高橋幸春
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高橋 幸春(たかはし ゆきはる、1950年6月16日 - )は、日本のノンフィクション作家・小説家。埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業[1]。
大学卒業後、ブラジルへ移住。1975年から3年間、サンパウロで発行されている邦字新聞パウリスタ新聞社(現・ニッケイ新聞社)勤務[2]。1978年に帰国後、高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。2000年から麻野 涼のペンネームで小説も執筆している。
受賞・候補歴
[編集]- 1987年 - 『カリブ海の「楽園」』で第6回潮ノンフィクション賞受賞。
- 1991年 - 『蒼氓の大地』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。
- 2003年 - 『国籍不明』で第6回大藪春彦賞候補。
作品リスト
[編集]ノンフィクション(高橋幸春名義)
[編集]単著
[編集]- 明日香ちゃん美しく―稀少難病と闘う患者たちの記録(1982年7月 桐原書店)
- 翔べ!浩―あるサリドマイド児の青春(1983年12月 桐原書店)
- 流民の大地(1984年7月 桐原書店)
- 明日香ちゃん美しく〈続〉―稀少難病と闘う患者たちの記録(1985年11月 桐原書店)
- カリブ海の「楽園」―ドミニカ移住30年の軌跡(1987年9月 潮出版社)
- 蒼氓の大地(1990年11月 講談社 / 1994年3月 講談社文庫)
- 行こか戻ろか出稼ぎジャポン(1992年12月 講談社)
- 日系ブラジル移民史(1993年10月 三一書房)
- 悔恨の島ミンダナオ(1994年12月 講談社)
- パウラちゃんのニッポン日記(1995年1月 国土社) - 写真:田中和生
- 絶望の移民史―満州へ送られた「被差別部落」の記録(1995年11月 毎日新聞社)
- 車椅子の挑戦者たち―私の夢を生きるために(1996年7月 東林出版社)
- 日系人 その移民の歴史(1997年12月 三一新書)
- 日本一のわたしの母へ 涙でありがとう(1998年3月 東林出版社)
- 日系人の歴史を知ろう(2008年9月 岩波ジュニア新書)
- 透析患者を救う!修復腎移植(2013年10月 彩流社) - 監修:瀬戸内グループ医師団
共著・共編
[編集]- ドミニカ移民は棄民だった―戦後日系移民の軌跡(1993年10月 明石書店) - 共編:今野敏彦
- 愛が引き裂かれたとき―追跡ルポ・結婚差別(1996年10月 解放出版社) - 共著:石飛仁
- 死刑判決は『シルエット・ロマンス』を聴きながら―林眞須美 家族との書簡集(2006年8月 講談社) - 著:林眞須美、共編:長冨俊和
小説(麻野涼名義)
[編集]- 天皇の船(2000年10月 文藝春秋)
- 国籍不明(2003年7月 講談社【上・下】)
- 闇の墓碑銘(2006年5月 徳間書店)
- GENERIC ジェネリック(2007年2月 徳間書店)
- 満州「被差別部落」移民―あの南天の木はまだあるか(2007年12月 彩流社)
- 移民の譜―東京・サンパウロ殺人交点(2008年6月 徳間文庫)
- 誤審(2008年11月 徳間書店)
- 死の臓器(2013年2月 文芸社文庫)
- 死の刻(2013年10月 文芸社文庫)
- 県警出動 (2016年4月 徳間文庫)
映像化作品
[編集]脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 連載小説「移り住みし者たち」麻野涼 ニッケイ新聞、2013