シンナムアルデヒド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
シンナムアルデヒド
シンナムアルデヒドの構造式 分子模型
識別情報
CAS登録番号 104-55-2
KEGG C00903
特性
化学式 C9H8O
モル質量 132.16
外観 黄色液体
密度 1.05 (25 ℃)
融点

–7.5

沸点

251

屈折率 (nD) 1.62 (20 ℃)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シンナムアルデヒド (cinnamaldehyde) は示性式 C6H5CH=CH−CHO と表される、芳香族アルデヒドの一種。分子量は 132.16。シナモンの香り成分であり、桂皮油の主成分。シンナムアルデヒドはIUPAC命名法の許容慣用名であるが、系統名では (E)-3-フェニルプロペナールと表される。幾何異性体として他に (Z) 体があるが、天然に産するのは (E) 体のみである。別名としてシンナミルアルデヒド桂皮アルデヒドとも呼ばれる。CAS登録番号は [104-55-2]。

融点 −7.5 ℃、沸点 251 ℃(分解をともなう)の黄色の油状液体で、シナモン特有の香気を持つ。水に難溶で、エタノールジエチルエーテルなどの有機溶媒に易溶。空気中で容易に酸化されてケイヒ酸を生じやすい。

工業的にはベンズアルデヒドアセトアルデヒドアルドール縮合し、脱水することで得られる。香料としての利用価値が大きい他、解熱鎮静、抗菌性などの作用を持つ。

関連項目[編集]