セイヨウハナズオウ

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セイヨウハナズオウ
Cercis siliquastrum2.jpg
セイヨウハナズオウ(C. siliquastrum
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ綱 Rosidae
: マメ目 Fabales
: ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae
: ハナズオウ属 Cercis
  • セイヨウハナズオウ C. siliquastrum
幹(木肌)
園芸書の挿絵(1891年)
栽培種「アルバ」の白い花

セイヨウハナズオウ西洋花蘇芳、学名:Cercis siliquastrum)は、マメ科ジャケツイバラ亜科落葉灌木で、南欧から西南アジアにかけて自生する。春に濃い桃色の花をたくさんつける。

目次

[編集] 特徴

古株から芽吹くように出た花

高さ12メートル、幅10メートルまで生長する。1年ごとに深い桃色の花をつけ、春遅くに幹でも咲き、茎生花の体をなす。春先に花が咲いてから葉が出る。葉はハート型だが角は鋭くなく、時どき先端に浅い切れ込みが入る。細長く平たい豆果)は、垂直方向にぶら下がる。

[編集] 分類群

セイヨウハナズオウは1753年リンネが初めて類別し、 siliquastrum という特別な形容詞を付けた。この語は、「莢(豆果)」を表すラテン語 siliqua からの派生である。

セイヨウハナズオウの変種亜種に次のようなものがある。

  • var. hebecarpa Bornm.
  • nothosubsp. yaltikirii (Ponert) Govaerts
  • var. siliquastrum

また、次の異名がある。

  • Cercis siliquastrum var. alba Weston
  • Siliquastrum orbicularis Moench

[編集] 分布と生態

西アジアイランイラクイスラエルヨルダンレバノンシリア)や南欧トルコギリシャアルバニアブルガリアユーゴスラビアイタリアフランス)に自生。

雌雄同体虫媒花であり、によって受粉する。

[編集] 植生

セイヨウハナズオウは、肥沃で水捌けのよい、深い土壌を好み、満面の日光か、もしくは部分的な日蔭を好む。日照りにも耐性がある。 栽培品種に次のようなものがある。

  • アルバ 'Alba' - 白花
  • ボドナン 'Bodnant' - 赤紫(桃色と紫の中間色)
  • ルブラ 'Rubra' - 赤紫(桃色と紫の中間色)
葉にたかるキジラミ

ヨコバイカイガラムシアリマキキジラミ(殊にCacopsylla pulchella)といった害虫や、根こぶ病癌腫病バーティシリウム萎凋病などの病気に弱い。

播種挿し木芽接ぎで繁殖する。

魅力的な木目のある硬質の木材が取れる。ベニヤ板に利用され、良いつやが出る。

[編集] 「ユダの木」

セイヨウハナズオウは、キリスト教圏、特に欧米では「ユダの木」(英語: Judas tree, ドイツ語: gewöhnlicher Judasbaum)と俗称されるように、伝統的に、イスカリオテのユダ首吊りに使った樹木であると看做されてきた。このような通念は、フランス語の通称「ユダヤの木(フランス語: arbre de Judée)」からおそらく誤って派生したものであろう(「ユダヤの木」とは、この植物が地中海方面に自生していることに関連した表現である)。

[編集] 参考資料

[編集] 外部リンク

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