みずほ (巡視船・初代)

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みずほ→ふそう
「ふそう」
基本情報
船種 巡視船 (ヘリコプター2機搭載型)
船籍 日本の旗 日本
運用者  海上保安庁
建造所 三菱重工業長崎造船所
母港 横浜 (第三管区)
名古屋 (第四管区)
舞鶴 (第八管区)
船舶番号 127688
信号符字 JEQE
IMO番号 8602464
改名 ふそう (2019年7月5日以降)
経歴
発注 昭和58年度
起工 1984年8月27日
進水 1985年6月5日
竣工 1986年3月19日
退役 2024年3月15日
要目
総トン数 5,259トン[1]
全長 130 m
15.5 m
詳細な要目表はみずほ型巡視船 (初代)を参照
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みずほ」(Mizuho)は、海上保安庁のヘリコプター2機搭載型巡視船みずほ型巡視船ネームシップにあたり、PLH-21の記号・番号を付されている。配属替えに伴って、2019年には「ふそう」(Fusō)に改名された。

船歴[編集]

1986年3月19日に竣工し、横浜海上保安部第三管区)に配属された。その後、「しきしま」の就役に伴い、1991年12月16日には名古屋海上保安部第四管区)に配属替えとなった。

また2019年7月5日には、新「みずほ」の就役に伴って舞鶴海上保安部第八管区)に配属替えとなり、この際に「ふそう」に改名された。なお旧「みずほ」時代の搭載機はそのまま新「みずほ」に移行したため、「ふそう」は当面は固有の搭載機なしで運用されている[2]

2024年3月15日、解役[3][4]。総航程は地球約41周分[3]

搭載機の変遷[編集]

機種 機番 愛称 配属期間 備考
ベル 212 MH618 シーボーイ1号 1986年03月09日~2015年02月14日 本船への搭載終了とともに解役
MH619 シーボーイ2号 1988年03月09日~2009年02月09日
MH561 2009年02月09日~2014年04月07日
ベル 412 MH714 いせたか1号 2014年02月24日~2019年07月05日 MH618の代替機として本船に配属替え・愛称変更されたもの
新「みずほ」就役に伴って本船より配属替え
MH756 いせたか2号 MH561の代替機として本船に配属替え・愛称変更されたもの
新「みずほ」就役に伴って本船より配属替え

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 海人社 2001.
  2. ^ 「ニュース・フラッシュ」『世界の艦船』第907号、海人社、2019年9月、142頁。 
  3. ^ a b 海上保安庁 [@JCG_koho] (2024年3月15日). "3月15日、舞鶴海上保安部 所属の 巡視船ふそう の解役式を海上保安学校長ほか出席のうえ執り行いました。". X(旧Twitter)より2024年3月16日閲覧
  4. ^ 入札公告 巡視船ふそう装置撤去等作業”. 第八管区海上保安本部. 2024年2月28日閲覧。

参考文献[編集]

  • 海人社(編)「海上保安庁 PLHの全貌」『世界の艦船』第590号、海人社、2001年12月、53-59頁、NAID 40002156202 

関連項目[編集]