「バスケットボール日本リーグ」の版間の差分
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2013年5月18日 (土) 06:25時点における版
バスケットボール日本リーグは、かつて存在した社会人バスケットボールリーグである。
歴史
バスケットボール日本リーグは、1967年に日本バスケットボール協会・日本実業団バスケットボール連盟主催のリーグとして始まる。第1回日本リーグには第22回全日本実業団選手権大会のベスト8であった、男子は日本鋼管・日本鉱業・三井生命・大和証券・住友金属・松下電器・東京海上・八幡製鉄、女子は日本勧業銀行・三井生命・日本通運・日本興業銀行・東京芝浦電気・ニチボー平野・日本レイヨン・三菱電機名古屋が参加した。
2部相当の全国実業団リーグを日本実業団連盟により開催し、1978年には実業団リーグを吸収して2部制に移行する。1988年からは、1部を2ディビジョン(クーガー・タイガー 女子もアンドロメダ・カシオペアの2ブロック制を敷いた)に分けた。
1995年、「バスケットボール日本リーグ機構」を発足。1996年のリーグ発足30周年を迎えるに当たり機構へ主催統括を移す。
1998年、女子のリーグ戦をバスケットボール女子日本リーグ機構に移管。
2001年よりこれまでの1部リーグを「スーパーリーグ」に名称変更。2000年には「プレスーパーリーグ」として行われ、「日本リーグ」はスーパーリーグの下部リーグとなった。
2007年からの日本バスケットボールリーグ(新JBL)発足に伴い、旧JBLによる日本リーグは2006-07シーズンが最後となったが、新JBLの下部となる日本バスケットボールリーグ2部機構(JBL2)が引き継いで行われている。「日本リーグ」の呼称は新JBLすなわち再び1部リーグで使用される。
概要
試合は主に土日祝日に全国各地で行われる。
1967年〜1969年
1回戦総当りのリーグ戦。
1970年〜1981年、1983年〜1987年
2回戦総当りのリーグ戦。
1982年
3回戦総当りのリーグ戦。
1988年〜2000年
2ディビジョン時代のディビジョン分けは抽選により決めており、各ディビジョン上位4チームがプレーオフに進出していた。入れ替え戦は1部下位2チームと2部上位2チーム、2部下位2チームと全日本実業団大会上位2チームにより3戦2勝方式で行われた。
機構化後はJBLフランチャイズ(旧重要拠点)を開始するとともに、「FRIDAY FUNKY NIGHT GAME」と題して金曜日の夜に国立代々木競技場第二体育館で1試合組まれていた。1996年と1997年には開幕に先立ち1・2部全チーム参加によるJBLトーナメントも開催された。
2000年〜2007年
スーパーリーグ発足後は6チームで11月から翌年3月まで4回戦総当りのリーグ戦を行い、レギュラーシーズンの上位4チームによるプレーオフ(トーナメント戦)を行って優勝を決定する。
成績によるスーパーリーグとの入れ替えは行われておらず、リーグ脱退による欠員が出た場合にのみ上位チームが昇格という形式を採っていた。一方、実業団連盟との入れ替え戦は推薦チームがあった場合に限り行われていたが、2002年は推薦がなく中止になり以降は行われず。
参加チーム(カッコ内は本拠地)
旧1部リーグに所属したチーム
スーパーリーグに参加したチームはJBLスーパーリーグを参照。なお、日立本社と日立大阪は合併により日立サンロッカーズとしてスーパーリーグに参加。
- 住友金属スパークス
- NKKシーホークス
- 新日本製鐵スパーレッツ
- 熊谷組ブルーインズ
- ジャパンエナジーグリフィンズ
- 三井生命ミックス→三井生命ファルコンズ
- デンソーホワイトウルブズ→デンソーフープギャング
- 愛知機械レッドウルブズ
- 丸紅トレーダーズ
- 日立本社ライジングサン
- 日立大阪ヘリオス(大阪府)
- 大和証券ホットブリザーズ→大和証券グループ本社ホットブリザーズ
- マツダオート東京ブロンコス→アンフィニ東京ブロンコス→所沢ブロンコス→さいたまブロンコス(埼玉県 1997年休部、1999-2000〜2004-05は2部→日本リーグに所属)
- 東京海上ビッグブルー→東京海上日動ビッグブルー(東京都)
実業団リーグ→旧2部→日本リーグ所属
- 大日本印刷イーグルス(1999-2000)
- 日立電線ブルドッグス(茨城県)
- 豊田通商ファイティングイーグルス(愛知県)
- 北陸電力ブルースパークス→石川ブルースパークス(石川県)
- ニデックブルーダックス(愛知県 2000-01〜2003-04)
- 大塚商会アルファーズ(東京都 2004-05より)
- 千葉ピアスアローバジャーズ(千葉県 2005-06〜)
- 黒田電気ブリット・スピリッツ(東京都 2006-07)
- 豊田合成スコーピオンズ(愛知県 2006-07)
歴代優勝チーム
スーパーリーグ移行前
この節の加筆が望まれています。 |
回 | 年度 | 実業団リーグ | |||
---|---|---|---|---|---|
優勝 | 準優勝 | MVP | |||
1 | 1967年 | 松下電器 | 日本鋼管 | ||
2 | 1968年 | 日本鋼管 | 日本鉱業 | ||
3 | 1969年 | 日本鋼管 | 住友金属 | ||
4 | 1970年 | 日本鋼管 | 日本鉱業 | 谷口正朋 | |
回 | 年度 | 日本リーグ | 実業団リーグ | ||
優勝 | 準優勝 | MVP | 優勝 | ||
5 | 1971年 | 日本鋼管 | 日本鉱業 | 谷口正朋 | 三井生命 |
6 | 1972年 | 日本鉱業 | 住友金属 | 阿部成章 | 熊谷組 |
7 | 1973年 | 住友金属 | 日本鉱業 | 横山邦彦 | 三井生命 |
8 | 1974年 | 住友金属 | 松下電器 | 森哲 | 熊谷組 |
9 | 1975年 | 松下電器 | 住友金属 | ジェローム・フリーマン | 大和証券 |
10 | 1976年 | 松下電器 | 日本鋼管 | ジェローム・フリーマン | 東芝 |
11 | 1977年 | 住友金属 | 日本鋼管 | 森哲 | 三井生命 |
回 | 年度 | 1部 | 2部 | ||
優勝 | 準優勝 | MVP | 優勝 | ||
12 | 1978年 | 日本鋼管 | 日本鉱業 | 北原憲彦 | 三井生命 |
13 | 1979年 | 松下電器 | 住友金属 | ラリー・ジョンソン | 新日鐵 |
14 | 1980年 | 松下電器 | 日本鋼管 | ラリー・ジョンソン | 新日鐵 |
15 | 1981年 | 松下電器 | 日本鋼管 | ラリー・ジョンソン | 新日鐵 |
16 | 1982年 | 住友金属 | 松下電器 | 岡山恭崇 | 東芝 |
17 | 1983年 | 松下電器 | 住友金属 | ラリー・ジョンソン | 秋田いすゞ |
18 | 1984-85年 | 松下電器 | 住友金属 | 三神雅明 | 三菱電機 |
19 | 1985-86年 | 松下電器 | 住友金属 | ラリー・ジョンソン | 三井生命 |
20 | 1986-87年 | 松下電器 | 三菱電機 | 中島康行 | 日本鉱業 |
21 | 1987-88年 | 松下電器 | 三菱電機 | 三神雅明 | 熊谷組 |
22 | 1988-89年 | いすゞ自動車 | 松下電器 | テッド・ヤング | アイシン精機 |
23 | 1989-90年 | 松下電器 | 三菱電機 | クレアランス・マーチン | 豊田通商 |
24 | 1990-91年 | 熊谷組 | 松下電器 | 外山英明 | 丸紅 |
25 | 1991-92年 | NKK | 松下電器 | 陸川章 | 大和証券 |
26 | 1992-93年 | 熊谷組 | NKK | モーゼス・スカーリー | 丸紅 |
27 | 1993-94年 | NKK | 熊谷組 | エリック・マッカーサー | 大和証券 |
28 | 1994-95年 | 松下電器 | ジャパンエナジー | 長谷川誠 | 丸紅 |
29 | 1995-96年 | いすゞ自動車ギガキャッツ | NKK | 佐古賢一 | 丸紅 |
30 | 1996-97年 | いすゞ自動車ギガキャッツ | トヨタ自動車ペイサーズ | 佐古賢一 | ゼクセルブルーウィンズ |
31 | 1997-98年 | いすゞ自動車ギガキャッツ | 東芝レッドサンダース | 高橋マイケル | 日立大阪 |
32 | 1998-99年 | いすゞ自動車ギガキャッツ | 東芝レッドサンダース | ルシアス・デービス | 愛知機械 |
33 | 1999-2000年 | 東芝レッドサンダース | いすゞ自動車ギガキャッツ | 北卓也 | オーエスジーフェニックス |
スーパーリーグ移行後
回 | 年度 | 優勝 |
---|---|---|
34 | 2000-01年 | 新潟アルビレックス |
35 | 2001-02年 | 新潟アルビレックス |
36 | 2002-03年 | さいたまブロンコス |
37 | 2003-04年 | さいたまブロンコス |
38 | 2004-05年 | 豊田通商ファイティングイーグルス |
39 | 2005-06年 | 千葉ピアスアローバジャーズ |
40 | 2006-07年 | 千葉ピアスアローバジャーズ |
表彰
- MVP(第4回より)
- ベスト5
- 特別賞・敢闘賞(第4回より)
- 新人王(第4回より)
- MIP(第29・30回のみ)
- ベストシックスマン(第29・30回のみ)
- 得点王(第2回より)
- スリーポイント賞(第22回より)
- フリースロー賞(第13回より)
- リバウンド賞(第13回より)
- アシスト賞(第22回より)
- ブロックショット賞(第26回より)
- ベストディフェンス賞(第26〜30回)
- スティール賞(第29回より)
- フィールドゴール成功率(第29回より)
- コーチオブザイヤー(第29回より)