エゾハルゼミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

?エゾハルゼミ
分類
動物界 Animalia
節足動物門 Arthropoda
昆虫綱 Insecta
亜綱 有翅昆虫亜綱 Pterygota
カメムシ目(半翅目) Hemiptera
亜目 頚吻亜目 Auchenorrhyncha
上科 セミ上科 Cicadoidea
セミ科 Cicadidae
亜科 セミ亜科 Cicadinae
ホソヒグラシ族 Cicadini
ハルゼミ属 Terpnosia
エゾハルゼミ T. nigricosta
学名
Terpnosia nigricosta
(Motschulsky, 1866)
和名
エゾハルゼミ(蝦夷春蝉)

エゾハルゼミ(蝦夷春蝉)Terpnosia nigricosta は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類されるセミの一種。特徴的な鳴き声を持つ小型のセミで、ブナ林などの落葉広葉樹林に生息する。

体長はオス31-33mm、メス22-24mmほど。体色は全体的に黄褐色だが、頭部・胸部はやや緑色を帯び、黒い線や斑紋の模様がある。同属のハルゼミより色が淡く、ハルゼミというよりむしろヒグラシを小さくしたような外見をしている。

北海道本州四国九州、日本以外では中国にも分布する。北海道以外にもいるので和名「エゾ」に反するが、北方系なのは確かで、西日本の分布は標高の高い山地に限られる。生息南限は鹿児島県宮崎県境の霧島山、鹿児島県の紫尾山とされている。また、西日本の生息地ではコエゾゼミ Tibicen bihamatus と同所的に見られる。

冷涼な地域の、ブナなどで構成された落葉広葉樹林に生息する。成虫はハルゼミより少し遅く、5月下旬から7月にかけて発生する。オスの鳴き声は「ミョーキン・ミョーキン・ケケケケ…」と聞こえる。

広葉樹林の伐採やそれに代わるスギ、ヒノキの植林などで生息域が減少している。特に西日本では少ない生息地がさらに狭まっており、各都府県で独自に作成したレッドデータブックでは絶滅危惧種として記載している所が多い。

目次

[編集] 鳴き声

神奈川県檜洞丸山頂、2007年5月27日 13:30頃に録音)

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク