イチョウ類

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イチョウ科
Ginkgo-trees-Uji-kousakusho 02.JPG
イチョウ
地質時代
ジュラ紀 - 現代
分類
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Pinophyta
亜門 : イチョウ亜門 Ginkgoophytina
: イチョウ綱 Ginkgoopsida
: イチョウ目 Ginkgoales
: イチョウ科 Ginkgoaceae
  • 本文参照
イングランドで発見されたジュラ紀のイチョウの化石

イチョウ類(イチョウるい)は、裸子植物の1グループで、現生種はイチョウ Ginkgo biloba 1種のみである[1]

イチョウ綱に属する植物は、中生代に繁栄し、化石では17属が知られる。新生代第三紀まではヨーロッパから北アメリカにまで分布していたが、現生のものは中国に分布する一種のみである。現生の種子植物の中では、ソテツ類とともに最も原始的な性質を残した植物とされる。雌花(大胞子葉)は栄養葉(普通の葉)に似た形をしており、実際葉にギンナンのついた「お葉つきイチョウ」も見られる[1]

樹木になり、長枝と短枝がある。葉脈は平行脈で二又分枝し、現生種ではそれがほぼ同じ長さで平面に広がるので、全体はきれいな扇型になるが、化石種では葉は切れ込み、バラバラになるものも多い。いずれにせよ主脈と側脈の区別がはっきり存在しないことは、原始的な特徴と考えられる。テローム説によれば、いわゆる大葉類の葉は,二叉分枝した枝が平面的に広がって互いに密着したものに由来すると考えるが、イチョウ類の葉はその原形に近い。

は枝先につき、雌雄異株。雄花は枝先に束になってつき、それぞれは雄しべの並んだ穂のような形。雌花は枝先に二つの胚珠があるだけの構造である。ソテツ類と並び、種子植物でありながら、独立した精子を形成する。精子は胚珠が大きく育ってから、卵細胞のあるくぼみに放出される。

[編集] 進化史

近縁の化石種は古生代から知られ、中生代ジュラ紀の頃には世界的に分布していたことが化石からわかっているが、現在では中国にのみ生き残った、「生きている化石」である。

絶滅したイチョウ科はイチョウを含め17属あったとされる。これらはイチョウを除き、氷河期を迎えたころに絶滅した。

[編集] 分類

裸子植物門の下にイチョウ綱をおくが、分類方法によってはイチョウ植物門として独立させることもある。新エングラー体系では、ソテツ綱の下位にイチョウ目をおいている。

Ginkgoaceae イチョウ科
Baiera バイエラ属
Ginkgo イチョウ属
Ginkgoites ギンコイテス属
Ginkgoïdium ギンコイディウム属
Phoenicpsis
Polyspermophyllum
Rhipidopsis リピドプシス属
Trichopitys トリコピチス属

[編集] 脚注

  1. ^ a b 馬渡峻輔・加藤雅啓・岩槻邦男 『バイオディバーシティ・シリーズ 植物の多様性と系統』 裳華房、1997年10月20日。ISBN 978-4-7853-5825-9
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