アート・オブ・ノイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アート・オブ・ノイズ
Art of Noise
基本情報
出身地 イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル 電子音楽
前衛音楽
ニュー・ウェーヴ
シンセポップ
活動期間 1983年 - 1990年
1998年 - 2000年
レーベル ZTTレコーズ
アイランド・レコーズ
共同作業者 デュアン・エディ
トム・ジョーンズ
ラキム
公式サイト www.theartofnoiseonline.com
メンバー
アン・ダドリー
トレヴァー・ホーン
ポール・モーリー
ロル・クレーム
旧メンバー
J.J.ジェクザリック
ゲーリー・ランガン
著名使用楽器
フェアライトCMI

ジ・アート・オブ・ノイズ (Art of Noise, The Art of Noise) は、前衛的なエレクトロニック・ミュージックのグループ。

経歴[編集]

トレヴァー・ホーンが立ち上げたZTTレコーズのサウンドエンジニアからなる正体不明のユニットとして結成された。ZTTレコーズからチャイナ・レコードへ移籍した際に、アン・ダドリー(キーボード担当)、J.J.ジェクザリック(サンプリング担当)、ゲーリー・ランガン(ミキシング担当)、ポール・モーリーのメンバー名が公表された。[1][2]

アート・オブ・ノイズの原型となった作品に、セックス・ピストルズの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレンのアルバム「Duck Rock」がある。[2](1982年にスクラッチの導入を試みたヒップホップ・トラック「Buffalo Gals」をシングルカットしている。[2])トレヴァー・ホーンがプロデュースし、アン・ダドリーとゲーリー・ランガンが、全トラックの作曲、演奏、ミキシング、プログラミングを担当した。[3]

1983年に発表されたイエスのアルバム「ロンリー・ハート」(原題:「90125」)では、トレヴァー・ホーンがプロデュースに起用され、J.J.ジェクザリックとゲーリー・ランガンの2人が、エンジニアリング、及びキーボード・プログラミングを担当した。また、シングルカットされた「ロンリー・ハート」は、全米チャート(Billboard Hot 100)1位を記録した。[2][4][5]

グループは1983年のミニアルバム制作を経てデビューアルバム「誰がアート・オブ・ノイズを…」を発表。シングルカットされた「Close」は全英チャート8位を記録。その後、チャイナ・レコードへ移籍し、3枚のオリジナルアルバムを発表した。「Peter Gunn」(全英チャート8位)、「Paranoimia」(全英チャート12位)、「Kiss」(全英チャート5位)の3曲は、全英チャート(Music Week)20位内にランクインした。[6]

1999年、アン・ダドリー、トレヴァー・ホーン、ポール・モーリー、ロル・クレームによって再結成され、ZTTレコーズに復帰しアルバム「ドビュッシーの誘惑」を発表している。 [7]

その他[編集]

グループ名は、イタリア未来派の画家・作曲家・楽器発明家 ルイージ・ルッソロの論文「騒音芸術(Art Of Noises)」から。[6]

1986年MTV Video Music Awardsの表彰式にて、ギタリストのデュアン・エディと共に「Peter Gunn」のスタジオライブを行った。来日時の1986年[2]8月6日には、フジテレビの番組「夜のヒットスタジオ」に出演し「Paranoimia」を披露している。(日本青年館にて東京公演が行われた。)また、本国イギリスでは1988年10月27日にBBCの人気テレビ番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」へトム・ジョーンズと共に出演し、プリンスの原曲で知られる「Kiss」のカバーバージョンを披露した。[8]

80年代初頭では珍しかったデジタルシンセサイザーサンプリングという手法を全面的に使用し、今日のアンビエントヒップホップエレクトロニカワールドミュージックなどの要素を含んだ実験的な音楽で衝撃を与えた。初期の作品はフェアライトCMIを使用し、まもなくシンクラヴィアを使用するようになり、スタジオはもちろんライブでも演奏した。

最初のアルバムを聴いた冨田勲は感心し松武秀樹に聞くように薦めたことがある。

作品[編集]

シングル[編集]

  • "Beat Box" (1983)
  • "Moments In Love" (1983) and (1985)
  • "Close (To the Edit)" (1984)
  • "Legs" (1985) - 「Mr.マリックのテーマ」として知られる。[9]
  • "Paranoimia", featuring Max Headroom (1986)
  • "Peter Gunn", featuring Duane Eddy (1986)
  • "Legacy" (1986)
  • "Dragnet" (1987)
  • "Kiss", featuring Tom Jones (1988)
  • "Yebo!", featuring Mahlathini and Mahotella Queens (1989)
  • "Art of Love"
  • "Shades of Paranoimia"
  • "Dreaming in Colour" (1998)
  • "Metaforce", featuring Rakim (1999)

アルバム[編集]

コンピレーション&リミックスアルバム[編集]

  • Daft (1986)
  • Re-works of Art of Noise (1986)
  • The Best of the Art of Noise (1988)
  • The Ambient Collection (1990)
  • The FON Mixes (1991)
  • The Drum and Bass Collection (1996)
  • The Abduction of the Art of Noise (2003)
  • Reconstructed (2004)
  • And What Have You Done with My Body, God? 「神よ、私の身体に何を・・・」(4CD Box Set) (2006)
  • Influence (2CD box set) (2010)

参考文献・脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 「The Best Of The Art Of Noise」Wea Japan. 日本盤ライナーノーツ
  2. ^ a b c d e 「Daft」Wea Japan. 日本盤ライナーノーツ
  3. ^ [1]Discogs Malcolm McLaren - Duck Rock
  4. ^ [2]Discogs Yes - 90125
  5. ^ [3]Billboard Chart Data base Yes - Owner Of A Lonely Heart
  6. ^ a b [4]「The Art of Noise Online」History
  7. ^ [5]Discogs Art Of Noise - The Seduction Of Claude Debussy
  8. ^ [6]Imdb Top of the Pops 1988.10.27
  9. ^ [7]CD Journal「Mr.マリック、自身のテーマ曲をメインしたアルバムを発売に!」