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第2次ジャン=マルク・エロー内閣

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第2次ジャン=マルク・エロー内閣
Gouvernement Jean-Marc Ayrault II
フランス第五共和政 第36代内閣
ジャン=マルク・エロー首相
成立年月日2012年6月18日
終了年月日2014年3月31日
組織
元首フランソワ・オランド
首相ジャン=マルク・エロー
閣僚数38
21(大臣)
17(担当大臣)
更迭された閣僚数
(逝去/辞任/解任)
2
1(大臣)
1(担当大臣)
総閣僚数40
22(大臣)
18(担当大臣)
与党社会党
左翼急進党
ヨーロッパ・エコロジー・緑の党
詳細
成立直前の選挙2012年フランス国民議会選挙
議会任期第14立法期
前内閣第1次ジャン=マルク・エロー内閣
次内閣第1次マニュエル・ヴァルス内閣

第2次ジャン=マルク・エロー内閣(だい2じジャン=マルク・エローないかく、フランス語: Deuxième Gouvernement Jean-Marc Ayrault)は、ジャン=マルク・エロー首相に任命され、2012年6月18日から2014年3月31日まで続いたフランスの内閣である。

概要

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フランス第五共和政下における36代目の内閣であり、フランソワ・オランド大統領政権下における2番目の内閣である。

組閣

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2012年6月17日国民議会選挙の第2回投票が実施され、第1次エロー内閣を構成する左派勢力が勝利を収めたが、翌18日に同内閣は慣例により総辞職した。同日、オランド大統領はジャン=マルク・エロー前首相を首相に再任して新たに組閣を命じ[1]、第2次エロー内閣が成立した。

6月21日、オランド大統領はエロー首相の提案に基づき、首相以外の閣僚を任命した[2]

総辞職

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2014年3月30日の統一地方選挙における社会党の大敗を受け、翌31日に第2次エロー内閣は総辞職した。同日、オランド大統領はマニュエル・ヴァルス前内相を新首相に任命した[3]

構成

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総辞職時点で、第2次エロー内閣はエロー首相と20人の大臣(ministre)ならびに17人の担当大臣(ministre délégué)により構成されていた。

性別

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前内閣に引き続き、ジェンダーに配慮した構成となっており、総辞職時点において、大臣20人中10人、担当大臣17人中8人が女性であった。

2012年6月21日の組閣時点では、エロー首相を除く閣僚は男女19人ずつの同数となっていたが、2013年3月19日ジェローム・カユザック予算担当大臣が辞任したことで、エロー首相を除く閣僚は男性18人、女性19人と女性のほうが多くなっていた。しかし、同年7月2日にデルフィーヌ・バト・エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣が更迭され、後任にフィリップ・マルタンが任命されたことで、エロー首相を除く閣僚は男性19人、女性18人となった。

所属政党

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前内閣に引き続き、社会党を主体とし、左翼急進党およびヨーロッパ・エコロジー・緑の党などが加わった連立内閣である。

先のフィヨン内閣とは異なり、反対勢力からの入閣者はいない。

  • 社会党所属: エロー首相、大臣17人、担当大臣14人
  • 左翼急進党所属: 大臣2人、担当大臣1人
  • ヨーロッパ・エコロジー・緑の党所属: 大臣1人、担当大臣1人
  • 左翼諸派所属: 担当大臣1人

出身分野

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  • 国民議会議員: エロー首相、大臣13人、担当大臣10人
    • うち大臣2人、担当大臣3人は前回選挙で初当選
  • 元老院議員: 大臣1人、担当大臣3人
  • 欧州議会議員: 大臣1人、担当大臣1人
  • 地域圏議会議長: 大臣2人
  • 議会議長: 大臣2人
  • 長: エロー首相、大臣3人、担当大臣5人
  • 副市長: 大臣3人、担当大臣1人
  • コミューン間協力公施設法人議長: エロー首相、大臣4人、担当大臣4人
  • コミューン間協力公施設法人副議長: 大臣3人、担当大臣2人
  • 民間: 担当大臣1人

年齢

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いずれも組閣時点。

閣僚

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  • 職名の日本語表記は在日フランス大使館の訳による。
  • 首相は2012年6月18日任命。その他の閣僚は特記のない限り同年6月21日任命。

所属政党:       社会党       左翼急進党       ヨーロッパ・エコロジー・緑の党       左翼諸派

首相

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職名 氏名 所属政党
首相 ジャン=マルク・エロー
Jean-Marc Ayrault
社会党

大臣

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職名 氏名 所属政党 備考
外務大臣 ローラン・ファビウス
Laurent Fabius
社会党
国民教育大臣 ヴァンサン・ペイヨン
Vincent Peillon
社会党
国璽尚書
司法大臣
クリスチャーヌ・トビラ
Christiane Taubira
左翼急進党
ワルワリ
経済・財務大臣 ピエール・モスコヴィシフランス語版
Pierre Moscovici
社会党
厚生大臣 マリソル・トゥーレーヌフランス語版
Marisol Touraine
社会党
地域間平等・住宅大臣 セシル・デュフロ
Cécile Duflot
ヨーロッパ・エコロジー・緑の党
内務大臣 マニュエル・ヴァルス
Manuel Valls
社会党
貿易大臣 ニコル・ブリックフランス語版
Nicole Bricq
社会党
生産再建大臣 アルノー・モントブールフランス語版
Arnaud Montebourg
社会党
エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣 デルフィーヌ・バトフランス語版
Delphine Batho
社会党 2013年7月2日罷免[4]
フィリップ・マルタンフランス語版
Philippe Martin
社会党 2013年7月2日任命[4]
労働・雇用・職業教育・労使対話大臣 ミシェル・サパンフランス語版
Michel Sapin
社会党
国防大臣 ジャン=イヴ・ル・ドリアン
Jean-Yves Le Drian
社会党
文化・通信大臣 オレリー・フィリペティ
Aurélie Filippetti
社会党
高等教育・研究大臣 ジュヌヴィエーヴ・フィオラゾフランス語版
Geneviève Fioraso
社会党
女性権利大臣
政府報道官
ナジャット・ヴァロー=ベルカセム
Najat Vallaud-Belkacem
社会党
農業・農産食品業・林業大臣 ステファヌ・ル・フォルフランス語版
Stéphane Le Foll
社会党
国家改革・地方分権・公務員大臣 マリリーズ・ルブランシュフランス語版
Marylise Lebranchu
社会党
海外県・海外領土大臣 ヴィクトラン・リュレルフランス語版
Victorin Lurel
社会党
手工業・商業・観光大臣 シルヴィア・ピネルフランス語版
Sylvia Pinel
左翼急進党
スポーツ・青少年・社会教育・市民活動大臣 ヴァレリー・フールネロンフランス語版
Valérie Fourneyron
社会党

担当大臣

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職名 氏名 所属政党 備考
経済・財務大臣付
予算担当大臣
ジェローム・カユザックフランス語版
Jérôme Cahuzac
社会党 2013年3月19日辞任[5]
ベルナール・カズヌーヴ
Bernard Cazeneuve
社会党 2013年3月19日任命[5]
国民教育大臣付
教育成功担当大臣
ジョルジュ・ポー=ランジュヴァンフランス語版
George Pau-Langevin
社会党
首相付
国会関係担当大臣
アラン・ヴィダリスフランス語版
Alain Vidalies
社会党
地域間平等・住宅大臣付
都市担当大臣
フランソワ・ラミフランス語版
François Lamy
社会党
外務大臣付
ヨーロッパ問題担当大臣
ベルナール・カズヌーヴ
Bernard Cazeneuve
社会党 予算担当大臣への就任に伴い、
2013年3月19日退任
ティエリー・ルパンタンフランス語版
Thierry Repentin
社会党 2013年3月19日任命[5]
厚生大臣付
高齢者・自立担当大臣
ミシェル・ドロネフランス語版
Michèle Delaunay
社会党
経済・財務大臣付
社会的・連帯経済・消費担当大臣
ブノワ・アモン
Benoît Hamon
社会党
厚生大臣付
家族担当大臣
ドミニック・ベルティノティフランス語版
Dominique Bertinotti
社会党
厚生大臣付
障害者・疎外防止対策担当大臣
マリー=アルレット・カルロティフランス語版
Marie-Arlette Carlotti
社会党
外務大臣付
開発担当大臣
パスカル・カンファン
Pascal Canfin
ヨーロッパ・エコロジー・緑の党
労働・雇用・職業教育・労使対話大臣付
職業教育・職業訓練担当大臣
ティエリー・ルパンタンフランス語版
Thierry Repentin
社会党 ヨーロッパ問題担当大臣への就任に伴い、
2013年3月19日退任[5]
外務大臣付
フランコフォニー担当大臣
ヤミナ・ベンギギフランス語版
Yamina Benguigui
左翼諸派
エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣付
運輸・海洋・漁業担当大臣
フレデリック・キュヴィエフランス語版
Frédéric Cuvillier
社会党
生産再建大臣付
中小企業・イノベーション・デジタル経済担当大臣
フルール・ペルラン
Fleur Pellerin
社会党
国防大臣付
退役軍人担当大臣
カデル・アリフフランス語版
Kader Arif
社会党
国家改革・地方分権・公務員大臣付
地方分権担当大臣
アンヌ=マリー・エスコフィエフランス語版
Anne-Marie Escoffier
左翼急進党
農業・農産食品業・林業大臣付
農産食品業担当大臣
ギヨーム・ガロフランス語版
Guillaume Garot
社会党
外務大臣付
在外フランス人担当大臣
エレーヌ・コンウェイ=ムレフランス語版
Hélène Conway-Mouret
社会党

第1次エロー内閣との比較

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  • 役職の分割
    • 経済・財務・貿易大臣を経済・財務大臣と貿易大臣に分割
    • 在外フランス人・フランコフォニー担当大臣をフランコフォニー担当大臣と在外フランス人担当大臣に分割
  • 役職の強化・再定義
    • 農業・農産物食品業大臣を農業・農産食品業・林業大臣に変更
    • 社会的・連帯経済担当大臣を社会的・連帯経済・消費担当大臣に変更
    • 障害者担当大臣を障害者・疎外防止対策担当大臣に変更
    • 運輸・海運経済担当大臣を運輸・海洋・漁業担当大臣に変更
    • 高齢者・要介護者担当大臣を高齢者・自立担当大臣に変更
  • 地位の変更
    • 生産再建大臣付手工業・商業・観光担当大臣を手工業・商業・観光大臣に変更
  • 担当大臣の新設
    • 地方分権担当大臣の新設
    • 農産食品業担当大臣の新設
  • 担当大臣の廃止
    • 国璽尚書、司法大臣付副大臣の廃止
  • 大臣の交代
    • エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣がニコル・ブリックからデルフィーヌ・バトに交代

脚注

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  1. ^ 内閣総辞職、ジャン=マルク・エロー首相再任”. 在日フランス大使館. 2013年4月3日閲覧。
  2. ^ エロー新内閣発足”. 在日フランス大使館. 2013年4月3日閲覧。
  3. ^ “フランス地方選惨敗でエロー首相辞任、新首相にバルス内相”. ロイター (ロイター). (2014年4月1日). https://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYEA2U07J20140331 2014年4月1日閲覧。 
  4. ^ a b Décret du 2 juillet 2013 relatif à la composition du Gouvernement”. Légifrance. 2013年9月6日閲覧。
  5. ^ a b c d Décret du 19 mars 2013 relatif à la composition du Gouvernement”. Légifrance. 2013年9月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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