ニッケイ属

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ニッケイ属
Cinnamomum camphora - Köhler–s Medizinal-Pflanzen-181.jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: クスノキ目 Laurales
: クスノキ科 Lauraceae
: ニッケイ属 Cinnamomum Schaeffer

本文参照

ニッケイ属(ニッケイぞく、肉桂属、Cinnamomum)とは、クスノキ科に属する常緑木本から成る。分布は熱帯から亜寒帯までで、およそ300種以上が属する。ニッケイ属に属する木には芳香性の成分を持つものが多く、クスノキからは樟脳シナモン樹皮ニッケイからは香料香辛料として有用な肉桂(シナモン)が採れる。

薬効[編集]

シナニッケイの樹皮は桂皮(けいひ)と呼ばれる生薬であり、日本薬局方にも収録されている。これは、体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用があり、多数の方剤に配合される。若い枝の桂枝(けいし)も桂皮と同様に作用があるが、こちらは日本薬局方には収録されていない。

日本には、ニッケイ(肉桂)が徳之島沖縄島久米島及び石垣島に自生しており[1]、根皮を桂皮の代用として用いる(局方外品扱い)。

桂皮を含む漢方方剤は、十全大補湯八味丸木防已湯など。

桂枝を含む漢方方剤は、葛根湯安中散柴胡桂枝湯など。

主な種[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。」より

参考文献[編集]

  • 日本の野生植物 木本I 出版:平凡社 著者:佐竹義輔 他 ISBN 4-582-53504-6
  • 初島住彦・天野鉄夫 『増補訂正 琉球植物目録』 沖縄生物学会、1994年。