長岡市立図書館
表示
長岡市立図書館 | |
---|---|
施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 長岡市 |
開館 | 1918年(大正7年)6月8日 |
所在地 | 長岡市(8館1室) |
統計情報 | |
蔵書数 | 902,107冊・点[1](2017年時点) |
貸出数 | 1,542,576冊・点[2](2017年) |
年運営費 | 367,098千円[3](2018年) |
条例 | 長岡市立図書館条例 |
公式サイト | https://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/ |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
長岡市立図書館(ながおかしりつとしょかん)は、新潟県長岡市の公立図書館の総称。中央館は長岡市立中央図書館。
概要
[編集]中央館機能をもつ長岡市立中央図書館のほかに、長岡市立互尊文庫、長岡市立西地域図書館、長岡市立南地域図書館、長岡市立北地域図書館、長岡市立中之島地域図書館、長岡市立寺泊地域図書館、長岡市立寺泊地域図書館大河津地区図書室、長岡市立栃尾地域図書館の7館1室の地域館がある。
2014年10月21日、互尊文庫内に所在する長岡市立中央図書館文書資料室は「長岡市災害復興文庫」を公開した。新潟県中越地震(中越大震災)を受けて収集保存した被災歴史資料・災害復興関連資料で構成されている[4]。
かつては公立図書館としては珍しく、OPACにて漢籍の目録データベースを提供していた[5]。
歴史
[編集]- 1918年(大正7年)6月8日 - 大正記念長岡市立互尊文庫が開館[6][7]。
- 1987年(昭和62年)3月6日 - 中央図書館が開館[7]。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 分館7館に指定管理者制度を導入し[7]、互尊文庫・西地域図書館・南地域図書館・北地域図書館は図書館流通センター(TRC)が、中之島地域図書館・寺泊地域図書館・栃尾地域図書館はNKS・TRC共同事業体が指定管理者となった[8]。
- 2023年(令和5年)7月22日 - 分館の互尊文庫が「米百俵プレイス ミライエ長岡」西館に移転[9]。
中央図書館
[編集]長岡市立中央図書館 | |
---|---|
中央図書館(2019年5月撮影) | |
施設情報 | |
建物設計 | 鬼頭梓 |
延床面積 | 5029.87 m2 |
開館 | 1987年(昭和62年)3月6日 |
所在地 |
〒940-0041 新潟県長岡市学校町1丁目2番2号 |
公式サイト | https://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/?page_id=440 |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
長岡市立中央図書館(ながおかしりつちゅうおうとしょかん)は長岡市立図書館の中央館で、1987年(昭和62年)3月6日に開館[10]。新潟大学工学部跡地に整備されたもので、隣接地には同時期に市民文化公園および市民体育館が整備された[11]。
建物は鬼頭梓が設計[12]。鉄骨・鉄筋コンクリート造3階建。延床面積5029.87m2。美術センターを併設し、駐車場台数は263台。長岡駅東口より徒歩約15分の立地で、新潟大学教育学部附属長岡中学校・小学校に隣接する。
2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は475,290冊である[13]。
分館
[編集]- 長岡市立互尊文庫
- 長岡市立互尊文庫は長岡市立図書館の分館である。1915年(大正4年)大正天皇即位の記念として野本恭八郎(互尊翁)の寄付を受け、1918年(大正7年)6月8日に大正記念長岡市立互尊文庫として開館した[14]。1945年(昭和20年)8月1日の長岡空襲で焼失したが、内藤伝吉の寄付を受け、1948年(昭和23年)11月15日に再建され、1967年(昭和42年)10月に改築[7]。1987年の中央図書館完成まで市立図書館の中心的機能を担っていた[15]。
- その後、互尊文庫は2023年(令和5年)7月22日に米百俵プレイスミライエ長岡西館の3階及び5階に移転した[9][16]。
- →詳細は「長岡市立互尊文庫」を参照
- 長岡市立西地域図書館
- 長岡市立西地域図書館は長岡市立図書館の分館である。1995年(平成7年)4月14日に開館した[7]。2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は67,291冊である[13]。
- 長岡市立南地域図書館
- 長岡市立南地域図書館は長岡市立図書館の分館である。1998年(平成10年)4月10日に開館した[7]。2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は73,158冊である[13]。
- 長岡市立北地域図書館
- 長岡市立北地域図書館は長岡市立図書館の分館である。2000年(平成12年)4月21日に開館した[7]。2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は69,529冊である[13]。
- 長岡市立中之島地域図書館
- 長岡市立中之島地域図書館は長岡市立図書館の分館である。1995年(平成7年)に南蒲原郡中之島町に中之島町図書館として開館した[17]。2005年(平成17年)4月1日に中之島町が長岡市へ編入され、長岡市立中之島地域図書館に改称した[7]。中之島文化センターに併設されている。2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は44,795冊である[13]。
- 長岡市立寺泊地域図書館
- 長岡市立寺泊地域図書館は長岡市立図書館の分館である。三島郡寺泊町に公民館図書室として開館した[17]。2006年(平成18年)1月1日に寺泊町が長岡市へ編入され、長岡市立寺泊地域図書館に改称した[7]。2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は34,775冊である[13]。なお分室として大河津地区図書室を有していたが、2023年(令和5年)3月末日で分室は閉室した[18]。
- 長岡市立栃尾地域図書館
- 長岡市立栃尾地域図書館は長岡市立図書館の分館である。栃尾市に公民館図書室として開館した[17]。2006年(平成18年)1月1日に栃尾市が長岡市へ編入され、長岡市立栃尾地域図書館となった[7]。2022年(令和4年)5月1日に栃尾文化センターからトチオーレ内に移転した[19]。学習室を含む414平方メートルを有する[20]。2021年(令和3年)4月1日現在の蔵書数は47,135冊である[13]。
-
長岡市立西地域図書館
-
長岡市立北地域図書館
自動車文庫
[編集]移動型の自動車文庫として米百俵号1号・2号が市内を巡回している[21]。
脚注
[編集]- ^ 長岡市立中央図書館 2018, pp. 28–29.
- ^ 長岡市立中央図書館 2018, pp. 30–31.
- ^ 長岡市立中央図書館 2018, p. 8.
- ^ 長岡市立中央図書館文書資料室. “長岡市災害復興文庫”. 2018年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
- ^ 小島浩之「図書館とOPAC」『漢字文献情報処理研究』第2号、好文出版、2001年10月1日、156-161頁、ISBN 4-87220-051-9、2019年4月14日閲覧。
- ^ 『長岡市史』長岡市、1931年、650-652頁 。
- ^ a b c d e f g h i j 長岡市立中央図書館 2018, p. 5.
- ^ “指定管理者制度導入施設一覧”. 長岡市. 2008年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月14日閲覧。
- ^ a b “「米百俵プレイス ミライエ長岡」オープンから半年 互尊文庫の図書24,000冊の貸し出しを始めます”. 長岡市 (2024年1月23日). 2024年5月15日閲覧。
- ^ 「市立中央図書館開館」(PDF)『ながおか市政だより』第390号、長岡市、1987年2月、2-5頁。
- ^ 「スポーツと文化情報の拠点に~生まれ変わる新大工学部跡地~」(PDF)『ながおか市政だより』第389号、長岡市、1987年1月、2-5頁。
- ^ “鬼頭梓氏死去/建築家”. 四国新聞. (2008年8月21日). オリジナルの2019年4月14日時点におけるアーカイブ。 2019年4月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g “第2 市町村立生涯学習・社会教育施設”. 新潟県. 2024年10月13日閲覧。
- ^ “越後長岡ROOTS400 第10号” (PDF). 長岡開府400年記念事業実行委員会 (2018年12月1日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “互尊文庫、価値ある建造物に選定 長岡で最初の市立図書館”. 新潟日報. (2020年12月24日) - WayBack Machineによるアーカイブ
- ^ “米百俵プレイス導入機能案まとまる”. 新潟建設新聞. (2018年5月9日)
- ^ a b c “新潟県図書館等情報”. 新潟県立図書館. 2005年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月14日閲覧。
- ^ “寺泊地域図書館大河津地区図書室”. 2023年5月7日閲覧。
- ^ “栃尾地域図書館が移転のため休館します。”. 長岡市立図書館. 2024年10月14日閲覧。
- ^ “栃尾地域交流拠点施設(トチオーレ)”. www.city.nagaoka.niigata.jp. 2022年5月27日閲覧。
- ^ 長岡市立中央図書館 2018, pp. 22–26.
参考文献
[編集]- 『平成30年度 図書館の概要』(PDF)長岡市立中央図書館、2018年10月 。