シャモア

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シャモア
Rupicapra eating.jpg
シャモア Rupicapra rupicapra
保全状況評価
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 LC.svgR. r. asiatica
DATA DEFICIENTIUCN Red List Ver.2.3(1994)R. r. balcanica
R. r. carpatica
R. r. rupicapra
LOWER RISK - Least Concern (IUCN Red List Ver.2.3(1994))
Status iucn2.3 LC.svg
R. r. cartusiana
R. r. tatrica
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.2.3(1994))
Status iucn2.3 CR.svg
R. r. caucasica
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.2.3(1994))
Status iucn2.3 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: 偶蹄目 Artiodactyla
亜目 : 反芻亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ヤギ亜科 Caprinae
: シャモア属 Rupicapra
: シャモア R. rupicapra
学名
Rupicapra rupicapra
Linnaeus, 1758
和名
シャモア
英名
Chamois

シャモアRupicapra rupicapra)は、哺乳綱偶蹄目ウシ科シャモア属に分類される偶蹄類。シャモア属の模式種

分布[編集]

  • R. r. asiatica

トルコ

  • R. r. balcanica

アルバニアギリシアクロアチアスロベニアセルビアブルガリアボスニア・ヘルツェゴビナマケドニア共和国モンテネグロ

  • R. r. carpatica

ルーマニア

  • R. r. cartusiana

フランス

  • R. r. caucasica

アゼルバイジャングルジアロシア

  • R. r. rupicapra

イタリアオーストリアスイスドイツフランス

  • R. r. tatrica

スロバキアポーランド

形態[編集]

体長110-130cm。肩高70-85cm。体重25-62kg。頭部から咽頭部にかけての体毛は白く、眼から側頭部にかけて黒い筋模様が入る。オス、メス共に最大でも20cm程の短く先端が鉤状になる黒く短い角を持つ。

亜種[編集]

  • Rupicapra rupicapra asiatica Lydekker, 1908  Turkish chamois
  • Rupicapra rupicapra balcanica Bolkay, 1925  Balkan chamois
  • Rupicapra rupicapra carpatica Coutourier, 1938  Carpathian chamois
  • Rupicapra rupicapra cartusiana Couturier, 1938  Chartreuse chamois
  • Rupicapra rupicapra caucasica Lydekker, 1910  Caucasian chamois
  • Rupicapra rupicapra rupicapra Linnaeus, 1758  
  • Rupicapra rupicapra tatrica Blahout, 1972  Tatra chamois

生態[編集]

山地の草原森林等に生息する。夏季はメスと幼獣からなる、繁殖期はオスも加わった15-30頭程の中規模な群れを形成し生活する。オスは繁殖期になると木の枝等に臭腺を擦りつけ、縄張りを主張する。

食性は植物食で、、木の、若等を食べる。

繁殖形態は胎生で、1回に1頭の幼獣を産む。

その他[編集]

ドイツ語ではシャモアのことをGämseと呼び、特にオスのことをGämsbockというが、英語ではこの語が間違って当てられ、gemsbokという語はオリックス属レイヨウ一種を意味するようになった。

人間との関係[編集]

開発による生息地の減少や、毛皮や食用の乱獲等により生息数は減少している。

ニュージーランド[編集]

シャモアは、1907年にオーストリア帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世によってニュージーランドに贈られた。初めはクック山に放され、徐々に南島全域に広がっていった。現地ではしばしばChamyと呼ばれる。

ニュージーランドではシャモアの狩りは規制されておらず、ニュージーランド独自の生態系を守る為に、むしろ政府により奨励されている。

ニュージーランドのシャモアはヨーロッパの同年齢のものよりも20%程度体重が少ないが、これは餌が限られているためだと考えられている。しかし、トロフィーのようなその角は世界でも最高級とされる。

利用[編集]

シャモアの肉は味が良いため、ジビエとして人気がある。また背中から首にかけて生えている毛は、アルプス地方の国で伝統的な帽子の飾りに使われている。

参考文献[編集]

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、111頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、102頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]