シートン動物記 (漫画)

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シートン動物記』(シートンどうぶつき)は白土三平による漫画。『シートン動物記』の漫画化作品。全5話。 全て内山賢次による邦訳本(評論社の『シートン全集』)を原作にしている。 1963年に白土三平はこの作品の第4話までと『サスケ』で第4回講談社児童まんが賞を受賞している。


作品名と初出[編集]

  1. フェニボンクの山猫 : 連載「シートン動物記」第1話「フェニボンクの山ネコ」(『小学六年生1961年6-8月号/小学館
  2. ウォスカと赤頭の子狼 : 連載「シートン動物記」第2話「ウォスカと赤頭の子おおかみ」(『小学六年生』1961年9-12月号/小学館)
  3. スプリングフィールドの狐 : 連載「シートン動物記」第3話「スプリングヒールドのきつね」(『小学六年生』1962年1-3月号/小学館)
  4. ビリー : 貸本「シートン動物記」第2巻(1962年8月発行/東邦図書出版社)
  5. 灰色熊の伝記 : 貸本「灰色熊の伝記」全2巻(1964年1-2月発行/青林堂


シートンの原題と単行本初出[編集]

  1. The Boy and the Lynx : 『動物英雄伝 ( Animal Heroes )』 (1905年
  2. Shishoka / Wosca and her valiant cub : 『歴史に残る動物たち / 狼を中心として ( Great Historic Animals / Mainly About Wolves )』 (1937年
  3. The Springfield Fox : 『私の知る野生動物 ( Wild Animals I Have Known )』 (1898年
  4. Billy, the Dog That Made Good : 『野生動物の生き方 ( Wild Animal Ways )』 (1916年
  5. Wahb : 『灰色熊の伝記 ( The Biography of A Grizzly )』 (1900年


単行本[編集]

  • 1961年-1962年発行 : 貸本「シートン動物記」全2巻(東邦図書出版社) - 第1-4話のみの収録
  • 1964年発行 : 貸本「灰色熊の伝記」全2巻(青林堂) - 第5話のみの収録
  • 1967年発行 : コンパクトコミックス「シートン動物記」全2巻(集英社) - 第3-5話のみの収録
  • 1975年発行 : ホームコミックス「シートン動物記」全2巻(汐文社) - 第3-5話のみの収録
  • 1980年発行 : 旧小学館文庫「シートン動物記」全2巻(小学館) - 全5話収録
  • 1993年-1995年発行 : スペシャルカラーコミックス「定本 シートン動物記」全3巻(小学館) - 全5話収録
  • 1999年発行 : 小学館文庫「シートン動物記」全2巻(小学館) - 全5話収録
  • 2010年発行 : 「完全版 シートン動物記限定版BOX」(小学館クリエイティブ) - 全5話収録


その他[編集]

  • 第1-2話は元原稿紛失のため、1980年1961年の貸本「シートン動物記」第1巻から復刻し、現在に至っている[1]
  • 白土三平作品『死神少年キム』作中にはキャラクターとしてシートンが登場する。
  • 白土三平作品に登場する忍者が使用する「犬万」は、シートンによる著作『歴史に残る動物たち / 狼を中心として ( Great Historic Animals / Mainly About Wolves )』 (1937年)内の記述が元になっている。


脚注・出典[編集]

  1. ^ 呉智英 「男気のある寵児のように」 (『月刊漫画ガロ』1996年3月号/青林堂) P110