「FreeCAD」の版間の差分

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建築船舶工学、その他の専門技術までも包含して・・・
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'''FreeCAD'''は、汎用の[[3次元|3D]] [[CAD]] [[モデラー]]である。[[フリーソフト]](GPL & LGPLライセンス)である。
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FreeCADは、まさに機械技術者やプロダクトデザイン向けであるが、建築や他の工学専門といったエンジニアリング全般の幅広い分野に適応する。
FreeCADは、まさに機械技術者やプロダクトデザイン向けであるが、[[建築学|建築]][[船舶工学]]、その他の専門技術までも包含して[[工学]]全般の幅広い分野に適応する。
FreeCADは、現在、開発途中で[[ベータ版]]の段階にある。
FreeCADは、現在、開発途中で[[ベータ版]]の段階にある。
[[File:Bearing freecad.png|thumb|left| 3D model of a ball bearing in FreeCAD 0.10.]]
[[File:Bearing freecad.png|thumb|left| FreeCAD 0.10におけるボールベアリングの3Dモデル]]
FreeCADは、[[CATIA]]、Creo、[[Autodesk Inventor]]、[[SolidWorks]] や[[Solid Edge]]に似たようなツールを備えており、それ故、また{{Abbr|MCAD|Machine computer aided design}}、[[製品ライフサイクル管理|PLM]]、{{仮リンク|コンピュータ支援|en|Computer-aided|label=CAx}}と[[CAE]]のカテゴリに分類される。
FreeCADは、[[CATIA]]、Creo、[[Autodesk Inventor]]、[[SolidWorks]] や[[Solid Edge]]に似たようなツールを備えており、それ故、また{{Abbr|MCAD|Machine computer aided design}}、[[製品ライフサイクル管理|PLM]]、{{仮リンク|コンピュータ支援|en|Computer-aided|label=CAx}}と[[CAE]]のカテゴリに分類される。
これは、コアシステムを変更せずに追加機能を容易に提供する[[モジュール|モジュラソフトウェア]]・[[コンピュータ・アーキテクチャ|アーキテクチャ]]を持ったフィーチャーベースパラメトリックモデラー([[ソリッドモデリング]]のモデラー)であることを意図している。
これは、コアシステムを変更せずに追加機能を容易に提供する[[モジュール|モジュラソフトウェア]]・[[コンピュータ・アーキテクチャ|アーキテクチャ]]を持ったフィーチャーベースパラメトリックモデラー([[ソリッドモデリング]]のモデラー)であることを意図している。

2012年12月8日 (土) 22:44時点における版

FreeCAD
FreeCad 0.10 スクリーンショット
作者 Juergen Riegel, Werner Mayer
初版 2002年10月29日 (2002-10-29)
最新版
0.12 / 2011年12月20日 (12年前) (2011-12-20)
最新評価版
0.13
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++ · Python · FORTRAN
使用エンジン Open CASCADE英語版
Coin3D英語版
Open Dynamics Engine
対応OS LinuxWindows
プラットフォーム クロスプラットフォーム
対応言語 英語 · フランス語 · ドイツ語 · ほか全23ヶ国語。
サポート状況 開発中
種別 三次元CADソフト
ライセンス GPL / LGPL
公式サイト free-cad.sourceforge.net
テンプレートを表示

FreeCADは、汎用の3D CAD モデラーである。フリーソフト(GPL & LGPLライセンス)である。 FreeCADは、まさに機械技術者やプロダクトデザイン向けであるが、建築船舶工学、その他の専門技術までも包含して工学全般の幅広い分野に適応する。 FreeCADは、現在、開発途中でベータ版の段階にある。

FreeCAD 0.10におけるボールベアリングの3Dモデル

FreeCADは、CATIA、Creo、Autodesk InventorSolidWorksSolid Edgeに似たようなツールを備えており、それ故、またMCADPLMCAx英語版CAEのカテゴリに分類される。 これは、コアシステムを変更せずに追加機能を容易に提供するモジュラソフトウェアアーキテクチャを持ったフィーチャーベースパラメトリックモデラー(ソリッドモデリングのモデラー)であることを意図している。

多くの現代の3D CADモデラーと同様に、それには2次元製作図面英語版を作成するための3Dモデルからデザインの詳細を抽出するための2Dコンポーネントを持っていませんが、(AutoCAD LTのような)直接の2D 図面には、フォーカスとしていなし、(Blenderなどの3DCGソフトウェアに見られるような)アニメーションや、(Maya3ds MaxまたはCinema 4Dのような)有機的な形状をもフォーカスとしていない。しかしながら、その広い適応性のおかげで、FreeCADは、その現在のフォーカスよりはるかに広い領域で有用になるかもしれない。

FreeCADは、科学技術計算分野から他のオープンソースライブラリを利用することを意図している。それらの中には、(強力なCADカーネルである)Open CASCADE英語版Coin3D英語版Open Inventorのクーロン)、Qt GUI Frameworkや、人気があるスクリプト言語Pythonなどがある。またFreeCAD自体が、他のプログラムによりライブラリとして使われることもある。

建設・土木(AEC)セクターにFreeCADを取り込み、BIM機能をArchモジュールに加える動きがあり[1]IFCファイルからインポートする部分的なサポートもある[2]

関連項目

脚注

  1. ^ Arch Module”. FreeCAD wiki. 2012年5月12日閲覧。
  2. ^ Arch IFC”. FreeCAD wiki. 2012年5月12日閲覧。

外部リンク