シロイワヤギ

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シロイワヤギ
シロイワヤギ
シロイワヤギ Oreamnos americanus
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ヤギ亜科 Caprinae
: シロイワヤギ属 Oreamnos
Rafinesque, 1817
: シロイワヤギ O. americanus
学名
Oreamnos americanus
(Blainville, 1816)
和名
シロイワヤギ
英名
Mountain goat
Rocky Mountain goat
White goat

シロイワヤギOreamnos americanus)は、哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科シロイワヤギ属に分類される偶蹄類。別名シロカモシカマウンテンゴート。本種のみでシロイワヤギ属を構成する。

分布[編集]

アメリカ合衆国カナダロッキー山脈周辺[1][2]

  • O. a. americanus カスケードシロイワヤギ

アメリカ合衆国(オレゴン州ワシントン州[2]

  • O. a. columbinae コロンビアシロイワヤギ

カナダ(ブリティッシュコロンビア州北部)[2]

  • O. a. kennedyi アラスカシロイワヤギ

アメリカ合衆国(アラスカ州南東部)[2]

  • O. a. missoulae モンタナシロイワヤギ

アメリカ合衆国(アイダホ州モンタナ州[2]

種小名americanusは「アメリカの」の意。

形態[編集]

体長オス140-190センチメートル[2]。肩高オス90-114センチメートル[2]体重オス65-135キログラム[2]。下顎や頸部、肩、腰、臀部、前肢基部の体毛は伸長する[1][2]。全身の毛衣は黄白色[1][2]

角は雌雄共に細く基部からわずかに後方へ向かい、先端が後方へ湾曲する[2]。角の断面は円形[2]。耳介は長く、先端が尖る[2]眼窩はあまり突出しない[2]。吻端の体毛で被われない板状の皮膚(鼻鏡)は小型[2]。四肢は頑丈[1][2]中手骨中足骨は短く幅広い[2]。角の後部に臭腺(後角腺)がある[2]

オスは角先端の湾曲が顕著[2]。乳頭の数は4個[2]

分類[編集]

ヤギ亜科内では原始的な種で[1]シャモア属に近縁と考えられている[2]

  • Oreamnos americanus americanus (Blainville, 1816) カスケードシロイワヤギ
  • Oreamnos americanus columbinae コロンビアシロイワヤギ
  • Oreamnos americanus kennedyi アラスカシロイワヤギ
  • Oreamnos americanus missoulae モンタナシロイワヤギ

生態[編集]

山地に生息し[2]、寒冷地では海岸にも生息する[1]。夏季になると標高の高い場所へ移動する[2]昼行性[2]。ペアもしくは小規模な群れを形成し生活する[2]。争うことは少ないが、冬季になると少ない食物をめぐり激しく争うこともある[1]

食性は植物食で、木の枝、葉、コケ植物地衣類などを食べる[2]

繁殖形態は胎生。妊娠期間は178-180日[1][2]。1回に1-2頭(主に1頭)の幼獣を産む[2]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科4 大型草食獣』、平凡社1986年、145-146、148頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、92-93頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Festa-Bianchet, M. 2008. Oreamnos americanus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.