コードネームはファルコン

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コードネームはファルコン
The Falcon and the Snowman
監督 ジョン・シュレシンジャー
脚本 スティーヴン・ザイリアン
原作 ロバート・リンゼイ
製作 ジョン・シュレシンジャー
ガブリエル・カツカ
製作総指揮 ジョン・デイリー
出演者 ティモシー・ハットン
ショーン・ペン
音楽 ライル・メイズ
パット・メセニー
撮影 アレン・ダヴィオー
編集 リチャード・マーデン
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1985年1月25日
日本の旗 1985年10月20日
上映時間 131分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $7,000,000
興行収入 アメリカ合衆国の旗$17,130,087[1]
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コードネームはファルコン』(原題:The Falcon and the Snowman)は、アメリカ合衆国の作家ロバート・リンゼイの1981年刊行のノンフィクション小説[2]およびこれを原作とした1985年制作のアメリカ合衆国のスパイサスペンス映画ジョン・シュレシンジャー監督。ティモシー・ハットンショーン・ペン出演。

1970年代、アメリカの偵察衛星の情報をソ連側に売った実在の2人のアメリカ人青年、クリストファー・ジョン・ボイスChristopher John Boyce)とアンドリュー・ドールトン・リー(Andrew Daulton Lee)の事件を映画化。

あらすじ[編集]

1973年、クリストファー・ボイスは神学校を退学後、父の紹介で軍需産業の大手であるTRW社に就職、国防総省関係の部署に配属され、全てが最高機密となっている場所にも自由に出入り出来るようになる。

クリストファーはそこでCIAや国防総省の関わったダーティな機密の数々にショックを受け、神学校時代からの親友ドールトン・リーと共にその機密をソ連側に売り渡すが、2人はそこから段々と深みにはまり、破滅の道をたどって行く…。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
テレビ朝日
クリストファー・ボイス“ファルコン” ティモシー・ハットン 堀内賢雄
ドールトン・リー“スノーマン” ショーン・ペン 牛山茂
クリストファーの父 パット・ヒングル 阪脩
クリストファーの母 ジョイス・ヴァン・パタン 斎藤昌
ドールトンの父 リチャード・ダイサート 筈見純
ドールトンの母 プリシラ・ポインター 火野カチコ
ジーン ドリアン・ヘアウッド 増岡弘
ラナ ロリ・シンガー 吉田理保子
アレックス(ソ連大使館員) デヴィッド・スーシェ 城山堅
FBI捜査官 マイケル・アイアンサイド 菅生隆之
その他 藤城裕士
塚田正昭
有馬瑞香
秋元羊介
大木民夫
渡辺美佐
稀代桜子
津田英三
石森達幸
横尾まり
加藤正之
田原アルノ
演出 向山宏志
翻訳 岩佐幸子
効果 リレーション
制作 東北新社
初回放送 1991年11月9日
『ウィークエンドシアター』

評価[編集]

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは22件のレビューで支持率は82%、平均点は7.30/10となった[3]Metacriticでは15件のレビューを基に加重平均値が68/100となった[4]

脚注[編集]

  1. ^ Box Office Mojo
  2. ^ なお、日本で初めて、1981年に単行本が邦訳された際は「スパイ衛星を売れ」という邦題だった。1985年の河出文庫で再刊された際に、『コードネームはファルコン』と改題された。
  3. ^ The Falcon and the Snowman”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月27日閲覧。
  4. ^ The Falcon and the Snowman Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月27日閲覧。

文献・サイト[編集]

原作[編集]

  • ロバート・リンゼー『スパイ衛星を売れ』石丸和人訳 毎日新聞社 1981 『コードネームはファルコン』河出文庫 1985

外部リンク[編集]