ザ・ランアウェイ

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ザ・ランアウェイ
ザ・マジック・ナンバーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 ロンドン レッキング・ボール・スタジオ
ジャンル ポップ・ロックインディー・ロック
時間
レーベル ヘヴンリー・レコーディングス
プロデュース ロメオ・ストッダート、ヴァルゲイル・シグルズソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 32位(スウェーデン[2]
  • 46位(イギリス[3]
  • 78位(ベルギー・フランデレン地域[4]
  • 90位(オランダ[5]
  • 94位(アイルランド[6]
  • ザ・マジック・ナンバーズ アルバム 年表
    ゾーズ・ザ・ブロウクス
    (2006年)
    ザ・ランアウェイ
    (2010年)
    Alias
    (2014年)
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    ザ・ランアウェイ[7]』(The Runaway)は、イギリスインディー・ロックバンドザ・マジック・ナンバーズ2010年に発表した、3作目のスタジオ・アルバム

    背景[編集]

    ロメオ・ストッダートは『Varsity』紙のインタビューにおいて、前作『ゾーズ・ザ・ブロウクス』(2006年)から本作まで4年の間隔が空いたことに関して「僕達は4年間もロードに出て、全員がそろそろ休みべきだと感じた。それに、僕達は自分達のスタジオを建設して、ミシェル(・ストッダート)が妊娠したしね」と語っている[8]

    「ア・スタート・ウィズ・ノー・エンディング」、「スローイング・マイ・ハート・アウェイ」、「レストレス・リヴァー」、「アイム・ソーリー」を除く8曲には、ヴァルゲイル・シグルズソンが共同プロデューサーとして参加した[9]。また、前作『ゾーズ・ザ・ブロウクス』に引き続きロバート・カービー英語版がストリングス・アレンジを担当したが[10]、カービーは本作リリース前の2009年10月3日に死去した[11]。収録曲のうち「ハート・ソー・グッド」は、2009年10月よりバンドの公式サイトを通じて無料配信が開始された[12]

    イギリスや日本では、4曲入りライヴEP『Live at Wiltons Music Hall』が追加された2枚組CDのフォーマットで発売されている。

    反響・評価[編集]

    本作は前2作ほどの成功に結びつかず、母国イギリスでは2010年8月7日付の全英アルバムチャートで46位を記録するにとどまった[3]。また、ザ・マジック・ナンバーズの人気が特に高かったスウェーデンでも、トップ60入りは合計4週にとどまり、2010年8月27日付のアルバム・チャートで最高32位となった[2]

    ジョン・オブライエンはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「デビュー当時の持ち味であった、ワクワクするようなウェスト・コースト風ハーモニーや明らかな1960年代及び1970年代からの影響は、なおもはっきり打ち出されているが、今回はヴァルゲイル・シグルズソンやロバート・カービーの助けを得て、より優雅でオーケストラ的なサウンド・プロダクションに包み込まれている」「本作の実験的な特質は、彼らにチャート上の復権をもたらすとは思えないが、彼らの最も完成度の高い作品ということは否定できない」と評している[13]

    収録曲[編集]

    特記なき楽曲はロメオ・ストッダートとミシェル・ストッダートの共作。

    1. ザ・パルス "The Pulse" (Romeo Stodart) – 5:17
    2. ハート・ソー・グッド "Hurt So Good" (R. Stodart) – 4:24
    3. ホワイ・ディッド・ユー・コール? "Why Did You Call?" – 4:34
    4. ワンス・アイ・ハッド "Once I Had" – 4:28
    5. ア・スタート・ウィズ・ノー・エンディング "A Start with No Ending" (R. Stodart) – 3:55
    6. スローイング・マイ・ハート・アウェイ "Throwing My Heart Away" – 4:11
    7. レストレス・リヴァー "Restless River" – 3:07
    8. オンリー・セヴンティーン "Only Seventeen" – 3:36
    9. サウンド・オブ・サムシング "Sound of Something" – 3:19
    10. ザ・ソング・ザット・ノー・ワン・ノウズ "The Song That No One Knows" (R. Stodart) – 4:40
    11. ドリームス・オブ・ア・レヴェレーション "Dreams of a Revelation" – 3:26
    12. アイム・ソーリー "I'm Sorry" – 9:21

    Live at Wiltons Music Hall[編集]

    1. "Hurt So Good" (R. Stodart) – 4:34
    2. "Why Did You Call?" – 3:35
    3. "Dreams of a Revelation" – 5:03
    4. "Restless River" – 5:09

    参加ミュージシャン[編集]

    アディショナル・ミュージシャン

    • ジョージ・アレン - ハモンドオルガン
    • ロバート・カービー - ストリングスアレンジ(on #1, #7, #10, #11)
    • Jules Singleton - ヴァイオリン(on #1, #7, #10, #11)
    • Sally Herbert - ヴァイオリン(on #1, #7, #10, #11)
    • Gini Ball - ヴァイオリン(on #1, #7, #10, #11)
    • Calina De La Mare - ヴァイオリン(on #1, #7, #10, #11)
    • Elspeth Cowey - ヴァイオリン(on #1, #7, #10, #11)
    • Anna Hemery - ヴァイオリン(on #1, #7, #10, #11)
    • Clare Finimore - ヴィオラ(on #1, #7, #10, #11)
    • Claire Orsler - ヴィオラ(on #1, #7, #10, #11)
    • Sophie Harris - チェロ(on #1, #7, #10, #11)
    • Ian Burdge - チェロ(on #1, #7, #10, #11)
    • Liz Bradley - ダブル・ベース
    • サイモン・クラーク - サクソフォーンフルート(on #9, #12)
    • ティム・サンダース - サクソフォーン(on #9, #12)
    • デヴィッド・リデル - トロンボーン(on #9, #12)
    • ポール・スポング - トランペット(on #9, #12)

    脚注[編集]