカー・フォー・アムネスティー (Oscar for Amnesty)
  • エル・ゴルペ・ファタル (El Golpe Fatal)
  • クラリネットと管弦楽のための「戦争協奏曲」 (War Concerto for Clarinet and Orchestra)

吹奏楽曲[編集]

  • 祝典のための音楽 (Music for a Celebration)
  • マイルストーン序曲 (Milestone Overture)

その他に上記管弦楽曲の吹奏楽版がある。

映画音楽[編集]

ミュージカル[編集]

  • サッコとヴァンゼッティ (Sacco and Vanzetti)
  • タンタン 〜太陽の神殿 (Tintin - Prisoners of the Sun)

外部リンク[編集]